今週の名言・一言・つぶやき
「一人殺せば殺人者で百万人殺せば英雄となる。数が殺人を神聖化する。(チャップリン:喜劇俳優1977年没-映画『殺人狂時代』)」

人間を最も殺してる生物ランキング(2014年4月ビル&メリンダゲイツ財団発表)によると、1位:蚊(72.5万人)、2位:人間(47.5万人),3位:蛇(5万人)、4位:犬(2.5万人)だとか。危険と考えられがちなサメやライオン、ワニといった生物は下位で人間が2位とは驚きだ。しかし、このランキング表は大幅に書き換えらるだろう。何故ならウクライナ・ロシア戦争で数万人の死者数が報道されており人間が1位の蚊に近づくだろう。また、1位は新型コロナになるだろう。しかし、プーチンがウクライナで何人も殺しても英雄にはなれないことを世界の多くの人は知っている。

今週の名言・一言・つぶやき
「人間は間違う。機械は壊れる!(加藤登紀子:作詞家、作曲家、女優)」

加藤女史は続けて言う『だから間違っても、壊れても、なんとか修復できるリスク回避の技術やルールが必要。技術が高度になるほど、その責任が大きい!(加藤登紀子のひらり一言)から 』。戦争は間違っていると人間は皆思うだろう。だが、露国の大統領はそうでないらしい。ウクライナへの戦争を止められる人はいないのか、止められた人が今年のノーベル平和賞だ、誰か止めて欲しい。安部元総理!貴方が友達だと言う人を説得すればノーベル平和賞のチャンスですが。

今週の名言・一言・つぶやき
「戦争は一握りの人間の判断で始められますが犠牲になるのはいつも無辜(むこ)の民。腹が立って仕方がありません。(宝田明:俳優)」

戦争の愚かさや残酷さを次代に伝える使命があると反戦と平和を訴えていた、俳優の宝田明さん(今月逝去)。終戦時11歳だったが、ソ連兵の銃撃を受け死にそうになり、悲惨な場面に何回も遭遇。略奪や暴行を目の当たりにした。だから、「ロシアの映画も音楽も文学も、どんな素晴らしい芸術も心が受け付けてくれないんです」と。そして「アジアの国々は、日本に対して同じような感情を抱いている人もいるかもしれません。これが戦争なんですね」と。今、ロシアの素晴らしい芸術を受け入れられない人が増えているのでは。

今週の名言・一言・つぶやき
「今たくさんの人が幸せを見失っているとするならば、それは温かな会話をなくしているから。幸福感というものを突き詰めていくと、結局は心と心の温かなふれあいに行き着く。 (さだまさし:シンガーソングライター」

3月20日は、国連が定めた”国際幸福デー”だとか。幸福度は、GDP(国内総生産)、健康寿命、人生の選択の自由度、社会の腐敗度といった要素に加え、国民に幸福度を聞いた結果などに基ずくという。ランク度1位フィンランド(5年連続)、2位デンマーク、3位アイスランド(昨年4位)。G7国ではドイツ(14位)、カナダ(15位)、米国(16位)、イギリス(17位)、フランス(20位)、イタリア(31位)で、日本は54位で最下位。日本は幸福度指標の健康寿命は高いものの 、自由度(個人の自由、自由の選択度)、腐敗のなさ(汚職度)、寛容さ(過去1カ月の間にチャリティーなど寄付をしたかなど)等での指標が低く昨年の40位から54位に。ちなみに、ロシア(80位)、ウクライナ(98位)だったが戦争中の今は?。早く停戦となり両国の幸福度が上がって欲しいものだ。

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「三月の君は何処にもゐないがゐる。(照井翠:教員・俳人)」

【東日本大震災】☆震災から11年。照井翠は震災のとき,釜石高校の教員で、生徒らと避難所生活を送った。被災三年目にはこう書いている。私達は3月を愛さないし、3月もまた私達を愛さないと。悲しみは薄まらないし、心の傷も癒えないと。廃墟となった鵜住居の津波砂漠を歩いていると、心がずたずたに引き裂かれる。三年目にして深まる喪失感と絶望感に打ちのめされる。『(句集から)三・一一神はゐないかとても小さい/別々に流されて逢ふ天の川/人吞みて光の春となりにけり/春の星こんなに人が死んだのか』
☆中学の入学式周りは私服姿、着るはずだった制服は、家ごと津波で流された同級生。自分が制服を着てきたことを悔やんだ少女。「気づけなかった、私だけ家があることを自慢してるみたい」と。学校の各家庭被災状況調査で。「先生、みません(声を震わせながら)家族は全員無事でした。家も被害がない皆に申し訳ないです」。被災地にいたのに、家族も家も無事の後ろめたさから、災について語れなかった少女。そして、津波の脅威を後世に伝える”女川いのちの石碑”設置運動に参加。”女川1000年後のいのちを守る会”会長となった阿部由季さん。「石碑が震災を後世に語り継ぐ一つのきっかけになれば幸いです」と。

