人から受けた恩をその人に返すのは「恩返し」だが、別の誰かに送るのを「恩送り」という。恩とは恵みや情けのことで、「恵む」と読みが同じ言葉の「芽ぐむ」は草花が芽吹くことをいうと誰かが言っていた。春彼岸、残雪残る土手に草木が芽ぐみ始めていた散歩道、ふと逝ってしまった恩人達を想いだした。
『九十歳。何がめでたい(佐藤愛子著)』から。「進歩というものは人間の暮らしの向上、ひいては人間性の向上のために必要なものであるべきと私は考える。我々の生活はもう十分に向上した」「調べたり考えたりしなくても、すぐに答えが出てくるスマホがこれ以上進化すると、日本人はダメになる…日本人総アホ時代が来る!」と現在98歳の彼女は警告する。
岸田総理は、聞く力をアピールしていた。しかし、コロナ患者の全数把握の見直し、原発の新増設の検討、元総理の国葬問題、旧統一教会問題等について、国会や国民の声を聞こうとしているのかが解らない。総理の「聞く」の五段活用は、「聞かない、聞きたくない、聞けない、聞こうとしない」ようにも思える。国民は今総理に、聞く力より説明力を求めていると思われる
精神病理学を代表する研究者(神戸大名誉教授)で、阪神大震災の被災者の精神的ケアに尽力した精神科医が今月逝去。中井教授が言う「精神健康の基準」は、☆いやなことは自然に後回しにする能力☆出来たらやめておきたいと思う能力☆一人でいられる能力、また、二人でいられる能力も必要☆ウソをつく能力☆いい加減で手を打つ能力、意地にならない能力☆しなければならないという気持ちに対抗できる能力☆精神を無理に統一しない能力。
海洋冒険家の堀江謙一さんが、ヨットで世界最高齢となる単独無寄港の太平洋横断に成功、世界最高齢での偉業を達成。「精神と肉体は完全燃焼しましたが、青春まっただ中でこれからも頑張ります」と。今後の目標について「若輩ではございますが、これからも大器晩成を目指して頑張ります」とおどけて見せた。堀江さんは、まさに青春と年齢は関係ないことをあらためて教えてくれた。
猫は魚が好きだと思い込んでいたが、必ずしもそうではないらしい。インド猫はカレーが好き、イタリアではパスタが好きといわれる。要するに、昔から人間が与えた残り物を食べる習慣があるだけだという。最近高山市内にも観光客が増え、行列の出来るラーメン店が気になっていたので、さぞ美味しいんだろうと思い込み、行列に並んでみたがいつも行く高山ラーメン店のほうが私の舌には合っていた。
ウクライナの首都近郊マカウリで、ロシア軍に殺害された飼い主の女性を約1カ月にわたって待ち続けた犬がいた。ボランティアが餌を与えて連れ出そうとしても、女性宅から離れようとしない、犬の名はリニ。亡き飼い主を待ち続けるリニを地元では「マカウリのハチ公」だと涙を誘う。新しい飼い主は、何度も家に通ってなつかせたという。日本から10年前プーチン大統領に秋田犬がプレゼントされたが、リニも秋田犬だったとか。
『闇』の言葉には、①光のささない状態。暗闇。②思慮分別がつかない「心の闇」③先の見通しがつかない、「一寸先は闇だ」④闇取引、闇に葬る等ある。が、仏教では、往生の妨げとなる迷いをいい、親鸞は、「何ものにもさまたげられることのない阿弥陀仏のひかりは、真実の智慧がない人間の闇を破る太陽である」と教えている。一方12日間の宇宙旅行中だった前澤友作さん。宇宙の暗闇から地球にいる我々に希望と光を発信して無事帰還した。
明治安田生命保険-根岸社長の座右の銘は「有情活理」。「どんなに理屈が正しくても情が無ければ人は動きません。情があることで理は活きるのです。日本社会では “情” は絶対に大切。でも “情” だけだと、なれあいや惰性になってしまう。継続的な発展をするには “理” が必要です」と。自民党総裁選挙で党員や議員は、情と理どちらに重きを置くのだろうか。
米国のデータによれば人は1日に平均1回ウソをつくという。嘘つきは悪い、しかし嘘も方便ということもある。ここで問題です。「アンネを匿っている家に、ゲシュポタがやってきて”ここにユダヤ人はいるか”の問いに、正直に答えるべきか、それとも嘘をついてもよいのか。貴方ならどう答えますか?。ところで「嘘も方便」は、仏教用語で「仏が衆生済度にあたっては、方便(手段)として嘘をつくこともある」だとか。