東日本大震災から14年が過ぎたが、かって地震学者茂木清氏(地震学者-元地震予知連絡会会長-没年2021年)は、地震予知は可能かの問いに、「それは、癌は治せるか?という問いに似ている。がん治療は容易ではないが、完治する場合もある。地震予知は観測網が整備されてきたことで可能性が高まってきた。絶対に諦めてはいけない」。彼は阪神大震災の前年に予知連会長として「危険性を複数回指摘したものの注目されなかった。もっと強く警告していればと悔いていた」。そして「地震大国の日本は原発の適地を探すことが地球上で一番難しい」とも。
“世界最高齢の現役女性理容師”として、ギネス世界記録に認定された、箱石シツイ(108歳)さん。大正5年に生まれ、19歳で理容師免許を取得、今でも栃木県那珂川町でハサミを握り続けているという。元気の秘訣は「歩いたり自己流の体操や、全身を動かすようにしている」と。生き方のモットーは「いつも機嫌良く、考えすぎない、悩まない」。「よりよく死ぬために大事だと思うのは、いい加減にならないこと、機嫌良くしていること」だ。今後の目標は「110歳まで頑張りたい」と。
エンゲル係数が43年ぶりの高水準だとか。エンゲル係数は、家計の支出に占める食費の割合。高いほど生活の困窮を示す目安とされる。最近の食料価格の高騰が個人消費の重荷になっているという。ところで、子規は肺を病んでからも食べることで、病魔と闘う体力と気力を養っていた。親戚にあてた手紙には「食物だけは倹約せぬつもりにござそうろう」と肉にウナギ、刺し身などを食したと。その子規の家計簿から割り出したエンゲル係数は、61.8%だったとも。男の健康寿命は73歳で喜寿の私はとうに過ぎている。我が家のエンゲル係数も高くなっており食料の値上げは辛いけど、今のうちに食べたいものを食べたいとも思う。