カテゴリーアーカイブ: 心、精神、おもてなし、信念
今週の名言・一言・つぶやき
今週の名言・一言・つぶやき
「無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり。(教行信証〔親鸞聖人〕)」
『闇』の言葉には、①光のささない状態。暗闇。②思慮分別がつかない「心の闇」③先の見通しがつかない、「一寸先は闇だ」④闇取引、闇に葬る等ある。が、仏教では、往生の妨げとなる迷いをいい、親鸞は、「何ものにもさまたげられることのない阿弥陀仏のひかりは、真実の智慧がない人間の闇を破る太陽である」と教えている。一方12日間の宇宙旅行中だった前澤友作さん。宇宙の暗闇から地球にいる我々に希望と光を発信して無事帰還した。
今週の名言・一言・つぶやき
「有情活理(根岸秋男:明治安田生命保険社長)」
明治安田生命保険-根岸社長の座右の銘は「有情活理」。「どんなに理屈が正しくても情が無ければ人は動きません。情があることで理は活きるのです。日本社会では “情” は絶対に大切。でも “情” だけだと、なれあいや惰性になってしまう。継続的な発展をするには “理” が必要です」と。自民党総裁選挙で党員や議員は、情と理どちらに重きを置くのだろうか。
今週の名言・一言・つぶやき
「私の想像の翼は、閉じ込められても閉じ込められても、はばたき続けるの。(アンネ・フランク:ユダヤ系ドイツ人の少女「アンネの日記の著者」)」
米国のデータによれば人は1日に平均1回ウソをつくという。嘘つきは悪い、しかし嘘も方便ということもある。ここで問題です。「アンネを匿っている家に、ゲシュポタがやってきて”ここにユダヤ人はいるか”の問いに、正直に答えるべきか、それとも嘘をついてもよいのか。貴方ならどう答えますか?。ところで「嘘も方便」は、仏教用語で「仏が衆生済度にあたっては、方便(手段)として嘘をつくこともある」だとか。
今週の名言・一言・つぶやき
「ちはやふる神のみ坂に幣奉(ぬさまつ)り斎(いは)ふ命は母父(おもちち)がため (万葉集から:神人部子忍男-奈良時代の防人)」
【口語訳】神の御坂(岐阜・長野県境の神坂峠:東山道最大の難所)に幣(神への捧げ物)を奉り、命の無事を祈る。それは自分のためではない、母と父のために祈るのだ。
「男女」と言うが「女男」とは言わない。「夫婦」と言うが「婦夫」と言わない。呼び方の多くは男性が先だが昔は違った。父母を「母父」と呼び、万葉集にも8例あるという。古代日本は女性を上位とする母系社会だったが、儒教の広まりで男性が重んじられる社会となった。ところで、帝国データーバンクの調査によると、女性社長の割合は8%で岐阜県は全国最下位の5.3%だとか。女性蔑視発言で辞職した森大会組織委員会会長だけでなく岐阜県知事、さらには令和の時代に日本人は万葉集を詠む必要があるのでは。
今週の名言・一言・つぶやき
「国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。(半藤一利・保阪正康 著「そしてメディアは日本を戦争に導いた」から)」
先月半藤一利氏が亡くなった。彼は戦時中の少年時代「絶対に神風が吹く」と信じていたが、東京大空襲で真っ黒な沢山の焼死体を見て、「絶対」という言葉は死ぬまで使わないぞ、と誓った。その後、彼は著書でも、喋る時でも、「絶対」という言葉を使わなかった。ただ「戦争だけは絶対に始めてはいけない」と。ところで、菅総理が緊急事態宣言で「1カ月でコロナの感染拡大を絶対阻止し」と1月に国民に訴えたが阻止できず、岐阜県も含まれる緊急事態宣言は再延長された。やっぱり絶対は軽々しく使ってはいけないですネ。
今週もなぞなぞを「ブレーキかけても止まらない。バックも出来ない、曲がれない。なのに無事故で休まず働く」ものなあに? 先週のなぞなぞの答えは「象(オゾウニ)」
今週の名言・一言・つぶやき
「鬼はおらん、鬼をつくる心がこっちにある。(仲野良俊:浄土真宗の僧、仏教学者-1988年逝去)」
節分は例年2月3日だが今年は2月2日の今日で、例年より1年早い節分は実に124年振りだとか。古来季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられ、邪気祓い行事で豆まきが行われている。行事が一日早まった邪鬼払い行事は、新型コロナの収束を願う国民の大きな願いでもある。今年の豆まきでは「福は内コロナは外」の声が聞こえる。
「なぞなぞ」を一つ。「鬼がある動物を飲み込んだら、お正月の食べ物になりました。その動物は?」答えは次週。