今週の名言「ある時代において目新しいものは、その二世代前に流行ったものの復活版にすぎない」

ある時代において目新しいものは、その二世代前に流行ったものの復活版にすぎない。( バーナード・ショー:劇作家)

再生、復活といえば再登板した安倍首相の専売特許のようだが、オールドファンには新年早々、懐かしくもうれしい復活のニュースがあった。1960年代に大流行したグループサウンズの頂点にいたザ・タイガースが結成時の5人で44年ぶりに再結成される。「昔ジュリー、今ジジイ」と沢田研二が嬉しい復活宣言をした。

今週の名言「でも一段ずつ確実に上がっていけば、時間はかかっても、やがてはちゃんと頂上まで上がることができる」

長い階段は、一気に上がろうとすると、途中でへばってしまう。でも一段ずつ確実に上がっていけば、時間はかかっても、やがてはちゃんと頂上まで上がることができる。 (高橋尚子 マラソン)

カナダのトロントで16日に行われたフルマラソンで、100歳のインド系英国人男性、ファウジャ・シンさんが8時間かけて完走し、フルマラソンの最高齢世界記録を樹立、ギネスブック入りした。89歳からマラソンを始めたというシンさんの健康の秘訣は「ショウガ入りカレーと紅茶、笑顔であり続けること」で、次の目標は来年のロンドン五輪の聖火リレーへの参加という。そういえば、シドニー五輪で優勝したQちゃんこと高橋尚子の笑顔も素敵だった。やはり笑顔は健康と長生きの秘訣だ

今週の名言「歴史はまた繰り返す。けれど…人は過去には戻れない」

歴史はまた繰り返す。けれど…人は過去には戻れない (尾田栄一郎の漫画:ONE PIECEより)

名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれないという。「帰りたい我が家ではなくあの頃に(川柳)」は、実現できるのか。

今週の名言「若い時は一日は短く一年は長い。年をとると一年は短く一日は長い」

若い時は一日は短く一年は長い。年をとると一年は短く一日は長い (フランシス・ベーコン 哲学者)

還暦を過ぎた私は、ベーコンの言うとおりと感じている。しかし、東日本大震災の復興に取組む人々には一日は短く、復興を待つ人々には一年は長いと感じるだろう。一日も早い復興を願う。ところで、ベーコンは「説き伏せるには大胆な人を、説き勧めるには話のうまい人を、調査や観察には巧妙な人を、おいそれとは片付かない仕事には強情な一筋縄ではいかない人を用いるがよい」とも言っていいる。今日本に、強情な一筋縄でいかない人が求められている。

今週の名言「人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる (久保文雄 元プロ野球選手)

東日本大震災被災者の大槌町立赤浜小学校6年生が新聞につぶやいていた。「自由が欲しい、ヒマと自由は違う。やりたいことが出来るのが自由で、やることが無いのがヒマ。だから早く自由が欲しい」と。震災という過去は変えられなくても、君達が大槌町だけでなく東北の未来も変えてくれると信じてる。

今週の名言「我々が過去から受け継ぐべきものはペーソスで未来に目指すべきはユーモア…」

我々が過去から受け継ぐべきものはペーソスで未来に目指すべきはユーモア (星新一 作家)

この後「情報なんかくそくらえと言うつもりははないが、ユーモアとペーソスがなくて何が情報、何が人間だである」と続く。笑う動物もいるがユーモアを解するのは人間しかいない。情報時代の次は、ユーモアの時代、笑いこそが未来を切り拓くと星新一は50年も前に言っている。星新一(SF作家)1926年9月6日誕生 、1997年12月30日没)は、1000篇以上のショートショート作品を発表した。

今週の名言「取り返しがつかないことなんかはない。自分だけの過去なんだから、好きに取り戻していっていいじゃないか」

取り返しがつかないことなんかはない。自分だけの過去なんだから、好きに取り戻していっていいじゃないか (山田太一/ 脚本家)

言葉は映画「異人たちとの夏(脚本:山田太一)」から。昨日は、数々の映画やテレビの脚本家である山田太一氏の誕生日でした。この「取り返しのつかないことをした…」ことは、誰でも経験することです。しかし、取り返しのつかないことはないのです。取り戻せることができると、プラスに考えてみることも大事なのです。それにしても、世紀の大誤審で完全試合を逃した大リーグ・タイガースのガララーガ投手が、ビデオを見て翌日誤診を認めた審判の謝罪に対し「完全な人間はいない」と返答。いやぁー貴方は完璧な紳士ですネ。