ブログ・今週の名言

 名言や格言といわれるものは、ときには自分の行動を変えてしまうような教訓であったり戒めであったり、今までの価値観や物事の考え方を変えてしまう力があります。

 故人、偉人に限らず、後期高齢者である私の心に響いた言葉や優れた言葉などを毎週火曜日に「今週の名言・一言・つぶやき」で呟いていきます。

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今週の名言・一言・つぶやき
「月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月(よみ人知らず」

中秋の名月を詠んだ歌といわれているが、昨日は中秋の名月だった。秋の空気は乾燥して澄んでいるため、月がより美しく見えるとされている。あいにくの天候で我が家からは見ることが叶わなかった。中秋の名月の食べ物には、米粉で月に見立てた月見団子や秋の収穫に感謝する里芋(芋名月)、縁起物とされるぶどうや柿、そしてお供え後もいただく栗やお酒(月見酒)、月見そばなどがある。これらの食べ物は、豊作の感謝や神様との繋がりを願う意味が込められており、お供えした後は自分たちでいただくことが一般的だとか。あなたは何を食べられましたか?

今週の名言・一言・つぶやき
「最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。(スペンサー・ジョンソン:米国の医学博士・心理学者-2017没)」

大相撲秋場所は、16年ぶりの横綱同士の優勝決定戦で豊昇龍関を大の里関が制した。日本出身横綱の優勝は稀勢の里以来8年ぶりだった。ところで、今場所前頭16枚目の友風関は9勝と勝ち越したが、彼は障害者手帳所持者とは知らなかった。2019年11月場所前頭3枚目だったがケガ、右膝下切断寸前の重傷で幕内から序二段までに陥落した。医師からは「復帰どころか歩けるまで回復出来れば良い方」の通告も受けるほどの重症だった。粉々になったという大腿骨には骨をつなぐボルトが入っているが、土俵復帰を目指してリハビリに懸命に取り組み、今も腓骨神経まひ状態。右膝から下の感覚がなく足首が動かず、下肢機能障害5級の障害者手帳所持者だ。その友風関が今場所9勝6敗の成績。来場所の活躍が楽しみだ。ちなみに9月は「障害者雇用促進月間」だ。

今週の名言・一言・つぶやき
「日本人はいま戸惑いのなかにいる。ギアチェンジがうまくいかない人が多い。昔のように振る舞っても、空まわりを繰り返すばかりだ。しかし自負もある。豊かだった日本の残影にすがろうとする。その姿は、ときに没落貴族のようにも映る。(「生きずらい日本人を捨てる」から下川裕治著:旅行作家)」

990年、”12万円で世界を歩く”で旅行作家としてデビュー以来、約30年間バックパッカースタイルで旅をし、多くの著書を出している下川裕治さん。これまで訪ねた国は70カ国以上。一番親しみを感じている国はタイで、「アリとキリギリスって寓話があるけど、タイって、冬がこないキリギリスみたいな暮らしができる国なんだと。また、『日本人は、ゆとりと浪費を混同しているのではないか、と思えてくる。とも。

今週の名言・一言・つぶやき
「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うときに初めて老いがくる。(サミュエル・ウルマン:実業家・詩人)」

昨日は敬老の日、1966年に9月15日を祝日として制定されたが、ハッピーマンデーの導入で2003年から9月の第3月曜日に変更。9月15日となるのは11年ぶりだった。高齢者は3619万人で、総人口の29%は過去最高。女性が2051万人(女性人口の34%)、男性は1568万人(男性人口の26%)だとか。私は78歳、理想までなくとも目標は持ちたいものだ。

今週の名言・一言・つぶやき
「昔は何もなかったが何かがあった。今は何でもあるが何かが足りない。(酒井義一 :大谷派存明寺住職)」

【酒井氏の法話より】本当に、私たちは何を欲しているのでしょうか。 物はあふれるほどありますが”本当に必要なものは何か”と問われると、それが何か分からない。これは貧しさなのだと思います。 私は、こうしたことを現代社会の課題として実感しています。どれほど時代が豊かになっても、人間は人間関係のなかで悩みを抱えるものです。 そして、言葉では表せない痛みや空虚さを感じながら生きています。 人が抱える、好ましくないと思えるようなさまざまな問題…… 実はそうした苦しみこそが『さあ、道を訪ねていこう』と、私たちを前へと押し出してくれる力になるのだと教えられた。