今週の名言・一言・つぶやき
「介護者は考える杖である。(三好春樹:理学療法士、介護・リハビリの専門家)」

「”子育ては動物でもするが、親の面倒を看るのは人間だけ”と言われる。つまりケアにこそ人間の本質がある。動物は自立できないと死ぬだけ。でも人間の社会は老人を支えるしくみがある。老いをどう生きて行くのかこそ人間の証明でもある。医療は直すための知識や技術を使う。介護は、この人と一緒に暮らすために知識や技術を使うのだ。介護者は考える杖だ。”人間は考える葦だ”と言ったのはパスカル。介護者は老人にとっての手すりと杖。でも単なる杖じゃない。考え行動する杖だ。介護職は、自分の個性や特技、ときには性別までを武器にできる仕事。そこの介護の面白さがある」と三好さんは言う。

今週の名言・一言・つぶやき
「 医者が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない。(中井久夫:精神科医)」

精神病理学を代表する研究者(神戸大名誉教授)で、阪神大震災の被災者の精神的ケアに尽力した精神科医が今月逝去。中井教授が言う「精神健康の基準」は、☆いやなことは自然に後回しにする能力☆出来たらやめておきたいと思う能力☆一人でいられる能力、また、二人でいられる能力も必要☆ウソをつく能力☆いい加減で手を打つ能力、意地にならない能力☆しなければならないという気持ちに対抗できる能力☆精神を無理に統一しない能力。

今週の名言・一言・つぶやき
「健康に良いことはだいたい嫌われるものだが、人が唯一好むものがある。それは、心地よい夜の眠りだ(エドガ・ワトソン ハウ:米-小説家、1937年没)」

動物の睡眠時間は食べ物と深い関係があるらしく、草食のキリン・馬・アジアゾウ・羊は1日3時間に対し、肉食のライオン・トラなどは14~15時間も眠る。植物は肉より栄養価が低く、食事に充てる時間が長くなるのが理由だとか。捕食される恐れがある草食動物は、常に警戒を緩めることができない。睡眠と覚醒が混在する「うとうと」状態が続き、野生のゾウやキリンは立ったまま眠る時間も長いという。暑くて寝苦しい夜が続いている、高齢で最近は野菜・魚が主だが、肉食系にしたら眠れられるだろうかな。

今週の名言・一言・つぶやき
「本気で遊ぶことで没頭する(NHKのTV番組「魔改造の夜」から)」

『遊びから情熱を生んで情熱から目的を見つける。目的意識がどんどん広がっていけば、スーパーなエンジニアになれるんじゃないのか。やったことないからダメかもしれないじゃないですか。それでも作っていて試してダメだったらめげずにまたやる。これが本気ですよね、絶対に諦めない』と。物作りの超面白さを超一流のエンジニア達が、家電・おもちゃを怪物マシンに大改造する(魔改造の夜:DVDプレーヤーボウリング編から)

今週の名言・一言・つぶやき
「男はつらいよの映画には、人間を元気にする「良薬」がたくさん詰まっている。(名越康文:精神科医)」

男はつらいよ50周年を記念して、TVでも1作目から放映され毎週見ている。「男はつらいよ」シリーズ50作には、毎回マドンナが登場し、複数回の出演者もいるためマドンナは42人だ。そのマドンナでも人気の高い「リリー(浅丘ルリ子)」。そのリリーは、「女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも思ってんのかい。笑わせないでよ」と啖呵を切り、はっきり自分の意見を言う自立した女性だ。その浅丘ルリ子さんが、先週放映前のインタビューで、寅さんは「男臭くて、粋で、不良っぽくて、照れ屋で、優しくて、可愛くって」と評していた。コロナ禍で高齢者の私の楽しみはTVだが、私を元気にしてくれる良薬を毎週待っている。

今週の名言・一言・つぶやき
「打てない時期にこそ、勇気を持ってなるべくバットから離れるべきです。勇気を持ってバットから離れないと、もっと怖くなるときがあります。そういう時期にどうやって気分転換をするかは、すごく大事なことです。(イチロー:元プロ野球選手)」

