今週の名言・一言・つぶやき
「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。この広島の町、この平和記念堂ほど強烈に、この真理を世界に訴えている場所はほかにありません。(ヨハネ・パウロ2世:ローマ教皇、1981年広島で)」

被爆地広島で開かれたG7サミットで、各首脳らは「芳名録」に次のように記帳した。☆岸田総理「各国首脳と共に核兵器のない世界をめざすためにここに集う」☆米バイデン大統領「世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」☆英スナク首相 「シェークスピアは、”悲しみを言葉に出せ”と説いている。しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」☆仏マクロン大統領「広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です」☆ 加トルドー首相「多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれることでしょう」☆独ショルツ首相「この場所は、想像を絶する苦しみを思い起こさせる。私たちは今日ここでパートナーたちとともに、この上なく強い決意で平和と自由を守っていくとの約束を新たにする。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない」☆伊メローニ首相「本日少し立ち止まり、祈りを捧げましょう。闇が凌駕するものは何もないということを覚えておきましょう。、過去を思い起こして、希望に満ちた未来を共に描きましょう」☆ウクライナのゼレンスキー大統領「世界に核による脅しの居場所はない」

今週の名言・一言・つぶやき
「何も出来ない日や時には、後になって楽しめるないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。(ゲーテ:ドイツの詩人、小説家、1832年没)」

お茶漬けなど食品製造業の永谷園は社員数2500余名で、”ぶらぶら社員”が1人いる。社員の任務は、新商品開発に結びつく情報を会長に伝えるだけ。そのためならどこで何を食べてもOK。交通費を含む経費全てが会社負担で上限はない。出社も自由。文字通りぶらぶらすることが仕事で任期は1年だという。前任者は任期2年で海外も行き「麻婆春雨」というロングセラー商品を生みましたとか。なんとも羨ましい。

今週の名言・一言・つぶやき
「 勝者は勝つべくして勝ち、敗者は負けるべくして負ける(大山倍達:空手家、1994年没)」

永世棋聖の米長邦雄棋士はベテランになって、若年の羽生善治さんに名人位を奪われた。勝てないわけを講演会で語っている「年配棋士は、得意の戦型を用いて勝った記憶が忘れられない。もう通用しなくなっているのに…」と。成功体験から抜け出せないと次の成功に繋がらないようだ。

今週の名言・一言・つぶやき
「権力に左右されるような政治家は、また別の権力が現れた場合には意気地なくこれになびくものだ。(吉田茂:政治家、元総理、1967年没)」

岸田総理は「こども政策対話」で参加中の中学生が「どうして総理大臣になろうと思ったのか」との問いに、「こうなってほしいと思うことを先頭に立って実現する仕事をしたいと思った。日本で一番権限が大きい人なので」と答えたというが。権限は手段に過ぎない、目的ではないはずだ、いかなる理想を抱き、いかなる信念を持って政治家を目指したのか。今権力の座について、「異次元の少子化対策」をなぜ具体的に堂々と語らないのだろうと中学生は総理の言葉を待っているのでは。

今週の名言・一言・つぶやき
「権力に媚びることなく暴力に屈することなく、常に弱者の味方である。(大山倍達:空手家、1994年没)」

明日は大山の命日。彼は、日本最強の空手家で漫画「空手バカ一代」でも、主人公として取り上げられた武道家、国際空手道連盟総裁・極真会館館長でもあった。牛を素手で倒したことも(合計47頭、うち4頭は即死)ある、彼が残した言葉から。☆貯金した努力には実力の利息がつく。浪費した才能には挫折の債務がつく。☆特技を磨くとは自分を磨くことだ。自分をみがくとは自信を磨くことだ。☆相手の気持ちを察して発言する、それが本当の意味での敬語だ。☆心にゆとりを持って人に対すれば、笑顔一つで味方がつき、敵を呑む

