今年の干支は12年ぶりの丑年で60年ぶりの辛丑(かのとうし)だと思っていたら、2021年ぶりの丑だとか。「丑」の文字に二千二十一が隠れているという(下図)。また、郵便局発行の「年賀状」にも隠し文字があるとか。ところで、国会での質問に、正面から答えず、同じフレーズを繰り返し、『「答弁を控える」と100回以上の答弁』。議論を拒むことも隠すことですよね。
賀状のくじの番号欄に「うし」と「丑」の文字が多数隠れている
子供の時代は、「?」と「!」が頻繁だったような気がする。「?」と「!」に出会うとワクワク感があった。最近加齢とともに、やる気が失せ、面倒なことは、今日でなくても明日でもと自己弁護する自分がいる。高齢者も「?」と「!」を探す努力が必用だ。「?」不思議なことは何処にでもある。まどみちおの好奇心は老いて益々豊になり長命の元ともなったようだ
『私は小学三年生の時に周りの人の言葉に傷つき学校に行きづらくなってしまった事がありました。なのでこの言葉を聞くまで、言葉は人を傷つける「毒」だと思っていました。ですがこの言葉を聞いた時、私の何気ない「大丈夫?」「また来るね」という言葉がおばあちゃんの「薬」になっていたんだと思うととても嬉しかったのを覚えています。それからは言葉は「毒」にも「薬」にもなるという事を頭の片隅に置いて人と話すようになりました。また私の言葉が誰かにとっての「薬」になっているといいなと思います。』清水彩日夏ちゃんのように、毒よりも薬になる言葉を使いたいものだ。
四国88カ所お遍路巡りのツアーに参加してきた。コロナ禍で手水場での清めや鐘楼突きは省略、88ヶ寺の本堂と大師堂で合掌し読経の繰り返し。当然ながら、限られた時間でのスケジュールで観光どころではなく次のお寺へと急ぐ9日間で1,400㎞の旅だった。途中330段もあるような階段や長い坂道を同行者の励ましと、弘法大師の分身といわれる金剛杖には「同行二人」の文字のお陰でゴールができた旅だった。「ありがたや行くもかえるもとどまるも我は大師と二人ずれなり(同行御詠歌-三角寺:65番寺の石碑から)」
人来鳥(ひとくどり)は鴬の異名で、鳴き声の一部が”ひとくひとく”と聞こえるから”人が来る”に掛けて用いられるとか。ところで、ウグイス嬢を端に参議院選挙買収事件で起訴された河合夫妻議員の公判が先週始まった。両人はお金は渡したが買収ではないと無実を主張。若し嘘だとしたら、政治家の嘘は遠略か計略か策略か、いやいや常識か。 裁判での判断が待たれる。
コンビニで弁当を購入すると店員さんから「お箸は大丈夫ですか?」と聞かれ「はい」と答えたら箸が付いていなかった。上司が若者に「今晩一杯飲みに行くか?」と誘うと「大丈夫です」と答えて、飲みに来なかったという。大丈夫なら来られるはずだろうと思った上司だが、最近はNOの意味で使う若者が増えているらしい。「明鏡国語辞典第二版」でも、「①安心していられる。任せられる」と「②相手の勧誘などを遠回しに拒否する俗語。そんな気遣いはなくても問題はないの意から、主に若者が使う」と。例文として「おひとついかが?」「いえ、大丈夫です」を挙げている。貴方の大丈夫の使い方は大丈夫ですか?
米国で白人警察官が黒人男性の首を膝で抑え続けて死亡させた事件を発端にして広がったデモは世界へ。東京渋谷でも抗議デモがあったとのニュース。デモでは「BLACK LIVES MATTER(黒人の命も大切だ)」「人権を守ろう」「差別をやめよう」などのプラカード。ところで、クレヨンや色鉛筆に有った「肌色」は無くなり、最近「薄橙色」又は「ペールオレンジ色」と呼ぶそうだ。近年、保育園・小学校などで外国人も見るようになった。人種・個人差・日焼けの度合で肌の色は異なるのに特定の色を「肌色」と規定することはおかしいことから、色鉛筆は平成12年、クレヨンと絵の具は平成19年から、肌色を無くしたとか。ネルソン氏は「生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心にとどく」の言葉も残した。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け国も岐阜県も不要不急の外出自粛を求めている。感染のリスクが高まる3条件「密閉、密集、密接」がそろう場所に行かないようにと。ただ、散歩などは構わないとのこともあり、飛騨川公園(下呂市)の桜を観に行ってきた。桜は下向きに花を付け、どうぞ観てくださいとばかりに満開だった。マスク姿の下往く人々を楽しませてくれる桜。多くの桜は下向きに咲くそうだが、下向きに咲く理由は、花がついている柄が細くて長いため重力に引っ張られて、柄が下に曲がっていたからでだとか。今年は、花見客が少なく桜の花がさみしく風に揺れていた。
マスク不足に続き、トイレットペーパー不足もニュースに。しかしトイレットペーパーは大丈夫との報道も有り安心していたが、我が家の在庫は3ロール。2日間で3つの行列に並び14件目の店でようやく1袋ゲットした。マスクは今回コロナの影響で需要は増えているが、ペーパーの年間使用量は一緒だ、だから買い溜めしても家の在庫が増えるだけなのに不安で行列に並ぶ人もいた。ところで、新型コロナの政府の後手後手対応について非難の声が行列でも聞こえた。今必用なのは、緊急事態宣言の根拠となる法律より、普通に検査できる体制と危機を裏付ける正確な情報なのでは。一茶も情報不足には嘆いてるかも。
言い訳をする人の心理は、①「自分が一番悪いわけではない」と伝えたい。②人に嫌われたくない・失望されたくない。③早く渦中の人でなくなりたい。④怒られるのが怖い。⑤自分の評価に傷がつくのが怖い。⑥ 人間関係を悪化させるのが怖い等々。言い訳は、信頼関係にマイナスの効果を与えることが分かっているのに、一度も言い訳をした人はいないだろう。ところで、秋から冬になったのに桜の話題が絶えない。 安倍総理の「桜を見る会」の運営を巡る批判に対する回答を「言い訳」と考えればなるほどと思えなくもない?