カナダのカーニー首相の1月のダボス会議での演説は、『世界秩序の断絶、美しき物語の終わり、そして残酷な現実の始まりについて話そう、と。冒頭の言葉を引用し、大国間の競争の中で”ルールに基づく国際秩序”が衰えている。カナダのような国々はこの秩序のもとで繁栄してきた一方で、それが時として大国に都合よく使われる”虚構”でもあったと述べ、「私たちは断絶の真っただ中にいる」と表現。隣国の米国やトランプ氏本人への言及はなかったものの、「大国が経済統合を武器として利用し始めた。関税を手段として使っている」などと、トランプ政権に対する強い危機感をにじませた。一方、高市首相は3月の日米首脳会談で「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルド(トランプ大統領)だけだ」と(媚びた?)。
「眼はいつでも思った時に閉じられるように出来ている。しかし、耳は自分で閉じられるようには出来ていない。なぜだろう」と寺田寅彦(物理学者)は、随筆集「柿の種」で疑問を投げかけている。ところで「聞く」と「聴く」はどう違うのか。「聴く」という字は、「耳+目」、そして「心」と書く。つまり、相手の話は、耳と目と心を使って「聴く」ことが大事なのだ。ややもすると聞こえていても聴こうとしないことがある。また聴こうとしない人がいる。
気象庁は昨日、岐阜・高知・甲府の各市で桜が開花したと発表。全国の観測地点で最も早い開花宣言で、岐阜市は平年より9日も早いという、いよいよ花見の季節だ。ところで、世界遺産に登録されている仁和寺(京都市)にある「御室桜」の桜守は、16代佐野藤右衛門(2025年10月没)だった(桜守は咲いた桜の枝を折られないように桜を守り育てる人)。「桜に姥桜という表現があるが、これは女性蔑視とは違う、姥桜と言われるほど歳のいった桜は、幹は皺くちゃです。けど、わずか残った枝に咲かせる花には”色香”がある」と言う。17代目は、「私が今までで最も神々しいと思ったのは、岐阜県・根尾の淡墨桜も古木で、花のない時期でも風格があって、絶対的な存在感を感じる」と。亡妻も桜が好きだった、生きていれば72歳の姥桜?。
今日は「金子みすゞ忌」。西条八十から”若き童謡詩人中の巨星”と称えらたが、結婚後夫から詩作を禁じられ、夫から病をうつされた末の自死(26歳)だった。代表作の「私と小鳥と鈴と」を。「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面じべたを速はやくは走れない 私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のようにたくさんな唄は知らないよ 鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい」。〈私たちは違いがあるからこそ、褒め合い、助け合える。この言葉は人々の心に鋭く優しく響く、皆が違う世界は幸せな世界だと。戦争をしている君たちはこの詩をどう想うだろうか〉
キング・カズ”こと三浦知良さんは、サッカー元日本代表FWで現在”J3福島ユナイテッドFC”に所属する現役だ。2月26日の59歳の誕生日に「試合に出て活躍したいし、勝ちたい。自分自身に期待したい」と意気込みを語る現役最年長Jリーガーだ。世界でもおそらく初めての還暦プレーヤーになるまでのカウントダウンが始まった。是非還暦でのカズダンスを見てみたい。