被爆地広島で開かれたG7サミットで、各首脳らは「芳名録」に次のように記帳した。☆岸田総理「各国首脳と共に核兵器のない世界をめざすためにここに集う」☆米バイデン大統領「世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」☆英スナク首相 「シェークスピアは、”悲しみを言葉に出せ”と説いている。しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」☆仏マクロン大統領「広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です」☆ 加トルドー首相「多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれることでしょう」☆独ショルツ首相「この場所は、想像を絶する苦しみを思い起こさせる。私たちは今日ここでパートナーたちとともに、この上なく強い決意で平和と自由を守っていくとの約束を新たにする。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない」☆伊メローニ首相「本日少し立ち止まり、祈りを捧げましょう。闇が凌駕するものは何もないということを覚えておきましょう。、過去を思い起こして、希望に満ちた未来を共に描きましょう」☆ウクライナのゼレンスキー大統領「世界に核による脅しの居場所はない」
EU諸国等がウクライナに戦車を供与するようだが、戦車にトイレは装備されていないらしい。戦車にトイレが設置されるようになったのは、ごく最近で、2019年ロシアの主力戦車、続いて英国の戦車で、日本や米国の戦車にはないそうだ。一方、原発で生まれる、いわゆる”核のゴミ”の捨て場所が決まっていないため、原発はトイレなきマンションとも言われている。その原発の再稼働や新設について進んでいるようだが、核のゴミ処理をどう対処すべきかの答えなしでの原発新設では、文明国とは言えないだろう。
アインシュタインは、ただ同じ事を何度も繰り返しても進歩はしない。どこを改善すればもっと良くなるのか、もっと上手くいくのかを考えて仮説を立て、それを検証していくことを繰り返していくことが肝要だといっている。しかし、最近3人の大臣を実質更迭した岸田総理。3人とも、疑惑や批判への説明が稚拙で、国民を納得させることができなかった。国民からの聞く力や、人を見る力に疑問符が。3人も大臣を更迭するにいたった岸田首相の任命責任が問われるとマスコミは報道する。
今年のノーベル平和賞はロシアとウクライナの戦争を止めた人が授賞するだろうと夏頃まで思っていたが戦争を止める人は現れなかった。今年の平和賞は、ロシアやベラルーシ、ウクライナの人権団体や人権活動家に決まった。来年こそは戦争を止めた人が現れ、授賞出来るよう願いたいものだ。ところで、ソ連時代のゴルバチョフ大統領は、1990年にノーベル平和賞を受賞している。東西冷戦の終結、中距離核戦力全廃条約調印、ペレストロイカによる共産圏の民主化などが理由だ。ゴルバチョフ氏は「相手に平和を与える人は、自分も平和を得ることになります」と言っている。プーチン大統領も先輩大統領に耳を傾けては、貰えないものだろうか。
「日本の遅すぎた終戦。世界は核の時代を迎えてしまった。戦争は勝ち負けだけでは終わらない…長引く戦争がその後の世界を変えてしまうことを、歴史が教えている(加藤登紀子のひらり一言から)」と。 ポツダム宣言を即受諾していれば、広島と長崎に爆弾は落とされなかっただろう。昨日の終戦記念日に思う
人間を最も殺してる生物ランキング(2014年4月ビル&メリンダゲイツ財団発表)によると、1位:蚊(72.5万人)、2位:人間(47.5万人),3位:蛇(5万人)、4位:犬(2.5万人)だとか。危険と考えられがちなサメやライオン、ワニといった生物は下位で人間が2位とは驚きだ。しかし、このランキング表は大幅に書き換えらるだろう。何故ならウクライナ・ロシア戦争で数万人の死者数が報道されており人間が1位の蚊に近づくだろう。また、1位は新型コロナになるだろう。しかし、プーチンがウクライナで何人も殺しても英雄にはなれないことを世界の多くの人は知っている。
加藤女史は続けて言う『だから間違っても、壊れても、なんとか修復できるリスク回避の技術やルールが必要。技術が高度になるほど、その責任が大きい!(加藤登紀子のひらり一言)から 』。戦争は間違っていると人間は皆思うだろう。だが、露国の大統領はそうでないらしい。ウクライナへの戦争を止められる人はいないのか、止められた人が今年のノーベル平和賞だ、誰か止めて欲しい。安部元総理!貴方が友達だと言う人を説得すればノーベル平和賞のチャンスですが。
戦争の愚かさや残酷さを次代に伝える使命があると反戦と平和を訴えていた、俳優の宝田明さん(今月逝去)。終戦時11歳だったが、ソ連兵の銃撃を受け死にそうになり、悲惨な場面に何回も遭遇。略奪や暴行を目の当たりにした。だから、「ロシアの映画も音楽も文学も、どんな素晴らしい芸術も心が受け付けてくれないんです」と。そして「アジアの国々は、日本に対して同じような感情を抱いている人もいるかもしれません。これが戦争なんですね」と。今、ロシアの素晴らしい芸術を受け入れられない人が増えているのでは。
3月20日は、国連が定めた”国際幸福デー”だとか。幸福度は、GDP(国内総生産)、健康寿命、人生の選択の自由度、社会の腐敗度といった要素に加え、国民に幸福度を聞いた結果などに基ずくという。ランク度1位フィンランド(5年連続)、2位デンマーク、3位アイスランド(昨年4位)。G7国ではドイツ(14位)、カナダ(15位)、米国(16位)、イギリス(17位)、フランス(20位)、イタリア(31位)で、日本は54位で最下位。日本は幸福度指標の健康寿命は高いものの 、自由度(個人の自由、自由の選択度)、腐敗のなさ(汚職度)、寛容さ(過去1カ月の間にチャリティーなど寄付をしたかなど)等での指標が低く昨年の40位から54位に。ちなみに、ロシア(80位)、ウクライナ(98位)だったが戦争中の今は?。早く停戦となり両国の幸福度が上がって欲しいものだ。
【東日本大震災】☆震災から11年。照井翠は震災のとき,釜石高校の教員で、生徒らと避難所生活を送った。被災三年目にはこう書いている。私達は3月を愛さないし、3月もまた私達を愛さないと。悲しみは薄まらないし、心の傷も癒えないと。廃墟となった鵜住居の津波砂漠を歩いていると、心がずたずたに引き裂かれる。三年目にして深まる喪失感と絶望感に打ちのめされる。『(句集から)三・一一神はゐないかとても小さい/別々に流されて逢ふ天の川/人吞みて光の春となりにけり/春の星こんなに人が死んだのか』
☆中学の入学式周りは私服姿、着るはずだった制服は、家ごと津波で流された同級生。自分が制服を着てきたことを悔やんだ少女。「気づけなかった、私だけ家があることを自慢してるみたい」と。学校の各家庭被災状況調査で。「先生、みません(声を震わせながら)家族は全員無事でした。家も被害がない皆に申し訳ないです」。被災地にいたのに、家族も家も無事の後ろめたさから、災について語れなかった少女。そして、津波の脅威を後世に伝える”女川いのちの石碑”設置運動に参加。”女川1000年後のいのちを守る会”会長となった阿部由季さん。「石碑が震災を後世に語り継ぐ一つのきっかけになれば幸いです」と。