「日本の遅すぎた終戦。世界は核の時代を迎えてしまった。戦争は勝ち負けだけでは終わらない…長引く戦争がその後の世界を変えてしまうことを、歴史が教えている(加藤登紀子のひらり一言から)」と。 ポツダム宣言を即受諾していれば、広島と長崎に爆弾は落とされなかっただろう。昨日の終戦記念日に思う
参議院選挙後の臨時国会の直前に岸田首相は、自民党の両院議員総会で「私たちはいま歴史を画する大きな課題に直面している。戦後最大級の難局だ。参院選でいただいた政治の安定を難局突破のための力に変えて、全力を尽くさなければならない」と。課題として、新型コロナや物価高騰を挙げたが、旧統一教会と政治の関わりの問題を含め、臨時国会では議論しない3日間だった。岸田総理は聞きたくない耳もお持ちのようだ。
冷蔵庫にアイスクリームを欠かせない今夏だが、平安時代の清少納言の枕草子にも「あて(上品)なるもの」として「削り氷(ひ)にあまづら(甘味料)入れて」と出てくる。飛騨でも真夏日や猛暑日が続く。コロナ終息祈願と涼を求めて神社へ行ってきた。初詣に対し1年の折り返し点となる7月1日から神社仏閣にお参りに行くのが「夏詣」だとか。
土に根ざした地べたからの目線で現代社会に警鐘を鳴らす小説や評論活動を続けた農民&作家だった。佐賀県で「生涯一百姓」を貫き、情と理の人。文章に土の匂いがした。生来のあまのじゃく、偽善を容赦なく切った。残した言葉に「成長よりも安定、拡大よりも持続、現在よりも未来を大切に」「農業の農は楽しいが、業はつらいのは世界共通」「百姓は永遠に不滅」「老農は死なず消えていくのみ」【合掌】
動物の睡眠時間は食べ物と深い関係があるらしく、草食のキリン・馬・アジアゾウ・羊は1日3時間に対し、肉食のライオン・トラなどは14~15時間も眠る。植物は肉より栄養価が低く、食事に充てる時間が長くなるのが理由だとか。捕食される恐れがある草食動物は、常に警戒を緩めることができない。睡眠と覚醒が混在する「うとうと」状態が続き、野生のゾウやキリンは立ったまま眠る時間も長いという。暑くて寝苦しい夜が続いている、高齢で最近は野菜・魚が主だが、肉食系にしたら眠れられるだろうかな。
アップル社は81歳でiPhoneアプリを開発した世界最高齢のプログラマーと紹介する。面白そうとパソコンに触れ、やがてプログラミングを学び、2017年独自にシニア向けスマホアプリゲームを開発。その後、数々の政府主催会議構成員を務め、現在は、岸田首相主催・デジタル田園都市国家構想実現会議構成員。「81歳で初めてゲームアプリを作ったら国連でスピーチをすることになり86歳でデジタル庁社会構成会議構成員なったり、バットを振ったらあた当たちゃった。自分でもびくり、人生は本当に分からない。自分の未来にふたをしないこと。何歳からでも人は変わることが出来るから」と。
「浄土真宗の行は聴聞にあり」ともいわれ、「往くを聴といい、来るを聞という」で「聴とは出かけて往(い)って聴くことであり、聞とは聴いて知らされたことが来て心に受ける」と教える。最近の若い医者はパソコンのデータばかりで聴診器を当てない医者もいるとか。この聴診器の「聴」は「こちらからききにいく」という意味がある。岸田総理の特技は「人の話をよく聞くことだ」と言うが、岸田総理の聞く力は、聞くと聴くどちらなのだろうか。
「おとりアユ」を使った友釣りシーズンだが、全国展開する回転ずしチェーン店が、いわゆる「おとり広告」で消費者庁から再発防止を求められた。特別メニューのウニやカニの在庫を切らし、客に提供できないと分かっていながらテレビなどでCM広告を続けたという。ところで、参議院議員選挙が始まったが、バラマキのように見える各政党の公約は、「おとり公約」に見えなくもない。
棋士の藤井聡太五冠が無冠時代の4年前に、タレントのタモリさんと「スポニチ紙」で対談している。対談時、15歳の少年が既に自分の人生の進路を決め、そこに一切のブレがなかったことにタモリさんは「圧倒されたのを今も覚えている」という。その後のタイトル戦についても、自分の力不足を認めながら「必ずそこに近づく」と言い切る藤井を、タモリは「謙虚と野心の両立」と例え、あっという間に現在の5冠達成に驚き、祝福している。そして二人は、「私と藤井くんは“電車の運転士になりたかった”という同じ夢を持った少年だった。それが、ここまで歩んでいく道が違うんですから。人生、何があるか分からないし面白いよねえ」と。あなたの夢は実現しましたか。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)を退職した宇宙飛行士の野口聡一さん。「地球は確かに青かったが、それ以上に印象的だったのは”まぶしさ”でした。太陽の光を反射する地球の圧倒的なまぶしさに驚いた。そして光まばゆい地球と、真っ黒な世界である宇宙のコントラストに衝撃を受けた。4K、8Kのどんな精細な映像でも伝えられないでしょう」。「宇宙は基本的には死の世界。生きていることは奇跡だと感じた」。「(船外活動で)眼下の地球はこうこうと輝き、握った手すりは太陽の光で熱を帯びていた。手を離せば無の世界に行ってしまう。目の前の宇宙は”360度、光が来ない何もない景色”星すら見えない暗闇に、恐怖を覚えた。だが、まばゆい輝きのISSと地球があった」と。