今週の名言・一言・つぶやき
「あなたがなれたかもしれない人になるのに、遅すぎることはない。(ジョージ・エリオット:英国の女性作家、1880年没)」

タレントの黒柳徹子さん、歳をとったらやってみたいのは政治記者だとか。「90歳を過ぎたら政治の勉強をして、100歳くらいで総理!総理!といろんなことを聞きたい。100歳の人が質問しているのだから、きっと答えていただけるでしょうネ」と。出来れば今すぐ政治記者をやっていただきたいものだと国民の多くは思っていますヨ。

今週の名言・一言・つぶやき
「 眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいに、すばらしい。汚ないものなんて、何も見えない。(太宰治:小説家、1948年没)」

ハワイ島マウナケア山頂に設置されている「すばる望遠鏡」は大型光学赤外線望遠鏡で、人の視力の1,000以上で、富士山頂の1円玉を東京都内から識別出来るほどだとか。ところで、「増税メガネ」とあだ名される総理。支持率低下理由が、所得減税を「評価せず」が多く、今後、数多くの負担増が待ち受けているのにそのことについて語らないから、国民は「増税メガネ」と見透かしているようだ。曇ったメガネはきれいにして欲しい。先を見透せる政治家用のAI望遠鏡はないものだろうか。

今週の名言・一言・つぶやき
「何も出来ない日や時には、後になって楽しめるないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。(ゲーテ:ドイツの詩人、小説家、1832年没)」

お茶漬けなど食品製造業の永谷園は社員数2500余名で、”ぶらぶら社員”が1人いる。社員の任務は、新商品開発に結びつく情報を会長に伝えるだけ。そのためならどこで何を食べてもOK。交通費を含む経費全てが会社負担で上限はない。出社も自由。文字通りぶらぶらすることが仕事で任期は1年だという。前任者は任期2年で海外も行き「麻婆春雨」というロングセラー商品を生みましたとか。なんとも羨ましい。

今週の名言・一言・つぶやき
「権力に左右されるような政治家は、また別の権力が現れた場合には意気地なくこれになびくものだ。(吉田茂:政治家、元総理、1967年没)」

岸田総理は「こども政策対話」で参加中の中学生が「どうして総理大臣になろうと思ったのか」との問いに、「こうなってほしいと思うことを先頭に立って実現する仕事をしたいと思った。日本で一番権限が大きい人なので」と答えたというが。権限は手段に過ぎない、目的ではないはずだ、いかなる理想を抱き、いかなる信念を持って政治家を目指したのか。今権力の座について、「異次元の少子化対策」をなぜ具体的に堂々と語らないのだろうと中学生は総理の言葉を待っているのでは。

今週の名言・一言・つぶやき
「自分自身の能力をアピールするにしても、実績がなければ、評価してもらえません。もちろん最初は、できることも少なければ、自信も持てませんよね。そんなときは、やる気だけはある、それだけでもいい。(古田貴之:千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長)」

彼は、優れた技術力を持ちながら材料費の高騰に苦しむ東京の町工場を取り上げるTV番組の「中小企業の未来」の議論の中で「企業は、技術を安売りしすぎです。一流シェフだって、ただの卵でもおいしく料理して、腕のお金、味付けやなんかの他に色々なものを含めて、すごく値段が高くなる。この人たちは材料代じゃない。腕にもうちょっとお金をつけるべき」とし、町工場の職人技が正当に評価されない現状などを指摘した。最近カウンター寿司は行っていないけど「時価」てよく見かけたな。

今週の名言・一言・つぶやき
「誰もやったことがない仕事こそ、やり甲斐がある。(御木本幸吉:実業家-御木本真珠店創業、1954没)」

ビジネス寓話に『靴の営業マン2人が南洋の孤島を訪れた。1人は本社に「全く用のない所です。誰も靴を履いていないから」。もう1人は「素晴らしい所です。まだ誰も靴を履いていませんから」と報告した』。ビジネス界では、競争が激化した市場はレッドオーシャン、競争のない新たな市場はブルーオーシャンと呼ぶそうだ。ところで、沖縄の無人島を購入した中国人がニュースとなっている。彼女は実業家らしいが、彼女の無人島の購入目的を伺いたいものだ。

今週の名言・一言・つぶやき
「辞任じゃなく自認(自分自身を認める)を説くのが仏の教えです(高山別院照蓮寺(高山市)-お寺の掲示板」

高山別院の報恩講に3日間お手伝いで参加した。「お寺の掲示板」に冒頭の言葉が掲示されていた。ある大臣が重なった「記憶がない、記録がない。覚えていないが、報道に出ている限り、出席したと考えるのが自然」などと答弁。国会で辞任求められても、「大臣の仕事に集中するので辞任はしない」と。しかし更迭ともいわれる辞表提出はそのわずか2時間後だった。はたして仏の教えはあったのだろうかと報恩講のお手伝いしていて考えた。

今週の名言・一言・つぶやき
「去年のように今年があり、今年のように来年がある。これを農業では「安定」というが、経済社会では「停滞」という。原理原則が根源的に異なるのである。違う原理に振り回され、翻弄されて、その餌食とされてはならない。(山下惣一(農民作家)7/10逝去)」

土に根ざした地べたからの目線で現代社会に警鐘を鳴らす小説や評論活動を続けた農民&作家だった。佐賀県で「生涯一百姓」を貫き、情と理の人。文章に土の匂いがした。生来のあまのじゃく、偽善を容赦なく切った。残した言葉に「成長よりも安定、拡大よりも持続、現在よりも未来を大切に」「農業の農は楽しいが、業はつらいのは世界共通」「百姓は永遠に不滅」「老農は死なず消えていくのみ」【合掌】

今週の名言・一言・つぶやき
「 “よく生きる”ためには、”よく働くこと”がもっとも大切なことです。それは、心を高め、人格を磨いてくれ”修行”であると言っても過言ではありません。(稲盛和夫:実業家)」

【修業と修行】4月には多くの新社会人が誕生する。彼等は学業を修業し卒業したが、これからは修行が待っている。曹洞宗の青山俊薫尼僧は言う「修業と修行は違う。修業は行の習得で有り生活の死を稼ぐ職業でもあり、これには上達もあれば卒業もある。修業は生き方で有り卒行はない。むしろ深まるほどに足りない自分に気づくというのが修行である」と。二宮尊徳(江戸時代後期の経世家)は「正しい道というものは、必ずこの世の人々に利益をもたらすものである。学問をする時も、修行をする時も、このことが実現できなければ、人の世には何の利益ももたらさない無用のものとなる」と。新社会人の皆さんおめでとう、これからも修行をお忘れなく。

今週の名言・一言・つぶやき
「企業は(社員を)リストラできても、国は国民をリストラできない。(菅直人:元総理)」

(映画:男はつらいよ-知床慕情-第38作)で、三船敏郎演じる獣医師が、牛や馬を人間の仲間として扱ってきた「農民の心」について語る。「経済動物になってしまい乳量が落ちたら処分される現状に怒り、役にたたん人間は切って捨てろということだ」と。リストラをする経営者は恥であるという昭和の時代からバブル崩壊後令和の時代になると、経営が不振になると人材をコストとみなしリストラしている経営者が増えている。ところで2020年度の国の税収が過去最高の60.8兆円、一方5月の失業率は3%に上昇。3%台は昨年12月以来5カ月ぶりだとか。