今週の名言・一言・つぶやき
「長生きの秘訣は”わがままに生きる”(佐藤愛子:小説家-101歳)」

もうそろそろ行政書士の引退時期かと考えていた時、所属する行政書士会から、喜寿の祝いを戴いた。これはもう少し頑張れ!なのか、それともそろそろ!のサインなのか?。そんな時、映画「九十歳。何がめでたい」を鑑賞した。現在101歳の佐藤愛子が綴ったエッセイ集の「九十歳。何がめでたい」が原作で、主人公役を草笛光子(演者時90歳)が演じている。映画は主人公が年を重ねることでの本音が。何がめでたい!とヤケクソ気味に、愚痴ったり嘆いたり呟いたりに、ゲラゲラ笑いながら鑑賞した。映画の中で、50代の編集者役の唐沢寿明(家庭より仕事優先でセクハラ、パワハラをくり返し、部下に煙たがられて異動になってしまう。昭和時代の典型的な“昔の価値観”を背負った役)に向かって、「いい爺さんなんてつまんないわよ。面白~い爺さんになりなさいよ」と。
もう少し行政書士を頑張ってみようかなと思った。

今週の名言・一言・つぶやき
「百年前ぼくはここにいなかった 百年後ぼくはここにいないだろう あたり前なところのようでいて 地上はきっと思いがけない場所なんだ(谷川俊太郎の詩「朝」から)」

私は昭和22年生まれで昭和を42年間生きてきたが、1926年に昭和が始まってから今年で昭和百年目だとか。そこで、百に関する言葉を幾つか。☆人の世に、道は一つということはない。道は百も千も万もある。(司馬遼太郎:小説家、1996年没)☆百年生きるつもりで働け。明日死ぬつもりで遊べ。(ベンジャミン・フランクリン:米国独立宣言起草者の1人)☆風鈴を百年同じ釘に吊る。(山崎祐子:俳人協会会員)。そして、百歳以上生きた長寿の双子姉妹”きんさん・ぎんさん”は、「心の皺は生やしちゃいかん」「人間は足から死ぬ(毎日歩くことで足腰を鍛える)」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「愛するというのは、与えてもらうことではなく、与えること。それがすべて。(キャサリン・ヘプバーン:俳優-米国、2003年没)」

プレーリーハタネズミは、一夫一妻制で、ペアは生涯解消されないなのだとか。ペアは絆を築き,巣を共有し,共に子育てをする。パートナーがストレスを受けているときは自分もストレスを感じ,相手に触れることで慰め合うなど,共感のようなものまで示す。ところがアルコールを飲ませると、オスの妻への愛情が下がるのだとか。他に一夫一妻制動物は、オオカミ、タヌキ、ハクトウワシ、クロコンドル、ペンギン、アホウドリ、チョウチンアンコウなどだとか。人間は?。ところで歓迎会の時期で飲酒機会も増えそうだが飲み過ぎには注意しましょう。

今週の名言・一言・つぶやき
「花びらは散っても花は散らない形は滅びても人は死なぬ。(金子大栄:真宗大谷派僧侶、仏教思想家)」

桜の開花日などを観測する基準木がある。高山市の開花宣言の基準木は、飛騨高山の人気観光スポットである「赤い中橋」の袂にある「中橋の桜」だが、今年の桜開花宣言は春祭りの4月15日だった。そして、その桜は今満開だ。ところで金子大栄師は、人は死ぬことによって肉体的には消えても、その人の死をかなしみ、「いたみ」「とむらう」者がいるかぎり、その人の「花」は散らない。花びらが散っていくのであって、花そのものはまた来年再来年、その時期に咲いてくると教える。

