梅雨明けと同時に酷暑がやってきたが、1970年の大阪万博で、松下電器の松下館は大人気で、入場に2時間ほどかかった。酷暑の日、パビリオンの行列に76歳だった松下幸之助が並んでいたので、係員は「会長こちらへ」と、行列から出そうとしたら、「いやいや君こんな暑い日に並んでるお客さんに何かしたい。それには並んでみなければ分からない」と。その結果、松下幸之助は日傘の代わりになる紙製の帽子を作り、行列の人に配ったという。クールビズの仕掛け人、小池都知事が、今度は「かぶる傘」を提唱、五輪への「暑さ対策」は定着するだろうか。