【追悼】日本プロ野球で唯一の通算3000安打超え、最多の3,085安打保持者で「安打製造機」と称され、プロ野球記録となる七度の首位打者獲得者の野球界を代表する張本勲さんが逝った。ハングリー精神と負けず嫌いな性格が原動力だったと。TV番組では「喝だ、喝!」からの歯に衣着せぬコメントが中心だったが、ときには手放しで褒める「あっぱれ」にも切れ味と深い愛情が感じられた。スポーツ界の御意見番だった。右手指を失う事故により障害者となっただけではなく、広島で原爆の被爆者でもあり、それだけのハンディキャップを背負いながらも当代随一の打者にまで成長した。川上哲治(巨人監督)さんは「よくまあ、こんな手で…」と涙ぐんだという。被爆体験者として「地獄を見た」と、長年原爆資料館にも入れなかったという。60歳のころから「悲惨な戦争を繰り返してはいけないという意識が薄らいでいるように感じる」と叫び。「被爆者にとっては、死ぬまで戦争は終わっていない。『地球上から核兵器がなくなった』という一言を聞いて息絶えたいんだ」と訴えていた。反骨の人の「喝!」をもう少し聞きたかった。
重陽の節句は、毎年9月9日に不老長寿や無病息災を願う行事である。五節句の一つで、別名「菊の節句」とも呼ばれる。菊の花を用いて不老長寿や無病息災を願うのだとか。菊は生命力が強く花が長持ちすることから、菊酒を食する。菊酒は菊の花びらを酒に浸し、その芳香を楽しみ、香りで邪気を払い、長寿を願う風習だとか。明日は菊酒をいただこうかな。
【追悼】生涯を通じて愛と平和への強いメッセージを一貫して作品や言葉に込め続けた草間さん。強烈な幻覚や恐怖を独自の”水玉”や”無限の網”という抽象表現に昇華させ、世界の現代アート界でトップに君臨したパイオニアだった。「私は、心に描いた社会のようなものを形成するために、芸術を使って革命を始めたかったのです」「ひとつのことを始めたら、生涯命がけでやらないと嘘だと思います」「日本は伝統の良さを失って、醜く近代化してしまった」「もっと宣伝してください、平和のことを。私たちの人生が輝くように。日本や世界を守って、戦争をなくす。私は、死んでもまだ闘いたい(88歳時)」等と言っていた草間さんが逝った、97歳だった。
第108回全国高校野球選手権大会は22日、甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山が健大高崎(群馬)に4-3で逆転勝利。5年ぶり4度目の優勝を果たした。おめでとう。ところで、ある審判の話。高校野球で試合終盤に代打で控え選手が登場すると、土で汚れていなくても球審がホームベースをハケで掃くのだ、と。代打はリードされている場面での起用が多く、その試合あるいは野球人生で最後の打席となるかもしれない。選手を落ち着かせ、応援に来ている家族や友人にその姿を見てもらうために、選手の名前が球場内にアナウンスされる時間を審判員がさりげなく作るのだという。ベンチに入れても、出番がないまま終わってしまう選手もいるだろう。最後の大会で打席に立たせてもらえた選手への審判の心遣いはホームランだ!
日本では8月15日を終戦の日(ポツダム宣言受諾を昭和天皇が国民に知らせた日)としているが、米国などは9月2日(降伏文書に調印し戦争が正式終結した日)。中国・ロシアは9月3日(対日戦勝記念日)を終戦の日と言っている。ところで歌手の加藤登紀子さんは、『8月15日を「さ・か・さ記念日」と呼びたい。終戦記念日から一日。「死こそが正義」とされた昨日までの常識が、ひっくり返った! ゼロから出直し歩き出した、日本復活の日』だと。また、彼女は『人間は自ら生み出した力で、自らを脅かしている。 人類が核を持ってしまった今の時代。武力で人の未来は守れない。国家の強権発動は、地球の危機にさえなりうる』とも。