今週の名言・一言・つぶやき
「人生は長さだけではない、幅もあれば深さもある。(鬼の首が安置されてる浄土真宗大谷派の念興寺のお寺の掲示板から:郡上市和良町)」

故金子大栄さん(真宗大谷派僧侶1976年没)は、「人生の”長さ”はその人の一期、自分ではどうにもならぬもの。健康長寿にばかり目を向けるのではなく、”幅”と”深さ”の尊さに目覚めることも大切なことです」と。「”幅”とは、生きている間にいただく様々な出会いやご縁のこと、そして”深さ”とは、そのいただいた出会いやご縁をきちんと受け止め、どこまで自分の人生の厚みとして消化していけるかではないか」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「人生の選択に正解はない。(東大新聞新入生歓迎号)」

この4月小中高大と多くの新入生が誕生した。入学式の歓迎挨拶から。☆地域と関わり、社会や自分の将来を考える機会が数多くある。キャンパス内外で経験を積み、大きく成長してほしい(三浦福島大学長)☆未来は、今まさに、この瞬間から始まる。ともに学び、成長し、そして、より良い社会、ありたい未来の実現を目指そう(中村信州大学長)☆悠仁親王が入学された永田筑波大学長は、「本学は多様な分野が協業する研究型の総合大学。豊かな未来社会を実現するために日々の研さんに励もう」と。

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「嘘を大声で、充分に時間を費やして語れば、人はそれを信じるようになる。(アドルフ・ヒトラー:ナチスの指導者-没年1945年)」

アメリカ大統領の政策や演説などが「嘘か誠か虚言か」でメディアを賑わしている。 今日はエイプリルフールだ。嘘に関わる言葉をいくつか。☆嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。(ルソー嘘:哲学者-没年1778年)☆嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それはすばらしいことである。(エミール・オーギュスト・シャルティエ:哲学者-没年1951年)☆人々がいつでも、正直なことをいうのはなぜか。神が嘘を禁じたからではない。それは、嘘をつかないほうが気が楽だからである。(ニーチェ:哲学者-没年1900年)☆嘘は、生き続けることなどできない。(ング牧師:没年1968年)。

今週の名言・一言・つぶやき
「毎年よ、彼岸の入に、寒いのは。(正岡子規:俳人)」

一昨日彼岸の日曜日お墓参りをしてきたが、今年は暖かった。仏教では太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近づく日とされている。ところで、太宰治は、「善悪の彼岸という言葉がありますね。善と悪との向う岸です。倫理には、正しい事と正しくない事と、それからもう一つ何かあるんじゃないでしょうかね。ただもう、物事を正、不正と二つにわけようとしても、わけ切れるものではないんじゃないですか……(小説「春の枯葉」)」と。イスラエル・ガザ戦争も露・ウクライナ戦争もそれぞれが正義だと主張しているが……。

今週の名言・一言・つぶやき
「戦争はしたくなければしなくても済むかもしれないが、地震はよしてくれと言っても待ってはくれない。(寺田寅彦:物理学者-没年1935年)」

東日本大震災から14年が過ぎたが、かって地震学者茂木清氏(地震学者-元地震予知連絡会会長-没年2021年)は、地震予知は可能かの問いに、「それは、癌は治せるか?という問いに似ている。がん治療は容易ではないが、完治する場合もある。地震予知は観測網が整備されてきたことで可能性が高まってきた。絶対に諦めてはいけない」。彼は阪神大震災の前年に予知連会長として「危険性を複数回指摘したものの注目されなかった。もっと強く警告していればと悔いていた」。そして「地震大国の日本は原発の適地を探すことが地球上で一番難しい」とも。

今週の名言・一言・つぶやき
「「ちょうどよく働くことほど、体に良い事は無いですな」。(宮沢賢治:詩人)」

“世界最高齢の現役女性理容師”として、ギネス世界記録に認定された、箱石シツイ(108歳)さん。大正5年に生まれ、19歳で理容師免許を取得、今でも栃木県那珂川町でハサミを握り続けているという。元気の秘訣は「歩いたり自己流の体操や、全身を動かすようにしている」と。生き方のモットーは「いつも機嫌良く、考えすぎない、悩まない」。「よりよく死ぬために大事だと思うのは、いい加減にならないこと、機嫌良くしていること」だ。今後の目標は「110歳まで頑張りたい」と。