今週の名言・一言・つぶやき
「俺はね、風には逆らわないようにしているんだよ。風に当たると疲れちゃうから。(フーテンの寅:「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(第47作)から」)」

先週の台風10号は全国的に暴風・暴雨をもたらした。その後9月だというのに猛暑日が続いていたが、ようやく風にそよぐコスモスや秋らしい晴天の日が飛騨でも感じられるようになった。こんな季節にはフーテンの寅さんはどこの地を旅しているのだろうかと想像していたら、ふと数年前の弥次喜多道中を思い出した。平成27年5月月「京都三条大橋」を出発、旧東海道490㎞を足かけ3年かけて歩き平成30年3月「江戸日本橋」に到着した。この間、相棒の”喜多”さんは、道中宿場毎に俳句を詠み「平成の弥次喜多 東下りを詠む”東海道五十三句”(喜多さんこと辻雅宏:俳号-雅風)」を刊行した。その喜多さんの句集から、風にちなんだ句をここに。☆初夏の風多き曲がりに迷ひけり(岡崎宿の二十七曲がり)☆藤川やむらさき麦の風薫る(藤川宿)☆つづら折る小夜の中山風冷ゆる(日坂宿)

「東海道五十三句”(喜多さんこと辻雅宏:俳号-雅風)」

今週の名言・一言・つぶやき
「立派な後継者も育っていた。しかし役員達が『社長そろそろ辞めたらどうですか』などというはずがない。ワンマン社長の首を切るのは自分自身しかない。(堀場雅夫:堀場製作所社長53歳で社長辞職)」

安倍総理の辞任発表を受け、今日自民党総裁選選の告示で、菅氏・岸田氏・石破氏が立候補するという。自民党総裁は事実上の総理大臣を選ぶことである。20007年の自民党総裁選挙で福田康夫候補は、「首相の資質とは何かと」と問われ、「辞めるときの決断」と答えている。3人の候補者はなんと答えるのだろうか。

今週の名言・一言・つぶやき
「仏の嘘をば方便といい、武士の嘘をば武略という。これをみれば、土地百姓は可愛いことなり 。(明智光秀:安土桃山時代の武将)」

人来鳥(ひとくどり)は鴬の異名で、鳴き声の一部が”ひとくひとく”と聞こえるから”人が来る”に掛けて用いられるとか。ところで、ウグイス嬢を端に参議院選挙買収事件で起訴された河合夫妻議員の公判が先週始まった。両人はお金は渡したが買収ではないと無実を主張。若し嘘だとしたら、政治家の嘘は遠略か計略か策略か、いやいや常識か。 裁判での判断が待たれる。

今週の名言・一言・つぶやき
「温顔無敵(舩井幸雄:経営コンサルタント)」

舩井氏は「温顔とは、穏やかな、あたたかみのある顔つきのことで、温顔が福を招く、人間性が高く、ツイている人の顔つきは、笑顔で、温かく、幸せで、均整がとれているもの。このような「温顔」になると、どんなことでも肯定でき、人の足を引っ張ったり、人に嫌われるようなこともなくなります。「温顔無敵」こそが、人間の究極の姿なのだと。確かに笑顔はつくれても温顔はそうはいかない。ところで、将棋の棋聖戦に続いて王位戦も制した藤井聡太二冠の対局後の会見は、18歳なのに何故か「温顔無敵」に見えた。

今週の名言・一言・つぶやき
「モノの価値というのは、良い悪いじゃありません。高い安いでもありません。大切なのは、飽きるか飽きないかです。(永六輔:タレント、随筆家、放送作家- 2016年7月没)」

特別好物ではないけれど、この季節になると一度は食べたいものが冷麺だ。一方、この時期どうしても食べたいものが、鮎と秋刀魚の塩焼きだ。ところが、初水揚げの秋刀魚が一尾ナント6000円だという。鰻丼が約2回食べられる。この不漁が続くと、今年は冷凍の秋刀魚で我慢するしかない。

