ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を28年ぶりに達成。プロ野球新記録となる13者連続奪三振、1試合19奪三振(プロタイ)の記録も。彼の高校時代國保監督は、甲子園行きが懸かった決勝戦で、故障予防のため連投を避け令和の怪物と言われる彼を登板させなかった。チームは敗れ連投させなかった監督には非難もるなど物議を醸したが、騒動後高校野球に投手への球数制限制度が導入された。高卒で即戦力とも言われたが、プロ入り後ロッテ球団は、2軍で鍛え上げていくことが一般的な中、そのまま1軍に同行させながら体作りに専念させる。異例な育成方法には批判もあったが、今回の快挙だ。そして7日後の先発登板、8回まで完全試合を続けパーフェクト投球したが、球数が102球に達し体調をみた監督は8回で交代、2試合連続の完全試合が目前だったこの交代には賛否呂論だ。今、企業や社会は即戦力となる人材を求めがちで、人材を育成することが疎かになっていないだろうか。短期的な成果より、長期的な視点で人材を潰すより育て人材を人財にするロッテを応援したい。