今週の名言・一言・つぶやき
「踏まれても 咲くタンポポの 笑顔かな(良寛:江戸時代後期の僧侶、歌人)」

もうすぐ5歳になる孫は散歩中のタンポポを見つけると、たんぽぽの綿毛に息を吹きかけ綿毛の飛び立つのを楽しんでいる。詩人の故「まど・みちお」さんは「たんぽぽは/たんぽぽぽんの/ぽんぽぽぽん/みたいにして/たんぽぽーっと/さいています」。花の特徴と名前をうまく重ね表現する。また「だれでも/タンポポをすきです/どうぶつたちも大すきです/でもどうぶつたちは/タンポポのことを/タンポポとはいいません」犬は「ワンフォフォ」牛は「ターモーモー」鳩は「ポッポン」烏は「ターター」天道虫は「タンポンタン」蝶々は「ポポポポ」と「まどみちお」は謡う

今週の名言・一言・つぶやき
「花には皆”色気”がある、姥桜には”色香”がある。(16代目佐野藤右衛門:京都迎賓館庭園等の桜守)」

先週桜の開花の話をしたが、昨日の飛騨は25℃の夏日だった。一気に桜から夏へ? ところで桜守とは、特に重要な由緒ある桜の手入れをする桜の専門医のような人。巨樹古木は、代々その桜を守るような特別な計らいがなされ、多くの人々の手によって見守られてきた。16代目が言う姥桜は、女性蔑視の言葉ではなく、幹は皺くちゃになり、枝ぶりも古びていても、わずかに残った枝に咲かせる花には、若さとは異なる、人生の深みや情緒を感じさせる”色香”があると。姥桜の色香とは、幹がしわがれ、自ら枝を枯らしながらも、わずかに残った枝に花を咲かせる老木(姥桜)には、単なる華やかさを超えた、にじみ出るような「色香」が宿ると。長年桜と共に生きてきた庭師ならではの、植物の生命力と、年月を重ねたものだけが持つ美しさを捉えた感性豊かな言葉だ。

今週の名言・一言・つぶやき
「散る桜 残る桜も 散る桜(良寛:禅僧・書家-1831年没)」

今年の桜の開花宣言一番乗りは岐阜県だったが、ようやく我が町、飛騨にも桜が見られるようになった、高山春祭りと共に春の到来だ。ところで、桜に関する法則があるという。”600度の法則”は、2月1日以降の毎日の最高気温を足し算して、その合計(積算気温)が600度に達すると桜が開花するという桜の開花予想日。”400度の法則”は、2月1日からの毎日の平均気温を足し算し400度を越えた日が桜の開花予想日だとか。ところで良寛は、今咲いている桜も、残っている桜も、いつかは必ず散る(死を迎える)という意味で、命の儚さと、その中で今を精一杯生きることの尊さを詠んだと言われている。

今週の名言・一言・つぶやき
「花には皆「色気」がある、姥桜には「色香」がある(桜守16代佐野藤右衛門:庭師)」

気象庁は昨日、岐阜・高知・甲府の各市で桜が開花したと発表。全国の観測地点で最も早い開花宣言で、岐阜市は平年より9日も早いという、いよいよ花見の季節だ。ところで、世界遺産に登録されている仁和寺(京都市)にある「御室桜」の桜守は、16代佐野藤右衛門(2025年10月没)だった(桜守は咲いた桜の枝を折られないように桜を守り育てる人)。「桜に姥桜という表現があるが、これは女性蔑視とは違う、姥桜と言われるほど歳のいった桜は、幹は皺くちゃです。けど、わずか残った枝に咲かせる花には”色香”がある」と言う。17代目は、「私が今までで最も神々しいと思ったのは、岐阜県・根尾の淡墨桜も古木で、花のない時期でも風格があって、絶対的な存在感を感じる」と。亡妻も桜が好きだった、生きていれば72歳の姥桜?。

今週の名言・一言・つぶやき
「人間には人間の言葉があるように鳥には鳥の言葉がある。(鳥と喋る男 鈴木俊貴:生物学者、動物言語学者)」

地球上で言葉を持っているのは人間だけ、というのが科学の常識だった。それをたったひとりで覆した。彼は10年かけてシジュウカラの鳴き声を集め、鳥が言葉を話すことを突き止めた。鳴き声は200パターン以上あり、鳴き声に単語と文法が存在し、会話が行われていると発表。幼少期、家で昆虫を観察中に「この図鑑に書いてあることは、間違ってる」と母に。すると、母は「それなら、図鑑を書き直せば?」と、子ども時代から生き物観察に没頭し、現在動物学者となった。鳥が仲間同士で『会話』している声を聴くのが楽しい、と。