処世不必邀功、無過便是功。(洪応明:中国明代の著作家、『菜根譚-前集28項から』)

『世に処(しょ)しては、必(かなら)ずしも功(こう)を邀(もと)めずして、過(あやま)ちなきは便(すなわ)ち是れ功なりとす』。たいした過失もなく普通に一生を暮らせれば、何事もなかった日こそ最上だと。秋晴れの日の散歩で思う。

今週の名言・一言・つぶやき
「この世に生をうけたものは、男も女も人間である。世の中は、男と女がいなくてはならず、その役割は同等である。(福澤諭吉:啓蒙思想家、教育者、慶応義塾設立者)」

世界「男女平等ランキング2020」によれば、ジェンダー格差が少ないのは、アイスランド(1位)、ノルウェー(2位)、フィンランド(3位)。日本は121位で、中国(106位)、韓国(108位)より下だとか。ランク指数は、経済・教育・健康・政治の4種類の指標を基に格差を算定。しかし、猿の世界では、今年7月に大分県高崎山で初の雌ザルの“ボス”誕生。一方、東京五輪メダルで獲得した日本のメダルは58個で金27、銀14、銅17。混合3種目を除いたメダル総数は女子30に対し、男子は25と女性の活躍がめざましかった。もし、男女平等ランク指数にメダル数が入ればランクアップするかも。

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「もうはまだなり、まだはもうなり(相場の格言)」

新型コロナ騒動から、もう1年になるがまだ収束していない。あの東日本大震災から10年経った。もう10年経ったという人もいれば、まだ10年だという人もいる。私は9年前妻に先立たれが、もう9年経ったかと想う日もあれば、まだ9年かと想う日もある。時間は神様が平等に与えてくれたものだが、時間の流れの早さには個人差がある。時間は心の傷を癒す薬だともいうが、10年経っても癒やせない心もある。東北にはまだ癒やされていない多くの人々がいる。

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「ちはやふる神のみ坂に幣奉(ぬさまつ)り斎(いは)ふ命は母父(おもちち)がため (万葉集から:神人部子忍男-奈良時代の防人)」

【口語訳】神の御坂(岐阜・長野県境の神坂峠:東山道最大の難所)に幣(神への捧げ物)を奉り、命の無事を祈る。それは自分のためではない、母と父のために祈るのだ。
「男女」と言うが「女男」とは言わない。「夫婦」と言うが「婦夫」と言わない。呼び方の多くは男性が先だが昔は違った。父母を「母父」と呼び、万葉集にも8例あるという。古代日本は女性を上位とする母系社会だったが、儒教の広まりで男性が重んじられる社会となった。ところで、帝国データーバンクの調査によると、女性社長の割合は8%で岐阜県は全国最下位の5.3%だとか。女性蔑視発言で辞職した森大会組織委員会会長だけでなく岐阜県知事、さらには令和の時代に日本人は万葉集を詠む必要があるのでは。

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「『(車寅次郎)ああ、生まれてきてよかった。そう思うことが何遍かあるだろう。そのために生きてんじゃねえのか」(映画『男はつらいよ”寅次郎物語”から)』」

『(「男はつらいよ”寅次郎の休日”第43作から満男の言葉)「伯父さん、人間は誰でも幸せになりたいとそう思っている。僕だって幸せになることについて、もっと貪欲になりたいと考えている。それじゃ幸せってなんなんだろう。泉ちゃん(満男の恋人)は、”お父さんはしあわせそうに暮らしている”と言ったけど、父は本当に幸せなんだろうか。伯父さんについて言えば、タコ社長は”寅さんが一番しあわせだよ”とよく言うけど、伯父さんは本当に幸せなんだろうか。仮におじさん自身は幸せだと思っていたとしても、母(さくら)の目から見て不幸せだとすれば、いったいどっちが正しいのだろうか。人間は本当に分かりにくい生き物なんだな、と近頃しみじみ僕は思うんだ』。 先週のなぞなぞの答え「時間」今週のなぞなぞ「見えない買えない触れないのに、持っている人が羨ましい」もの何だ?