処世不必邀功、無過便是功。(洪応明:中国明代の著作家、『菜根譚-前集28項から』)

『世に処(しょ)しては、必(かなら)ずしも功(こう)を邀(もと)めずして、過(あやま)ちなきは便(すなわ)ち是れ功なりとす』。たいした過失もなく普通に一生を暮らせれば、何事もなかった日こそ最上だと。秋晴れの日の散歩で思う。

今週の名言・一言・つぶやき
「この世に生をうけたものは、男も女も人間である。世の中は、男と女がいなくてはならず、その役割は同等である。(福澤諭吉:啓蒙思想家、教育者、慶応義塾設立者)」

世界「男女平等ランキング2020」によれば、ジェンダー格差が少ないのは、アイスランド(1位)、ノルウェー(2位)、フィンランド(3位)。日本は121位で、中国(106位)、韓国(108位)より下だとか。ランク指数は、経済・教育・健康・政治の4種類の指標を基に格差を算定。しかし、猿の世界では、今年7月に大分県高崎山で初の雌ザルの“ボス”誕生。一方、東京五輪メダルで獲得した日本のメダルは58個で金27、銀14、銅17。混合3種目を除いたメダル総数は女子30に対し、男子は25と女性の活躍がめざましかった。もし、男女平等ランク指数にメダル数が入ればランクアップするかも。

今週の名言・一言・つぶやき
「もうはまだなり、まだはもうなり(相場の格言)」

新型コロナ騒動から、もう1年になるがまだ収束していない。あの東日本大震災から10年経った。もう10年経ったという人もいれば、まだ10年だという人もいる。私は9年前妻に先立たれが、もう9年経ったかと想う日もあれば、まだ9年かと想う日もある。時間は神様が平等に与えてくれたものだが、時間の流れの早さには個人差がある。時間は心の傷を癒す薬だともいうが、10年経っても癒やせない心もある。東北にはまだ癒やされていない多くの人々がいる。

今週の名言・一言・つぶやき
「ちはやふる神のみ坂に幣奉(ぬさまつ)り斎(いは)ふ命は母父(おもちち)がため (万葉集から:神人部子忍男-奈良時代の防人)」

【口語訳】神の御坂(岐阜・長野県境の神坂峠:東山道最大の難所)に幣(神への捧げ物)を奉り、命の無事を祈る。それは自分のためではない、母と父のために祈るのだ。
「男女」と言うが「女男」とは言わない。「夫婦」と言うが「婦夫」と言わない。呼び方の多くは男性が先だが昔は違った。父母を「母父」と呼び、万葉集にも8例あるという。古代日本は女性を上位とする母系社会だったが、儒教の広まりで男性が重んじられる社会となった。ところで、帝国データーバンクの調査によると、女性社長の割合は8%で岐阜県は全国最下位の5.3%だとか。女性蔑視発言で辞職した森大会組織委員会会長だけでなく岐阜県知事、さらには令和の時代に日本人は万葉集を詠む必要があるのでは。

今週の名言・一言・つぶやき
「『(車寅次郎)ああ、生まれてきてよかった。そう思うことが何遍かあるだろう。そのために生きてんじゃねえのか」(映画『男はつらいよ”寅次郎物語”から)』」

『(「男はつらいよ”寅次郎の休日”第43作から満男の言葉)「伯父さん、人間は誰でも幸せになりたいとそう思っている。僕だって幸せになることについて、もっと貪欲になりたいと考えている。それじゃ幸せってなんなんだろう。泉ちゃん(満男の恋人)は、”お父さんはしあわせそうに暮らしている”と言ったけど、父は本当に幸せなんだろうか。伯父さんについて言えば、タコ社長は”寅さんが一番しあわせだよ”とよく言うけど、伯父さんは本当に幸せなんだろうか。仮におじさん自身は幸せだと思っていたとしても、母(さくら)の目から見て不幸せだとすれば、いったいどっちが正しいのだろうか。人間は本当に分かりにくい生き物なんだな、と近頃しみじみ僕は思うんだ』。 先週のなぞなぞの答え「時間」今週のなぞなぞ「見えない買えない触れないのに、持っている人が羨ましい」もの何だ?

