今週の名言・一言・つぶやき
「 願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ(西行:僧侶、歌人。1190/2/16没-新暦では3月)」

西行は、望んだ歌のとおり河内の弘川寺(大阪府河南町)で桜を見ながら静かに息を引きとったという。飛騨の桜は、散り始めた場所もあるが、今まさに春爛漫だ、散歩途中花から花へとミツバチたちが密を求めて飛び交う景色に出会うようになった。ところで、養蜂業者によれば、「ミツバチの行動範囲は2~4㎞、あれが人間なら、50~60代の女性がスイカを2玉両脇に抱えて駆け回っているようなもの」だとか。

今週の名言・一言・つぶやき
「お前はお前で丁度よい 顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい(藤場美津路:石川県常讃寺坊守-『丁度よい』の詩の一部から)」

名字ランキングの1位は佐藤、2位鈴木、3位田中だが、約500年後、日本人は全員「佐藤」姓になるという。東北大の吉田浩教授によれば、結婚時に夫婦どちらかの姓を選ぶ現行制度を続けると、2531年に日本人の姓がみんな「佐藤」になる可能性があるという。姓という字は「女から生まれる」と書くが、一人っ子同士が結婚すればどちらかの姓が無くなる現行制度。しかし、選択的夫婦別姓を導入しても3010年には「佐藤」なるとも。

今週の名言・一言・つぶやき
「ことばだけ立派な者は敵である。(”釈尊”または”お釈迦様”)」

【お寺の掲示板大賞2023大賞作品】 お釈迦様(釈尊)は「ことば」だけでなく、「行動」が伴わなければならないと戒めておられます。裏金問題で総理は、「深刻な政治不信を引き起こす結果となったことについては、党総裁として、心からおわびを申し上げる」と改めて陳謝した。が、具体的対策の言葉は聞こえなかった

今週の名言・一言・つぶやき
「(昭和の大横綱・大鵬が持つ新入幕の連勝記録の11連勝に並んだ時のコメント)うれしいけど、記録よりも記憶に残る力士になりたい(尊富士:相撲力士)」

そして、新入幕優勝は、1914年(大正3年)以来、110年ぶりの大快挙。大銀杏が結えない“ちょん髷”優勝は史上初。殊勲、敢闘、技能の三賞総なめのおまけまでつきだった。「昭和のお相撲さんはケガをしても出ていた。靭帯損傷ぐらいは大したことはない。土俵に上がれば、スポーツというより男の勝負。土俵に上がれば、何かが生まれる。ケガを忘れて土俵に上がりました」と。優勝インタビューで「相撲は好きじゃないが、応援してくれる人のために続けられる。それが幸せ」とも。24歳の若武者は、男の勝負で、記録にも記憶にも残した。アッパレ!。

今週の名言・一言・つぶやき
「老後は、若き時より、月日の早きこと、十倍なれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年とし、喜楽して、あだに日を暮らすべからず。(貝原益軒の養生訓から:江戸時代の儒学者)」

「老入れ」という言葉を知った。「老後」と言う言葉が使われるようになったのは明治以降で、江戸時代は老後を「老入れ」と言っていたらしい。現代の「老後」のゴール前の人生を息を切らして生きるような意味ではなく、江戸時代は「老の入口」という捉え方で、あくまでも前向きであり、楽しく心豊かに生きる意味に感じられる。年を取ってから新しい人生が始まるような、新鮮な感じがする。

今週の名言・一言・つぶやき
「介護者は考える杖である。(三好春樹:理学療法士、介護・リハビリの専門家)」

「”子育ては動物でもするが、親の面倒を看るのは人間だけ”と言われる。つまりケアにこそ人間の本質がある。動物は自立できないと死ぬだけ。でも人間の社会は老人を支えるしくみがある。老いをどう生きて行くのかこそ人間の証明でもある。医療は直すための知識や技術を使う。介護は、この人と一緒に暮らすために知識や技術を使うのだ。介護者は考える杖だ。”人間は考える葦だ”と言ったのはパスカル。介護者は老人にとっての手すりと杖。でも単なる杖じゃない。考え行動する杖だ。介護職は、自分の個性や特技、ときには性別までを武器にできる仕事。そこの介護の面白さがある」と三好さんは言う。

