今週の名言・一言・つぶやき
「日本文化の独自性、わび・さび、もののあはれ、などといった、感性を掴み出して芸術化したものは、外人には分からない世界だ。(中曽根康弘:元総理-101歳逝去)」

【合掌】国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根元総理が101歳で逝去。田中角栄の権力を背景に首相に上り詰め「田中曽根内閣」と呼ばれるなど、政局における立ち振る舞いに一貫性がないと批判を受け「風見鶏」とも呼ばれたが、「今日本で一番必要なのは『風見鶏』だと思う。『風見鶏』は足はちゃんと固定している。体は自由です。だから風の方向が分かる。風の方向が分からないで船を進めることはできない」と。また、自分と向き合う中で、権力に政治家を独善的な道に走らせる側面があることを自覚して「権力の魔性を自戒せよ」との言葉を残した。今の政治家やリーダーが忘れてはならないことだろう。