カテゴリーアーカイブ: 生きる、人生、命、道
今週の名言・一言・つぶやき
今週の名言・一言・つぶやき
「縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない(歌手中島みゆきの「糸」から)」
小学3年生の頃中島みゆきが、いけない言葉を口にして、父から「刃物で切った傷なら薬で治せるけれど、言葉で切った傷につける薬はない」と叱られた。それから「切る言葉があるんなら、治す言葉があるんじゃないか」と思ったという。人を傷つける言葉の恐ろしさを教えられて育った彼女。宇佐美毅氏(日本文学者)は、彼女の歌が長く広く愛される理由に「歌詞には強さ、重みがあり、人生について深い問いかけをどの曲にも込めているので、時代や世代に左右されずに心に響き、後々まで印象を残す。だからいまも歌が生き残っているんです」と言う。
今週の名言・一言・つぶやき
「人も草木も虫も同じものは一つもない おなじでなくてみな光る (東本願寺法語カレンダーから「榎本栄一:仏教詩人」)
「十人十色」という言葉があるが、人は、考えや好みや性質などがそれぞれ違う。この法語(仏教の教義を説いた言葉)では、さらに人だけでなく、草も木も虫も、すなわち植物や昆虫、さらに動物にまで拡げて、同じものは生まれないと。
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「十(プラス)と一(マイナス)で「土」。毎月11日を「土の日」と呼びませんか?(加藤登紀子:歌手)」
彼女は「プラスとマイナスでゼロにもなります。”土”という原点に立って未来を見る日。足の裏に大地を感じて再生を願う日。(「加藤登紀子のひらり一言」-朝日新聞10/11付けから)」と彼女は言う。ところで+と-は「士」でもある。士は”さむらい”とも読み、”りっぱな男子”、”独立した成年男子”の意味がある。そして、士業には弁護士や行政書士など八つの士業があるが、私も「大地」に立った行政書士を目指したい。
今週の名言・一言・つぶやき
「男はつらいよの映画には、人間を元気にする「良薬」がたくさん詰まっている。(名越康文:精神科医)」
男はつらいよ50周年を記念して、TVでも1作目から放映され毎週見ている。「男はつらいよ」シリーズ50作には、毎回マドンナが登場し、複数回の出演者もいるためマドンナは42人だ。そのマドンナでも人気の高い「リリー(浅丘ルリ子)」。そのリリーは、「女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも思ってんのかい。笑わせないでよ」と啖呵を切り、はっきり自分の意見を言う自立した女性だ。その浅丘ルリ子さんが、先週放映前のインタビューで、寅さんは「男臭くて、粋で、不良っぽくて、照れ屋で、優しくて、可愛くって」と評していた。コロナ禍で高齢者の私の楽しみはTVだが、私を元気にしてくれる良薬を毎週待っている。
今週の名言・一言・つぶやき
「俺はね、風には逆らわないようにしているんだよ。風に当たると疲れちゃうから。(フーテンの寅:「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(第47作)から」)」
先週の台風10号は全国的に暴風・暴雨をもたらした。その後9月だというのに猛暑日が続いていたが、ようやく風にそよぐコスモスや秋らしい晴天の日が飛騨でも感じられるようになった。こんな季節にはフーテンの寅さんはどこの地を旅しているのだろうかと想像していたら、ふと数年前の弥次喜多道中を思い出した。平成27年5月月「京都三条大橋」を出発、旧東海道490㎞を足かけ3年かけて歩き平成30年3月「江戸日本橋」に到着した。この間、相棒の”喜多”さんは、道中宿場毎に俳句を詠み「平成の弥次喜多 東下りを詠む”東海道五十三句”(喜多さんこと辻雅宏:俳号-雅風)」を刊行した。その喜多さんの句集から、風にちなんだ句をここに。☆初夏の風多き曲がりに迷ひけり(岡崎宿の二十七曲がり)☆藤川やむらさき麦の風薫る(藤川宿)☆つづら折る小夜の中山風冷ゆる(日坂宿)
「東海道五十三句”(喜多さんこと辻雅宏:俳号-雅風)」