日本全国を自転車で巡るNHKのTV番組「にっぽん縦断 こころ旅」で旅人を務めた火野正平さん。岐阜県にも自転車で何カ所も訪れた。飛彈市の瀬戸川と白壁土蔵そして円光寺、中津川市の見佐島橋から見る付知川の下流の風景、恵那市大井ダムの上を横切り、恵那峡を一望できる千畳敷からの絶景、下呂市禅昌寺の庭、他にも郡上市、美濃市、養老町、各務原市など自転車で旅をした。彼の言葉で、有名なのが、「”人生、下り坂、最高♪”。歳をとると、いろんな面で、”下り坂”を感じることがあるが、変に落ち込まないで、肩の力を抜いて、今の自分を受け入れて、下っていこうよ♪」と。彼は、1200日以上自転車で旅をして、11月14日75歳で旅立った。【合掌】
永崎裕麻さんは、移住先を探す旅に明け暮れ、これまで100カ国以上を訪問、南太平洋の島国フィジー国へ移住した。フィジー人の幸せの秘訣を一言でいえば「余白」にある。人生を幸せに生きるためには、日常に余白が必要だ。日本人は「もったいない精神」が強く、「暇な時間」に罪悪感すらおぼえることがありそんな生活を長年続けてきた結果、「自分自身には時間がない」というマインドが固定していて、いつも余裕が感じられなくなっている。世の中には①やらなければならないこと②やった方がいいこと③やらなくていいことの三つがある。どれが一番大切か?。彼は「③が一番大切だという。やらなくてもいいのにやることなんだから、それが人生の醍醐味だと思う」と語る。
今月21日は夏至、昼間の長さが一年で最も長く、夜が最も短い日だが、朝が早いと目覚めも早く睡眠時間短くなりやすい。ところで、睡眠不足は心身の不調を招くだけでなく、寿命にも影響するという。厚生労働省は健康づくりのための睡眠時間について、小学生は9~12時間、中高生は8~10時間、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保するよう推奨。しかし、高齢者は寝過ぎると認知症リスクが高まることから、寝床で過ごす時間は8時間以内が望ましいのだとか
「”子育ては動物でもするが、親の面倒を看るのは人間だけ”と言われる。つまりケアにこそ人間の本質がある。動物は自立できないと死ぬだけ。でも人間の社会は老人を支えるしくみがある。老いをどう生きて行くのかこそ人間の証明でもある。医療は直すための知識や技術を使う。介護は、この人と一緒に暮らすために知識や技術を使うのだ。介護者は考える杖だ。”人間は考える葦だ”と言ったのはパスカル。介護者は老人にとっての手すりと杖。でも単なる杖じゃない。考え行動する杖だ。介護職は、自分の個性や特技、ときには性別までを武器にできる仕事。そこの介護の面白さがある」と三好さんは言う。
精神病理学を代表する研究者(神戸大名誉教授)で、阪神大震災の被災者の精神的ケアに尽力した精神科医が今月逝去。中井教授が言う「精神健康の基準」は、☆いやなことは自然に後回しにする能力☆出来たらやめておきたいと思う能力☆一人でいられる能力、また、二人でいられる能力も必要☆ウソをつく能力☆いい加減で手を打つ能力、意地にならない能力☆しなければならないという気持ちに対抗できる能力☆精神を無理に統一しない能力。
動物の睡眠時間は食べ物と深い関係があるらしく、草食のキリン・馬・アジアゾウ・羊は1日3時間に対し、肉食のライオン・トラなどは14~15時間も眠る。植物は肉より栄養価が低く、食事に充てる時間が長くなるのが理由だとか。捕食される恐れがある草食動物は、常に警戒を緩めることができない。睡眠と覚醒が混在する「うとうと」状態が続き、野生のゾウやキリンは立ったまま眠る時間も長いという。暑くて寝苦しい夜が続いている、高齢で最近は野菜・魚が主だが、肉食系にしたら眠れられるだろうかな。
『遊びから情熱を生んで情熱から目的を見つける。目的意識がどんどん広がっていけば、スーパーなエンジニアになれるんじゃないのか。やったことないからダメかもしれないじゃないですか。それでも作っていて試してダメだったらめげずにまたやる。これが本気ですよね、絶対に諦めない』と。物作りの超面白さを超一流のエンジニア達が、家電・おもちゃを怪物マシンに大改造する(魔改造の夜:DVDプレーヤーボウリング編から)
男はつらいよ50周年を記念して、TVでも1作目から放映され毎週見ている。「男はつらいよ」シリーズ50作には、毎回マドンナが登場し、複数回の出演者もいるためマドンナは42人だ。そのマドンナでも人気の高い「リリー(浅丘ルリ子)」。そのリリーは、「女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも思ってんのかい。笑わせないでよ」と啖呵を切り、はっきり自分の意見を言う自立した女性だ。その浅丘ルリ子さんが、先週放映前のインタビューで、寅さんは「男臭くて、粋で、不良っぽくて、照れ屋で、優しくて、可愛くって」と評していた。コロナ禍で高齢者の私の楽しみはTVだが、私を元気にしてくれる良薬を毎週待っている。
【離れる勇気】最近児童が仲良く楽しそうに登下校する姿を見かける。外出自粛も解除され、以前の日常生活が見られるようになった。ところで、愛知県豊田市の小学校では、晴れていても傘を差して登下校しているという。日傘はソーシャル‐ディスタンシング(密を避け距離を保つ)と同時に熱中症対策にもなるということらしい。厚労省も熱中症予防対策として「屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクを外して」と呼びかけている。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け国も岐阜県も不要不急の外出自粛を求めている。感染のリスクが高まる3条件「密閉、密集、密接」がそろう場所に行かないようにと。ただ、散歩などは構わないとのこともあり、飛騨川公園(下呂市)の桜を観に行ってきた。桜は下向きに花を付け、どうぞ観てくださいとばかりに満開だった。マスク姿の下往く人々を楽しませてくれる桜。多くの桜は下向きに咲くそうだが、下向きに咲く理由は、花がついている柄が細くて長いため重力に引っ張られて、柄が下に曲がっていたからでだとか。今年は、花見客が少なく桜の花がさみしく風に揺れていた。