今週の名言・一言・つぶやき
「諦めない奴に誰も勝てっこない。(ベーブ・ルース:野球の神様と言われたプロ野球選手)」

野球WBC制覇を果たした侍ジャパン栗山監督の北海学園大学の入学式での祝辞から「自分が出来るか出来ないかは関係ない。やるかやらないかなんだ、やると決めてやり続けていけば最後には必ず大きな答えが出ると信じています。挑戦し続けなさいそして自分を信じ続けなさい。どうしても何かをやっていると、うまくいかないんで自分に能力がないのかなと思うこともあります。最後まで諦めず自分を信じてあげてください」と新入生達に祝辞で述べた。

今週の名言・一言・つぶやき
「心を通わせるのに必要なものは、笑顔と強引さとある程度の自然体。(畑正憲:小説家、エッセイスト、ナチュラリスト、動物研究家。享年87)」

【合掌】愛称ムツゴロウの畑正憲氏が逝った。北海道に動物と人間が共に暮らす「動物王国」を創設、動物に深い愛情を注ぐ姿が多くの人を魅了したムツゴロウ。どの動物が好きか、と問われ「愛に順番はありますか」と答え「人間も動物も全部一緒、兄弟に順番はつけないでしょう、あなたの質問は間違えているんですよ」。しかし「一番好きな動物は?」「若い頃の妻です」と答えた時も。追悼番組から「(動物との付き合いは)名前も地位も名誉も全然役立たない、役立つのは経験と情熱と魂だけ」。「寝ているより立っている方が面白い、立っているより歩いている方が面白い、歩いているより駆けている方がネ」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「自分の思い通りに生きたがどうかが大事。長さではない。どう生きるかどう死ぬかっていうのは個人が責任を持って選んで下さい。(坂本龍一:音楽家・作曲家)」

日本を代表する音楽家として世界的に活躍する、坂本龍一さんが3月28日亡くなった。彼は「練習嫌いのぼくがいうと説得力がないかもしれないけど、とにかく好きな音楽を弾くのが一番。好きな音楽だったら、うまくなりたいと一生懸命練習するでしょう。それをきちんと弾けるまで練習を積み重ねる」「音楽が世界を変えるとかと言うけどね、僕はそこまで力を持っていいのかというのも1つの疑問なんです」と。彼が好んだ言葉はラテン語の一節「芸術は長く、人生は短し」だった。貴方の音楽は後生にも長く影響を与え得るだろう。ご冥福を祈ります。

今週の名言・一言・つぶやき
「夢はできる・できないではなく、やるか・やらないかだけだ(サムライジャパンWBC栗山監督)」

【祝WBC優勝】「(今日の相手は憧れのメジャー達ばかりだが憧れてしまったら超えられないから)今日だけは彼らへの憧れを捨てて勝つことだけ考えていきましょう。大谷翔平」「悩んだか悩んでないかで言うと、悩みました。でもWBCというものが、やっぱり僕の小さい時から、憧れというか、一つ大きな目標だった(契約金120億円で4月からメジャー入りの吉田正尚)」「これが野球。日本チームに帽子を脱ぐしかない。日本が決勝に進んだが、今夜の勝者は野球界そのものだ(準決勝で逆転負けしたメキシコのヒル監督)」「台本があるかのような展開だった。ただ結果が逆になって欲しかった。今夜の勝者は野球ファンだ(決勝で負けた米国デローサ監督)」。侍ジャパン様「ハラハラ、ドキドキ、ワクワクな幸せな時間と感動をありがとう」

今週の名言・一言・つぶやき
「受けた恩は忘れるな。受けた恨みは忘れてしまえ(大山倍達:空手家、1994年没)」

人から受けた恩をその人に返すのは「恩返し」だが、別の誰かに送るのを「恩送り」という。恩とは恵みや情けのことで、「恵む」と読みが同じ言葉の「芽ぐむ」は草花が芽吹くことをいうと誰かが言っていた。春彼岸、残雪残る土手に草木が芽ぐみ始めていた散歩道、ふと逝ってしまった恩人達を想いだした。