今週の名言・一言・つぶやき
「学校のクラスのような小さな集団では、明示的なルールはないほうがうまくゆく(池田清彦:評論家、生物学者)」

『大きな集団では個々のメンバーがどう動くか読めないので、一律の規則を作らないと安心できない。小さな集団ではたがいにそれぞれの「得手不得手」がよくわかっているので、そのつど誰に委せればいいかもすぐに判断できる。コンプライアンスを言うより、個々に勝手に動いても自ずと秩序が保たれるほうが心地よい。「ほどほどのすすめ:池田清彦著」から。(8/10朝日新聞:”折々のことば”から)』。しかし、今回のコロナ防止対策で、全国知事会(小さな集団)は帰省の自粛を求め、政府(大きな集団)は自粛を求めないが、迷える子羊はどうすれば?

今週の名言・一言・つぶやき
「人生はボクシングと似ている。問題は倒れることではなく、倒れたときに立ち上がろうとしないことだ。(モハメド・アリ:元プロボクサー)」

大相撲7月場所での照ノ富士関の復活優勝には、朝乃山ファンも拍手喝采したことだろう。大関まで昇進した照ノ富士関は怪我と病気で序二段まで転落した。師匠に何度も引退を相談するが、「後悔させないように、怪我で負けて終わってしまわないように。引退は怪我を克服して本人も納得出来てから」と。連日両膝にサポータを付け、毎日病院通いで、本調子でない体で幕内への復活、そしての優勝、史上最大の復活優勝だ。今場所の新化粧まわしは富士山から太陽が顔を出す図柄、一度沈んだ太陽が輝きを増し再び昇り始めた。

今週の名言・一言・つぶやき
「強さとは負けることを恐れないこと。(クルム伊達公子:元女子プロテニス選手)」

負けたことがニューになる人。24日「竜王戦の決勝トーナメントでタイトル獲得してから初の黒星、今期の竜王位獲得の可能性はなくなった」と。将棋界の最年少記録を書き換える中学生でプロ棋士となった藤井聡太君は、「中学生のうちにプロになれなかったら相撲部屋に」と母から叱咤激励されたという。小学校の卒業アルバムに、「もしも5億円有ったら」の質問に、「積み上げて天井にとどくか実験する」。彼は棋士としての目標を作文で、「30歳までに将棋界の横綱になりたい」とも。彼は積み上がるお金より、ひたすら頂点を目指している。

今週の名言・一言・つぶやき
「名人もプロになったからには目指すべきものですし、強くならないと見えない景色があると思いますので、そこに立てるように頑張りたい(藤井聡太棋士:棋士になった当時)」

「くん」「さん」「だん」から「棋聖」に。最年少でプロ棋士になった中学生の「藤井君」、デビューから29連勝して「藤井さん」、5~7段での「藤井7段」と出世魚のように呼称を変え続け。ついに将棋の8冠タイトルの一つ「棋聖戦」で最年少でのタイトルホルダーとなった「藤井新棋聖」。幼少時、高齢者施設で対局し「早くおじいさんになって、いっぱい将棋を指したい」と言ってた彼。二つ目のタイトル戦の「王位戦」でも勝てば、呼称は「藤井2冠」となる。「藤井棋聖、強くなって見えてきた新しい景色はありますか、まだですか」

今週の名言・一言・つぶやき
「私が差し出せるのは血と労苦と涙と汗だけだ。(チャーチル:元英国首相)」

この度の豪雨による災害は、我が町内では無かったものの、友人からも心配の見舞いの電話を戴いた。TVでは多くの災害報道と被災者の涙に出会った。豪雨で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。ところで、悔し涙と嬉し涙では塩っぱさが違うそうだ。涙は自律神経の交感神経と副交感神経が刺激を受けて涙が流れるとか。①「悲しいとき、嬉しいときの涙の味」は、感情が外に放出されて副交感神経のはたらきが優位になり涙はサラサラとして甘めとか。②「怒っているとき、悔しいときの涙の味」は、怒ったり感情が高ぶると交感神経が優位になって、ナトリウムや塩素などの電解質の量が多くなり涙は塩辛いとか。貴方が最近流した涙は、塩っぱい・甘い?