同社は、社員が毎朝唱和する「明言のすすめ」がある。『「反応・発信・明言」は「意思決定」の見える化です。大きな声で皆に聞こえるように皆に分かりやすく具体的に伝えることです。「反応しない」「発信しない」「明言しない」は「意思決定できない」「行動できない」「やる気がつくれない」「整理できない」の見える化です。「意志強固」だから「明言」するのではありません。「明言する」から意思決定できる行動できる。やる気が出る、整理できる自分の意思ができるのです。「明言」するから相手も「そう!」「違う!」と反応してくれるのです。「明言」するから相手も自分の意見に気がつくのです。「明言」するから議論が生まれるのです。間違っていれば「ごめん、すまん」と素直に詫びればいいだけです』。政治家さん!最近、政治家さんがよく言う、丁寧な説明・丁寧な対応より具体的に明言していただきたいものですネ。
【年女】中島さんは壬辰(みずのえたつ)の1952年生まれ。「時代」、「地上の星」など数々の名曲を作った彼女、私の好きな曲のひとつに「糸」がある。この歌詞の最後で「縦の糸はあなた/横の糸は私/逢うべき糸に出逢えることを/人は仕合わせと呼びます」。幸せではなく仕合わせと歌う。「仕合わせ」は、巡り合わせ、運命、機会、天運、愛や幸福を表現する響き深い言葉だと思う名曲だ。
【年男】今年の干支は辰、王さんは”庚辰(かのえ・たつ)”の1940年生まれ。”世界の王”、”ワンちゃん”と親しまれ、一本足打法で868本のホームランなど数々の記録を残した 。国民栄誉賞初代受賞者は『僕は人生は円だと思ってきました。朝があれば、昼があり、夜があって、朝がくる。季節で言えば冬がくれば、春、夏、秋が来て。これはもう止めようがありません。人間にもサイクルみたいなものがあって、調子がいいときもあれば悪いときもあるんです。』と。
【追悼】今年最後のつぶやきは、本年逝去された方々の言葉を集めました。☆一つのものを作るのは、毎日毎日の改善や研究、その積み重ねが必要なんです(豊田章一郞:2/14逝去) ☆言葉と想像力によって核兵器を引きずり下ろす(大江健三郎:3/3逝去)☆自分の思い通りに生きたがどうかが大事。長さではない。どう生きるかどう死ぬかっていうのは個人が責任を持って選んで下さい。(坂本龍一:3/28逝去) ☆一緒に生きていることを楽しめばいい(畑正憲:4/5逝去)☆人には誠意を尽くせば五~六割は返ってきます。人生…信じるに足りますよ(牛尾治朗:6/13逝去)☆光る石、輝く石は、必ずみんな持っている(朝潮 太郎(4代目):11/2逝去)☆一日置いた方が欠点がよく見える(山田太一:11/29逝去)。
先週に続き石井さんの「上手に齢をとる極意」①嘆くより忙しく動く。②苦労のない人生はつまらない。③先の愉しみが張り合いになる。④機嫌良くは自分次第。(有難い人生にもなるし、つまらない人生にもなる。)「私らしく生きる五か条」①自分を丸ごと好きになる。②自分のテンポを守る。③一人時間も大切。④口癖は上等上等。⑤何気ないことを愛おしむ。また彼女は愛用の鍬を持ち畑仕事をしているが大事にしている言葉は「さびない鍬でありたい」と。
浅川氏はケガで中学生のときに失明。しかしその後、様々な困難を乗り越え、日本IBM(株)に入社。WEBの文字情報を読み上げる世界で初めての実用的な音声WEBブラウザ「ホームページリーダー」の開発。IBMの最高技術職であるIBMフェローに、東京大学で博士(工学)の学位も取得。現在、視覚障害者でも自由に街を歩けるようにすることを目的とした「AIスーツケース」開発中。彼女は「障害者もダイバーシティーの一つだと考えて、企業の戦力にする」「人生の中では幸運に思えること、不運に思えること、いろいろな出逢い、出来事がありますが、それを受け入れて進むことによって、より強かったり、より面白かったりする人生が開けるんだなということを、最近しみじみと感じているのです」と。
正岡子規の死生観は強い痛みや、体を自由に動かせないという最大級の苦しみを抱えて生きる中で、初めて本当の悟りの意味に気付いた。「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた」と子規は言う。1902年9月18日正岡子規逝去、今日は子規忌。
冒険家で90歳の三浦雄一郎さんが先月富士山への登頂を果たした。現在下半身に麻痺が残っている中、自力歩行だけではなく、ときには車イスも使いスキー学校の関係者や家族らに支えられながら登頂した。山頂では、彼が名誉校長を務めている「クラーク記念国際高校」の生徒等も出迎えたというが、その高校の校歌「はじまりの日に(高石ともや:作詞・作曲)」の一節には『なくしたものを数えるより いまある力を寄せ集めて 歩き出す それが自由 それが自由 私の道』だとか。下山後彼は新たな目標に「自分の脚で富士山に登りたい」と強い思いを語ったという。
今夏の甲子園高校野球、仙台育英の二連覇か慶応義塾の107年ぶりの優勝かの決勝戦。見始めたら3時間TVに釘付のベストゲームだった。優勝した慶応は「エンジョイ・ベースボール」「選手個々が自分で考えることを大切に」と自主性を重んじてきた。先輩後輩関係なく、全員でグラウンドを整地し、上下関係を作らない。高校野球の多くで見られる丸刈りもなく、指揮官の指導で自由な髪形が定着した慶応。優勝した森林監督は生徒に「これを人生最高の思い出にしないでくれと話した」という。一方、敗者の仙台育英須江監督「負けたのが慶応でよかった。負けた時に人間の価値が出るから選手達には、グッドルーザーであれと。最終日で勝つ喜びと負ける悔しさを両方味わえたので座右の銘のとおり”人生は敗者復活戦”素晴らしい経験を得た」と。両監督、生徒諸君「アッパレ!」
(上記の言葉に続き、朝日新聞の”折々のことば”鷲田清一は)『「けろっとした顔でやって、終わったとたん、ドッと汗をかく」というのがプロだと、俳優は語る。「かるーく」器用にこなすのは嫌だけれど、「懸命に稽古してきましたっていうのが、表にでちゃう」のも嫌。汗が出るのは演技の最中(さなか)に自分のこだわりが残っているからで、役に徹すれば汗もかかないと。冷静なのでなく照れ性だからと謙遜しつつ。(この顔で悪いか!〔伊東四朗著〕)』と。それにしても伊藤様今年は暑いです。皆様残暑お見舞い申し上げます。