昨日は敬老の日だった。全国の65歳以上の高齢者人口は推計で3514万人となり、総人口に占める割合が27.7%、90歳以上は初めて200万人を超え、206万人。岐阜県の100歳位以上は、1074人で最多を更新。人口10万人当りの100歳以上の高齢者は、53.12人(全国平均53.43人)、市町村別では、白川村189.87人がトップだという。
松永安左エ門は1971年逝去、享年96歳。明治~昭和時代の実業家。大正11年東邦電力を創立,昭和3年社長。昭和24年電気事業再編成審議会会長となり、現在の9電力体制を推しすすめ、「電力の鬼」とよばれた。
花言葉の意味は「長寿」「長命」
「30連勝ならず」と敗れたことがニュースの一面を飾った藤井聡太棋士。彼は、将棋ソフトを積極活用して急速に力をつけた「AI(人工知能)時代の申し子」とも。AIといえば、ソフトバンク株式会社は、応募者をより客観的に、また適正に評価することを目的に、新卒採用の選考にIBMのAI(人工知能)「ワトソン」を活用するという。ワトソンを活用し、統一された評価軸による公平な選考を目指す。人事担当者が応募書類の確認に充てる時間を削減し、面談など応募者との対面での採用活動に多くの時間を使えるようにする狙いもあるという。ごまかしも、コネも通用はしない、挑みがいがあると発奮する学生もいるだろう。
東日本大震災から6年が経過した。新聞投稿欄から。▼「いまだに多くの人が避難生活を送っている。被災地以外の人々は、原発事故は終わったものと思ってはいませんか。避難指示の解除で元の生活が送れると思っていませんか。そうではないのです。原発事故は過去形ではなく、現在進行形だということを忘れないで下さい」▼もう一題「【着られなかった制服】6年前、双葉郡の小学6年だった女子は卒業式を前に、中学校の制服を新調した。だが、さよならを言う時もなく、友達と別れて避難先では制服を着ることが出来無かった。彼女は今月高校を卒業するという。同じ制服を着るはずだった友達と、いつか古里で再会したいと願う。彼女の時間は止まっていない。未来へと続いている。」▼七回忌を迎えても笑えない人、忘れなれない人々がいる。東日本大震災七回忌-合掌
核戦争や気候変動、環境破壊などによって人類が滅亡する日までの残り時間を象徴する「終末時計」の針が、残り2分半にまで進められました。これは米国とソビエト連邦が水爆実験を成功させた1953年の「残り2分」に次いで、史上2番めに終末に近い値です。 核兵器拡散や気候変動への対策の進展が乏しく、こうしたテーマに後ろ向きなトランプ米大統領の発言が出たことが理由だと。世界でも多忙な人間の一人である米国大統領が世界の時間を止めるようなことがあってはいけません。
米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は1月26日、地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「世界終末時計」を30秒進め、残り2分半とした
先週、大混雑する「伊藤若冲展(東京都美術館)」を観てきた。超絶技巧で極彩色の超細密画の華麗な作品に感動する一方で、我が人生で最大の待ち時間となる230分待ちの列に並び、待ちくたびれ感が増す一日でもあった。ところで、オバマ大統領が今週被爆地の広島を今週訪れるという。米大統領には、待ちくたびれでなく待ち望んだと言われる「扉を開く」言動に期待したい。
以下『東京新聞(5/12付け筆洗から)『ヘレン・ケラーは1984年の秋、広島を訪れた。見ることも聞くこともできぬ彼女は、原爆ドームを見ることも、被爆者の声に耳を傾けることもできなかった▼だが、1人の男性が彼女の手を自分の顔に導き、触れさせた。その顔に原爆が刻んだケロイドの感触が、「戦争の早期終結に寄与した」と米国が主張する核兵器の真の姿を、ヘレン・ケラーにまざまざと伝えたのだ▼この逸話をもとに長崎の詩人・志田昌教さんは、こんな詩を書いた。<視覚も聴覚も失ったヘレンにとって/触れることが世界を知る唯一の術(すべ)であった/そしてヘレンの細いゆびさきは/健常者の目や耳の感覚を超えて/人類の不条理をあまねく読み取った…>▼<目はあっても何も見ることができず/耳はあっても何も聞くことのできない/束の間の繁栄に執着するだけの/わたしたちの罪を受け止めるように/ヘレンのゆびさきは不条理と対峙する…>(『脱原発・自然エネルギー218人詩集』)▼米大統領による初の被爆地訪問だが、米政府の説明によると、被爆者と会う機会を持つかどうかは未定だという▼しかし米大統領は、その指で核兵器の発射ボタンを押すこともできる。だからこそ、ゆびさきで原爆の傷痕にじかに触れ、核の不条理を読み取ってほしいのだ。』
十二月になると一日一日に時を刻む音が聞こえるようである。 (山本周五郎:小説家)
今年の漢字は「税」だったが、今年の「心に残った音(補聴器メーカーのリオン調査)」は、「1位兵庫県議員の号泣。2位アナと雪の女王等のアニメ映画の主題歌を歌う子どもたちの声。3位大型台風などによる暴風雨の音。4位全米オープンテニスなどで錦織選手へのスタジアムの応援と歓声」だった。除夜の鐘の音まであと僅かだ。
深くふかく目を瞑(つむ)るなり本当に吾らが見るべきものを見るため (高木佳子 歌人)
(先週の名言「未来というゴミ箱に核というゴミを捨ててはいけない」続編)。昨日は子供の日。今なお原発汚染で自由に遊べない子供達がいる。被災地の福島県いわき市で暮らす歌人高木佳子氏が現代短歌新人賞受賞した。災いを詠うことが自分の人間としての使命だと思う、と。今週の言葉は、歌集『青雨記』から
私たちは電力を使っているのに、核のゴミの処分はひとごとで、誰かがやってくれると思っている面がある。ゴミを出すことになれきり、未来というゴミ箱に核というゴミを捨てている。それでは我々の子孫はたまらない (倉本聰 脚本家他)
日本は食糧を60%以上輸入し、国内の生産食糧と合わせると6700万トン。だがそのうち2300万トンが捨てられているそうだ。家庭からでる残飯の総額は年間11兆円で、その処理費用は2兆円。日本は食糧の半分以上を輸入しながら、世界一の残飯大国なのだ。核のゴミ捨てまでも世界一になってはいけない。
何ごとをなすにも時というものがある。いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。いかにあせろうと、時期が来なければ事は成就せぬ。 (松下幸之助 実業家)
桜 穀物をうるおすこの時期に降る春の雨を「穀雨」という。しかし、昨日は雨ではなく雪が降り、朝起きると一面の雪化粧だった。例年より早く咲いた飛騨地方の桜も先々週と昨日と二度も雪にみまわれた。時期を間違えたかと驚いていることだろう。
創めることは未来に花を咲かせることだ。 (日野原重明 医師)
4月は学生、新社会人等のスタート月だ。日野原氏は101歳で現役医師以外に様々の活動をされているが、「新老人の会」の会長でもある。半世紀前に国連で定めた「65歳以上を老人」とする捉え方はすでに実態に即しておらず、 老人は75歳以上として、自立して生きる新しい老人の姿を「新老人」と名付け、そのモットーは①愛し愛されること②創める事③耐えること。「人は創めることを忘れなければいつまでも若く、老いることも楽しい」と。