今週の名言・一言・つぶやき
「国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。(半藤一利・保阪正康 著「そしてメディアは日本を戦争に導いた」から)」

先月半藤一利氏が亡くなった。彼は戦時中の少年時代「絶対に神風が吹く」と信じていたが、東京大空襲で真っ黒な沢山の焼死体を見て、「絶対」という言葉は死ぬまで使わないぞ、と誓った。その後、彼は著書でも、喋る時でも、「絶対」という言葉を使わなかった。ただ「戦争だけは絶対に始めてはいけない」と。ところで、菅総理が緊急事態宣言で「1カ月でコロナの感染拡大を絶対阻止し」と1月に国民に訴えたが阻止できず、岐阜県も含まれる緊急事態宣言は再延長された。やっぱり絶対は軽々しく使ってはいけないですネ。

今週もなぞなぞを「ブレーキかけても止まらない。バックも出来ない、曲がれない。なのに無事故で休まず働く」ものなあに?  先週のなぞなぞの答えは「象(オゾウニ)」

今週の名言・一言・つぶやき
「この世に百パーセントの不幸というものはない。五十パーセントの不幸はあるけれども、反面そこに五十パーセントの幸せがあるわけだ。人間はそれに気がつかなければいけない。松下幸之助:パナソニック(旧松下電器産業創業者)」

経営の神様とも言われた松下翁は、「自分は病弱だったから、全て人に任せた。結果的にはそれで人が育ち、事業が成功した。病弱だったのは不運だったが、結果的にはそれが幸運だった」と。そして、面接では「運が悪い」と答えた人は、どんなに学歴や面接が良くても採用しなかったとか。

今週の名言・一言・つぶやき
「女性運動を声高にやる人は嫌いです。男女の別に関係なく、人間は能力で決まる。マーガレット・サッチャー(英:元首相、2013年逝去」

【女性の活躍】英国公共放送BBCは世界の人々に影響を与えた「今年の女性100人」を発表。日本からは、ただ一人酒造りの杜氏として活躍する広島県の今田美穂さんが選ばれた。BBCは「男性が中心だった酒造業界で、伝統を引き継ぎ、活躍する数少ない女性杜氏として紹介。また、マッキンゼー会社(米国経営コンサルタント会社)によると「世界主要企業の経営陣への女性登用で上位1/4の企業の利益率は、下位1/4の企業より25%も上回っていた」との調査もある。ところが、世界の女性管理職比率の国別ランキング(2019年)では、日本は165位、女性議員割合は147位だとか

今週の名言・一言・つぶやき
「縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない(歌手中島みゆきの「糸」から)」

小学3年生の頃中島みゆきが、いけない言葉を口にして、父から「刃物で切った傷なら薬で治せるけれど、言葉で切った傷につける薬はない」と叱られた。それから「切る言葉があるんなら、治す言葉があるんじゃないか」と思ったという。人を傷つける言葉の恐ろしさを教えられて育った彼女。宇佐美毅氏(日本文学者)は、彼女の歌が長く広く愛される理由に「歌詞には強さ、重みがあり、人生について深い問いかけをどの曲にも込めているので、時代や世代に左右されずに心に響き、後々まで印象を残す。だからいまも歌が生き残っているんです」と言う。

今週の名言・一言・つぶやき
「正解はこれしかないと決めつけるから辛くなる。これが幸せだと決めつけるから、そこにたどり着けない人が苦しむことになる。(萩本欽一:コメディアン、タレント)」

先週に続いてノートルダム学院の正解のない考える問題から。『信号の3色に1色追加するとすれば何色にしますか。それは何故ですか』。【解答一部】①ピンク色にします。『ピンクは楽しい色。信号がピンクの時は、スキップして渡ることにすれば、なんだか楽しくなれると思います。小3-女子』。②紫にします。『氷点下になると光る仕組み。都会の氷雪に慣れていない地域で、車のスリップ防止になるように。高1女子』。あなたなら何色を?