今週の名言・一言・つぶやき
「あなたがなれたかもしれない人になるのに、遅すぎることはない。(ジョージ・エリオット:英国の女性作家、1880年没)」

タレントの黒柳徹子さん、歳をとったらやってみたいのは政治記者だとか。「90歳を過ぎたら政治の勉強をして、100歳くらいで総理!総理!といろんなことを聞きたい。100歳の人が質問しているのだから、きっと答えていただけるでしょうネ」と。出来れば今すぐ政治記者をやっていただきたいものだと国民の多くは思っていますヨ。

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「基本的に年は考えちゃだめなんです。俺は今いくつだとか思いだしたら、無理をしなくなる。年齢を言い訳にするのは格好悪いでしょう。(操上和美:88歳の現役写真家)」

【格好いい人】1936年生まれ、50年以上映像表現の世界で活動。88歳とは思えない鋭い感性で、今なお、第一線で活躍する現役の写真家。仕事仲間は口を揃えて言う。背筋はしゃんと伸び、決して多くを語るわけではないが口調は滑らか。カメラを持つとその動きは俊敏でしなやか。被写体を見据え、シャッターチャンスを狙う、仕事仲間は彼の年齢を意識することはないと。彼は、写真家に必要不可欠な能力は、動体視力とそこに反応する筋肉だと。そのため、ジム通い20年。ジムのトレーナーは、「せいぜい40代にしか見えない、現役アスリート以上の動体視力と反応力で驚異の瞬発力を保っている」と。「僕は、いい写真を撮りたいから、そのための肉体を維持したいんです。年齢を言い訳にするなんて、カッコ悪いじゃないですか。年を取ったら衰えるのが当たり前なんて、僕から見たら甘えにすぎない」「太平洋の真ん中からでも俺だけは泳いで帰る」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「「なりたい自分」を目指すことで切り拓く可能性と未来(加藤央之:(株)物語コーポレーション社長)」

同社は、社員が毎朝唱和する「明言のすすめ」がある。『「反応・発信・明言」は「意思決定」の見える化です。大きな声で皆に聞こえるように皆に分かりやすく具体的に伝えることです。「反応しない」「発信しない」「明言しない」は「意思決定できない」「行動できない」「やる気がつくれない」「整理できない」の見える化です。「意志強固」だから「明言」するのではありません。「明言する」から意思決定できる行動できる。やる気が出る、整理できる自分の意思ができるのです。「明言」するから相手も「そう!」「違う!」と反応してくれるのです。「明言」するから相手も自分の意見に気がつくのです。「明言」するから議論が生まれるのです。間違っていれば「ごめん、すまん」と素直に詫びればいいだけです』。政治家さん!最近、政治家さんがよく言う、丁寧な説明・丁寧な対応より具体的に明言していただきたいものですネ。

今週の名言・一言・つぶやき
「僕は「東洋人と西洋人は違う」ってはっきり言いました。だけど、どっかではつながっているんだと思う。世界共通、人間の感情は。(小澤征爾:指揮者)」

【追悼】ピアノ教師だった亡き妻が結婚した時、持参した持ち物のレコード盤に小澤征爾指揮するクラッシック盤が有った記憶がある。その彼が2月6日亡くなった。男が憧れる職業は、プロ野球の監督・オーケストラの指揮者だという。「指揮者は総理大臣になるより難しい」ともいわれる。「彼には指揮者に不可欠の人間力があった」「彼ほど人懐っこく、人間に対する愛情が深く、義理固い人はいない」と多くのファンの声も。世界のオザワと称された偉人が惜しまれながら逝った。