ブログ・今週の名言

 名言や格言といわれるものは、ときには自分の行動を変えてしまうような教訓であったり戒めであったり、今までの価値観や物事の考え方を変えてしまう力があります。

 故人、偉人に限らず、後期高齢者である私の心に響いた言葉や優れた言葉などを毎週火曜日に「今週の名言・一言・つぶやき」で呟いていきます。

ブログ一覧

今週の名言・一言・つぶやき
「米一粒、汗一粒(ことわざ)」

コメ価格高騰で価格を下げようと政府は備蓄米放出するという。その米を作るには88回もの手間がかかるから米(八十八)という漢字が出来たとも言われる。米に関する言葉は色々ある。「新米」「米くい虫」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「同じ釜の飯を食う」「冷や飯を食わせる」「日常茶飯事」「青田買い、青田刈り」など。主食の米価格が値上がるのは嫌だけど、米農家の時給は10円だとか。農林水産省の営農類型別経営統計によると、コメ農家など1経営体あたりの作物収入などは378万3千円(2022年)。肥料代や光熱費など農業経営費を除けば、残るのは1万円で、平均労働時間(年約1千時間)を踏まえると、時給10円の計算だという。日本の食料自給率は低い、農家が生活出来る米価格の政策が求められている。

今週の名言・一言・つぶやき
「満開の 一瞬終えた花びらが 最後の力で湖面漂う (森永卓郎:経済アナリスト)」

【追悼】1月28日に亡くなったの森永卓郎さんの追悼TV番組「がっちりマンデー」から。森永は、『社会に出てから44年。その間ずっと貫いてきた信条は「今やる、すぐやる、好きなようにやる」ということ。周囲に忖度することなく、自分が正しい思うこと、やりたいと思うことを常にやってきた。だから仕事はカネを稼ぐための手段であるといよりも遊びに近いものだった。とりあえずやってみて、間違っていたり失敗したら、素直に謝るというのが仕事のスタイルなのだ。彼の場合人生でやり残したことがほとんどない。これまでの仕事で遊んで遊び尽くして、やりたいことはすべてやってきた』と。同番組のMCでタレントの加藤浩次は20年共演した森永さんを偲び「まず人生っていうのは明るく楽しく生きるべきなんだってこと。そして決して驕らないってこと、そして諦めないてこと」を教わったと涙をこらえながら感謝した。

今週の名言・一言・つぶやき
「人を幸せにすることに引退はない。(カーネル・サンダース:ケンタッキーフライドチキン創業者)」

今年に入って引退報道が多く見られた。横綱照ノ富士の引退、元プロ野球選手イチローの引退後の日米野球殿堂入り、元スマップのリーダー中居正広の芸能界引退。そして、「ドクターイエローT4」の引退。新幹線の電気設備や線路の状態を走りながら確認する、「新幹線のお医者さん」と言われた。目撃すると幸せになると言われ「幸せの黄色い新幹線」と呼ばれ157万キロも走って引退した。

今週の名言・一言・つぶやき
「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。(イチロー:元プロ野球選手)」

日米野球殿堂入りしたイチロー。引退後5年後に殿堂入り選考対象の有資格者となり、記者投票で殿堂入りが決まる。イチローは米国殿堂入り確実で、史上2人目の満票も確実との予想だったが、結果は1票足りなかった。しかし彼は会見で「すごく良かった。生きていく上で、完璧を追い求めるのが人生であって、不完全だから進もうと出来る」と。引退してなお自らたどるべき道を探っているイチロー。「誰よりもプロフェッショナルな野球選手。次世代の日本選手たちに進むべき道を示してくれた」。「オールラウンド選手として、どんな体格でも運動能力を伸ばして成功できることを示した。それは彼が残したレガシーだと思う」などと称讃の声あまただ。

今週の名言・一言・つぶやき
「私も80歳、ここらが潮時やと思う。この55年間にやるべきことはやりました。今は、我ながらよくやったと自分で自分の頭をなでてやりたい心境です(松下幸之助:経営の神様と言われた実業家)」

1人横綱照ノ富士が引退を先週発表した。朝青龍の21場所に次いで20場所と1人横綱の期間が長く続いた照ノ富士。「横綱を張っている以上、やるべきことをやろうという一つの思いで頑張った。自分のやれることはやったかなと思う」と。大関から序二段まで転落、それでも諦めず、ケガと糖尿病と闘いながら土俵に上がり、横綱までに。陥落してはい上がった根性の横綱は「あっぱれ!」の力士だった。「人を幸せにすることに引退はない」との言葉もある。照ノ富士関、これからも人を幸せにする人生を送ってください。