今週の名言・一言・つぶやき
「生ごみをうまく使うと、農薬がなくても病害虫がつきにくい、生命力の強い、昔の味の野菜が育ちます(吉田俊道:(株)菌ちゃんふぁーむ代表取締役-有機栽培」

吉田俊道氏は九州大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県の農業改良普及員に。その後県庁を辞め、有機栽培農家に。一昨日その彼の講演会に参加してきた。「菌ちゃん農法」とは、農薬や肥料を使用せず、土の中にいる微生物の力だけで作物を育てる農法。いい野菜ができるときは、必ず土の中が菌だらけだと。元気な野菜には虫がつかない、虫がつくのは弱った野菜だ。菌も虫もすべてのものに大切な役割がある。実は菌は土の中だけではなく、私たちの体の中にもいる。微生物の循環の働きを意識し、活用することで、私たちの体も地球も健康になる。健康に対する今までの常識がひっくり返されるお話でした。

今週の名言・一言・つぶやき
「月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月(よみ人知らず」

中秋の名月を詠んだ歌といわれているが、昨日は中秋の名月だった。秋の空気は乾燥して澄んでいるため、月がより美しく見えるとされている。あいにくの天候で我が家からは見ることが叶わなかった。中秋の名月の食べ物には、米粉で月に見立てた月見団子や秋の収穫に感謝する里芋(芋名月)、縁起物とされるぶどうや柿、そしてお供え後もいただく栗やお酒(月見酒)、月見そばなどがある。これらの食べ物は、豊作の感謝や神様との繋がりを願う意味が込められており、お供えした後は自分たちでいただくことが一般的だとか。あなたは何を食べられましたか?

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「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声(芭蕉:俳人)」

芭蕉は「蝉の鳴き声は、やがて死を迎えるにもかかわらず力強く響き渡っている」と詠んでいるが、今年の猛暑は蝉にとってなんと過酷で哀しい夏だったのか。最も暑さに強いクマゼミも35度を超えると活動が鈍るという今年の猛暑。我が家は里山の近くにあるが、今年は蝉の鳴き声をほとんど聞かずに9月を迎えてしまった。気温が高すぎるとセミが活動を停止したり、暑さに耐えきれず死んでしまったりするという。専門家は、セミの減少は長期的なトレンドになるのか、それとも今年の気象状況が一時的に影響しただけなのか調査中だが、セミの幼虫は、羽化の条件が悪いと翌年以降に羽化を「延期」することがあるため、今後も調査が必要だという。

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「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け。(横井時敬:農学者・農業経済学者)」

タレント清水ミチコさんが「”花”すべての人の心に花を(歌手夏川りみ)」の歌を”米”の題名で替え歌をユーチューブ披露している。歌詞だけを紹介します。『米は流れてどこどこ行くの、高い値段もどこまで行くの。誰か転売に止めてれるのならば、何時の日か何時の日か警察にタレコミたい、出しなさい渡しなさい、何時の日か飯は飯でも冷や飯めしあがれ。米は米でもトランプの国、最近大統領でスランプの国、トランプさんは頭の中もアメリカだけに、人として人として鼻も高そうよ、買いなさいアメリカ米もっと、いついつまでもいついつまでも、こっちはてんてこ米。買いなさいアメリカ車もっと、暫くは暫くはこっちがクライスラー』。今週の参院選で米票はどこ行くのだろうか。

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「毎年よ、彼岸の入に、寒いのは。(正岡子規:俳人)」

一昨日彼岸の日曜日お墓参りをしてきたが、今年は暖かった。仏教では太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近づく日とされている。ところで、太宰治は、「善悪の彼岸という言葉がありますね。善と悪との向う岸です。倫理には、正しい事と正しくない事と、それからもう一つ何かあるんじゃないでしょうかね。ただもう、物事を正、不正と二つにわけようとしても、わけ切れるものではないんじゃないですか……(小説「春の枯葉」)」と。イスラエル・ガザ戦争も露・ウクライナ戦争もそれぞれが正義だと主張しているが……。