ブログ・今週の名言

 名言や格言といわれるものは、ときには自分の行動を変えてしまうような教訓であったり戒めであったり、今までの価値観や物事の考え方を変えてしまう力があります。

 故人、偉人に限らず、後期高齢者である私の心に響いた言葉や優れた言葉などを毎週火曜日に「今週の名言・一言・つぶやき」で呟いていきます。

ブログ一覧

今週の名言・一言・つぶやき
「最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。最も人生を楽しんだ人間のことである。(ルソー:仏-哲学者・作家1778年没)」

『長寿の心得-人の世は山坂多い旅の道(作者、年代不詳)』から。

還暦(60歳)でお迎えの来た時は只今留守と云え

古希(70歳)まだまだ早いと突っ放せ

喜寿(77歳)せくな老楽これからよと云え

傘寿(80歳)なんのまだまだ役に立つと云え

米寿(88歳)もう少しお米を食べてからと云え

卒寿(90歳)年齢に卒業は無いはずと云え

白寿(99歳)頃をみてこちらからボツボツ行くと云え

百寿(100歳)人生一つの節目だがまだまだ未練だと云え

茶寿(108歳)まだまだお茶が飲み足らんと云え

私は今月満77歳で喜寿を迎えた。老楽の始まりです?

今週の名言・一言・つぶやき
「人生はマラソンのような長距離競争である。一気に駆け抜けようとすると落伍することになる。急ぐべからず、焦るべからずである。(大屋晋三:帝人元社長、政治家、1980年没)」

昨日10日は「時の記念日(日本で初めての時計が鐘を打った日)」だっつた。ところで日本の「マラソンの父」と呼ばれる金栗四三(1983年没)は、五輪のマラソンに3度出場したが、1回目出場の時、暑さでレース中に倒れた金栗は沿道の住民に自宅で介抱され、一時行方不明となった。それから半世紀余りを経た1967年、金栗はストックホルム五輪55周年記念式典に招かれる。大会で棄権の意思を伝えなかったため、競技が続いていると判断、完走してもらおうという粋な配慮だった。この記録はオリンピック史上最も遅いマラソン記録とされている。

今週の名言・一言・つぶやき
「われを忘れがちなものを密かに叱呼する、こんな落書き一つ、このごろは見かけることがなくなった。「右を見よ、左を見よ。そんなにきょろきょろするな」(長田弘:詩人2015年没)」

“国宝の法隆寺に落書き” ”犯人は誰だ?” 「法隆寺金堂(飛鳥時代)の建立時に天井板に描かれた男性の顔の落書きがあった」とのニュース。蓮華文(れんげもん)と同じ顔料が使われ、絵師がいたずらや筆慣らしで同僚を描いたらしく、大きさは縦約5センチだとか。1949年の火災で焼損した部材に残っていて、文化審議会は5月にこの天井板を含む約3200点を貴重な部材として国宝に追加指定するように答申したという。”落書きも国宝になれるのだ”

今週の名言・一言・つぶやき
「番付は考える力のランキングです。横綱とは、いちばん考える力士です。能力があれば、誰でも関脇にはなれます。逆に、考える力がなければ大関にはなれず、関脇止まりなんです」(元横綱稀勢の里、現在二所ノ関親方)」

大相撲夏場所を12勝3敗で初優勝した小結大の里(23)。「優勝はうれしいけど、最終的な目標はここではない。さらに上へ、上へと駆け上がりたい」と。大の里は昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。所要7場所での初優勝は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新する最速記録だった。その大の里、千秋楽を前にして親方(元横綱稀勢の里)から掛けられた言葉は、「優勝しても喜ぶな」だった。これにはふたつの意味があると思われる。①戦ったばかりの相手が眼前にいる。優勝して喜ぶ姿は、相手に対して非礼ともなる。②この優勝がゴールでもなく、目的でもないことだ。そう親方やファンは年内の大関いや横綱を期待している。角界の未来を担うスターの誕生だ。

今週の名言・一言・つぶやき
「教えぬに決して上見ぬ 藤の花 ただ足ることを 知りて咲くらし(古歌)」

藤は不死につながることから長寿や子孫繁栄の花とも言われる。その藤の花を隣町の「安望藤園」で楽しんできた。樹齢約130年の藤が5本あり、藤棚には優しい紫色に囲まれた花が咲き、甘い香りが漂っていた。藤の花はなぜ紫色なのだろう。明治の作家斎藤緑雨は、「青皇の春と、赤帝の夏と、行会の天(ゆきあいのそら)に咲くものなれば、藤は雲の紫なり」と。青い春と、赤い夏とが出会う空に咲くから、藤の花は紫色なのだ、とジョークを記している。