中秋の名月は、陰暦8月15日の夜に見える月で、今年は9月24日が相当する。昨日は中秋の名月だったが、本日の9月25日が満月(十五夜)と、中秋の名月と満月の日付が1日ずれている。国立天文台暦計算室によると、名月=十五夜=陰暦15日の夕方に出る月という決め方は単純だが、必ずしも満月が、月と太陽が地球を挟んで反対側に来る瞬間が同じ日になるとは限らない。陰暦15日は月齢14.0を含む日、月の満ち欠け周期の半分は29.5÷2≒14.8なため、満月が後になることが数年に一度ある。本日は十六夜(満月の翌晩は月がためらって出る「いざよい月」)、9月26日(十七夜:月の出が早いので立ってまてる「立待ち月」)、9月27日(十八夜:月の出が遅いので座って待つ「居待ち月」)、9月28日(十九夜:寝て待つ「臥し待ち月」)、9月29日(二十夜:夜更けの「更け待ち月」)と秋月に魅せられる日が続く、心澄まして月を愛でたいものだ。