質素な生活ぶりから、世界で一番貧しい大統領とも呼ばれてきた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が逝去。貧困対策に注力し、ウルグアイの発展のために多大なる貢献をし、欲望の尽きない社会を批判。「貧乏な人とは物を持っていない人ではなく、物がいくらあっても満足しない人だ」「物を買うというのは、稼いだ金ではなく、人生の時間で買っているのだ」「私たちは非常に多くの矛盾を抱えている。私たちは幸せに生きているのか、自らに問い直すべきだ」「残酷な競争で成り立つ消費社会で、共存共栄の議論はできるのか?」と世界に訴えた。