今週の名言「私は自由主義者であるが、国家に対する反逆者ではない」

私は自由主義者であるが、国家に対する反逆者ではない (石橋湛山 政治家)

戦前軍部の圧力にも自由主義で反戦を主張。「私も、戦争で死んだ息子も戦争に反対であった。もし子供を軍隊に差し出すことを拒否したら、私も子供も軍に処刑され殺されたであろう。諸君はそこまで私が頑張らなければ私を戦争支持者と見なされるであろうか」と戦死した息子の葬儀で述べ「私は自由主義者であるため、軍部から迫害を受け、息子を軍隊に捧げて殺した。私は自由主義者であるが、国家に対する反逆者ではない」と国家への想いを語る。一方、民主党小沢氏が離党を誇示することは反逆ではなく、党への大義と言えるのだろうか

今週の名言「自分の中に燃料を持っていなければ人の心を燃やすことはできない」

自分の中に燃料を持っていなければ人の心を燃やすことはできない (朝比奈隆 指揮者)

80歳を超えても現役の指揮者だった彼は、指揮者というものはオーケストラという軍隊を預かり、演奏家の感情に火を点ける役目があると。一流の演奏家を束ねるには、知識・教養・技術以外の何かが無いと務まらない。それが熱情みたいなもので上記の言葉になった。一方原発再開を決めた総理の熱情は、国民に伝わったのだろうか。

今週の名言「政治とはお世辞と生死の間を往来するものである」

政治とはお世辞と生死の間を往来するものである (中曽根康弘 元総理)

政治家というものは当選するまでは道端のお地蔵さんにもお辞儀をして、お世辞を振りまかなければならない。しかし、当選すれば人の生死にかかわる重大案件を処理する職務が待っていると中曽根氏は言う。今の政治家はこれになんと応えるのか。

今週の名言「60点主義で即決せよ、決断はタイムリーになせ。決めるべき時に決めないのは度し難い失敗である」

60点主義で即決せよ、決断はタイムリーになせ。決めるべき時に決めないのは度し難い失敗である (土光敏夫 経済人)

土光氏は経団連会長退任後、昭和56年に第二次臨時行政調査会長に就任。謹厳実直な人柄と余人の追随を許さない抜群の行動力、そして質素な生活から「ミスター合理化」「荒法師」「怒号敏夫」「行革の鬼」「めざしの土光さん」の異名を奉られた。氏なら今の総理や国会になんと喝を入れるだろうか。

今週の名言「身体と心は一つ、身体を真直ぐにすれば心も真直ぐになる」

身体と心は一つ、身体を真直ぐにすれば心も真直ぐになる (宮崎奕保 永平寺貫首)

永平寺78世貫首でH20年1月106歳で大往生。厳格な仏教僧として知られ、肉は一切食さず生涯独身を貫いた。史上最高齢の住職として100歳を過ぎても若い僧と修行を続けた。氏は、靴を脱ぐのも座禅の姿。靴が歪んでいたら揃えるのが当たり前、揃えられないなら自分も歪んでいるからだと。また、「褒められようと褒められなくとも、時が来れば花が咲く。自分のやるべきことを黙ってやって去っていく」とも

今週の名言「大事に際して、敢然とその難局の「矢面に立つ」ことも、男子の本懐と喜んで事にあたることもことも大切である」

大事に際して、敢然とその難局の「矢面に立つ」ことも、男子の本懐と喜んで事にあたることもことも大切である (松下幸之助 実業家)

松下幸之助氏は、どういう人が大事の場合に役に立つのか。その道の知識や経験も大切だが、ただそれだけでは大事の時に役立たない。その上に必要なのは、自分自身の利害を超越して事にあたる人でなければならぬと言っている。原発事故調査委員会に対して、東電と政府の食い違い発言が報じられているが、松下氏は今の状況を「人多くして人なし」と嘆いているだろう。

今週の名言「あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな」

「あおいくま」
せるな、こるな、ばるな、さるな、けるな (コロッケ タレント)

人生 母 昨日は母の日だった。物真似芸の奇才タレントを生んだコロッケの母は、冒頭の頭文字をとって「あおいくま」を教えたという。「人生は、この五つの言葉たい!」貧乏暮らしだった少年時代も、挫折ばかりで順風満帆とは程遠かった芸能生活も、笑いを絶やさず、常に前を向いてこられたのは、母が教えてくれたこの言葉だと。どんな時も僕を支えてくれたこの母の教えがあったからだと。

今週の名言「何が起きても「せっかく」と考えよう。足をケガしても「せっかく」の故障だから、神様が与えてくれた休養と考えよう」

何が起きても「せっかく」と考えよう。足をケガしても「せっかく」の故障だから、神様が与えてくれた休養と考えよう。 (有森裕子 元マラソン選手)

ゴールデンウィークの長い休養が終わったが。有森 裕子は、元女子マラソン選手で日本におけるプロランナーの草分けでもある。バルセロナ五輪の銀メダルで国民に元気を与え、その後アトランタ五輪にも出場、足の手術等苦難の末の銅メダル受賞に「初めて自分で自分をほめたいと思います」と国民に感動を与えた

今週の名言「よりかかるべきひとではなく、よりかかることを不必要にさせるべきひと、それが母である」

よりかかるべきひとではなく、よりかかることを不必要にさせるべきひと、それが母である (D・C・フィッシャー 米/作家)

環境省は、自然界で36年ぶりに誕生したトキのひな3羽と、巣に天敵のカラスが飛来し、親鳥に威嚇されて飛び去る様子も確認したと発表。一方トキの餌となるドジョウやカエルを守るためには、無農薬や減農薬の稲作による環境保全が必要だとも。ヒナの母鳥からの巣立ちニュースが待たれる

今週の名言「日の光を籍(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ」

日の光を籍(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ (森鴎外 小説家)

自殺するのは動物では人間だけというが、昨日ホタルイカの身投げを見に行ってきた。幻想的なホタルイカの身投げは、富山の春の風物詩。春の新月の時、海が満潮を迎える頃新月の暗闇の中で次々と身投げをするホタルイカ。今生の別れを告げるがごとく放たれた青い光が、海岸を幻想的に彩るという。残念ながら朝4時まで粘ったが見られなかった。森鴎外は「日の光を籍(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さき燈火たれ」と言っているが、人間卒業時にはホタルイカのように自ら光を放つものを残して死にたいものだ