今週の名言・一言・つぶやき「戦争は一握りの人間の判断で始められますが犠牲になるのはいつも無辜(むこ)の民。腹が立って仕方がありません。(宝田明:俳優)」 戦争の愚かさや残酷さを次代に伝える使命があると反戦と平和を訴えていた、俳優の宝田明さん(今月逝去)。終戦時11歳だったが、ソ連兵の銃撃を受け死にそうになり、悲惨な場面に何回も遭遇。略奪や暴行を目の当たりにした。だから、「ロシアの映画も音楽も文学も、どんな素晴らしい芸術も心が受け付けてくれないんです」と。そして「アジアの国々は、日本に対して同じような感情を抱いている人もいるかもしれません。これが戦争なんですね」と。今、ロシアの素晴らしい芸術を受け入れられない人が増えているのでは。