【離れる勇気】最近児童が仲良く楽しそうに登下校する姿を見かける。外出自粛も解除され、以前の日常生活が見られるようになった。ところで、愛知県豊田市の小学校では、晴れていても傘を差して登下校しているという。日傘はソーシャル‐ディスタンシング(密を避け距離を保つ)と同時に熱中症対策にもなるということらしい。厚労省も熱中症予防対策として「屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクを外して」と呼びかけている。

今週の名言・一言・つぶやき
「酒なくて何の己(おのれ)が桜かな(落語「長屋の花見」から)」

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け国も岐阜県も不要不急の外出自粛を求めている。感染のリスクが高まる3条件「密閉、密集、密接」がそろう場所に行かないようにと。ただ、散歩などは構わないとのこともあり、飛騨川公園(下呂市)の桜を観に行ってきた。桜は下向きに花を付け、どうぞ観てくださいとばかりに満開だった。マスク姿の下往く人々を楽しませてくれる桜。多くの桜は下向きに咲くそうだが、下向きに咲く理由は、花がついている柄が細くて長いため重力に引っ張られて、柄が下に曲がっていたからでだとか。今年は、花見客が少なく桜の花がさみしく風に揺れていた。

今週の名言・一言・つぶやき
「イライラがつのったら、部屋に閉じこもってばかりいないで、心身がいやされる場所を開拓しなさい。そうすれば、ことのほか気分も爽快になります。 (ジョセフ・マーフィー:米国の牧師、1981年逝去)」

今年は閏年で例年より一日得をした気分だ。閏は「門+王」で、昔中国で王が門内に閉じこもり政務をとらず静養するの意味だとか。しかし、「新型コロナウイルス」の影響で3月の研修会の中止連絡が3件あった。政府は国民にも(「王」となって?)、外出を控えるよう呼びかけている。だが、学校休校は子供の健康と命を守るためだと政府は言いながら、幼稚園や保育園は例外だとか。園児の命は誰に守れというのだろうか。

今週の名言・一言・つぶやき
「昼寝をすると一日が二日あるような気がする(篠原勝之:芸術家)」

自動車走行中、大きな雷の音に思わずクルマを停車した。我が家には雷が鳴ると狂ったように吠え、お漏らしする犬がいる。10分後家に到着すると何もなかったように犬はゴロ寝していた。11月に15歳(人間年齢で100歳前後)になる彼は最近耳も目も遠くなり昼寝も増えている。そこで【小咄】を思いだした。『お日様とお月様と雷様が旅をした。宿で一泊し、雷様が目を覚ますとお日様もお月様もいない。亭主に尋ねると「今朝早くお立ちになりました」。「そうか。月日の経つのは早いなア」続きがある。「雷様は如何いたしますか」と亭主。「俺はもう少しゴロゴロしてから夕立する」』

今週の名言・一言・つぶやき
「快い眠りこそは自然が人間に与えてくれた、やさしい、なつかしい看護婦だ。(ウィリアム・シェイクスピア:劇作家、詩人)」

まだ全国手的には猛暑が続いているようだが、飛騨地方は夏布団では寒いと感じるような夜になり、今までの寝不足が解消出来そうだ。ところで、動物の睡眠時間の長さをみると、コアラ(22時間)、ナマケモノ(20時間)、トラ(15.8時間)…。短い方では、馬(2.9時間)、キリン(1.9時間)。イルカ、サメ、マグロは0時間(半球睡眠:片目ずつで眠る睡眠)。一方、夏期に日本へ繁殖のため飛来する鳥のアマツバメは、飛びながら睡眠・交尾するという。足の無い鳥という別名がつくほどで、地面に降りると、脚で歩いたり羽ばたいて飛び立ったり出来ず、止まる時は、爪を使って崖や壁などにしがみついて止まり、落ちるようにして飛び立つそうだ。猛暑でも涼しいところで眠れる羨ましい鳥だ。