中秋の名月を詠んだ歌といわれているが、昨日は中秋の名月だった。秋の空気は乾燥して澄んでいるため、月がより美しく見えるとされている。あいにくの天候で我が家からは見ることが叶わなかった。中秋の名月の食べ物には、米粉で月に見立てた月見団子や秋の収穫に感謝する里芋(芋名月)、縁起物とされるぶどうや柿、そしてお供え後もいただく栗やお酒(月見酒)、月見そばなどがある。これらの食べ物は、豊作の感謝や神様との繋がりを願う意味が込められており、お供えした後は自分たちでいただくことが一般的だとか。あなたは何を食べられましたか?
大相撲秋場所は、16年ぶりの横綱同士の優勝決定戦で豊昇龍関を大の里関が制した。日本出身横綱の優勝は稀勢の里以来8年ぶりだった。ところで、今場所前頭16枚目の友風関は9勝と勝ち越したが、彼は障害者手帳所持者とは知らなかった。2019年11月場所前頭3枚目だったがケガ、右膝下切断寸前の重傷で幕内から序二段までに陥落した。医師からは「復帰どころか歩けるまで回復出来れば良い方」の通告も受けるほどの重症だった。粉々になったという大腿骨には骨をつなぐボルトが入っているが、土俵復帰を目指してリハビリに懸命に取り組み、今も腓骨神経まひ状態。右膝から下の感覚がなく足首が動かず、下肢機能障害5級の障害者手帳所持者だ。その友風関が今場所9勝6敗の成績。来場所の活躍が楽しみだ。ちなみに9月は「障害者雇用促進月間」だ。
990年、”12万円で世界を歩く”で旅行作家としてデビュー以来、約30年間バックパッカースタイルで旅をし、多くの著書を出している下川裕治さん。これまで訪ねた国は70カ国以上。一番親しみを感じている国はタイで、「アリとキリギリスって寓話があるけど、タイって、冬がこないキリギリスみたいな暮らしができる国なんだと。また、『日本人は、ゆとりと浪費を混同しているのではないか、と思えてくる。とも。
昨日は敬老の日、1966年に9月15日を祝日として制定されたが、ハッピーマンデーの導入で2003年から9月の第3月曜日に変更。9月15日となるのは11年ぶりだった。高齢者は3619万人で、総人口の29%は過去最高。女性が2051万人(女性人口の34%)、男性は1568万人(男性人口の26%)だとか。私は78歳、理想までなくとも目標は持ちたいものだ。
【酒井氏の法話より】本当に、私たちは何を欲しているのでしょうか。 物はあふれるほどありますが”本当に必要なものは何か”と問われると、それが何か分からない。これは貧しさなのだと思います。 私は、こうしたことを現代社会の課題として実感しています。どれほど時代が豊かになっても、人間は人間関係のなかで悩みを抱えるものです。 そして、言葉では表せない痛みや空虚さを感じながら生きています。 人が抱える、好ましくないと思えるようなさまざまな問題…… 実はそうした苦しみこそが『さあ、道を訪ねていこう』と、私たちを前へと押し出してくれる力になるのだと教えられた。