健康で長寿であることは、人生における大きな成功です。 (ジョセフ・マーフィー 米:牧師)
昨日は敬老の日だったが、総務省の人口推計によると、平成26年の65歳以上の高齢者は前年に比べ111万人増の3296万人。総人口に占める割合は25.9%で、4人に1人が高齢者。今年度中に100歳を迎える人も過去最多の2万8169人。100歳以上の都道府県別の人口10万人当たりの人数では、島根が1位で岐阜県は37位だった。
何事も談合すれば面白きことあるぞ (蓮如 上人)
最近中国で独占禁止法の規制当局が、日米独の自動車メーカーが部品価格をつり上げているとみて調査の手を広げているが、外資を標的にした中国企業と中国当局の談合では?。しかし、蓮如上人の言う、談合とは公共事業をめぐる談合ではなく、一人で迷走状態に陥ったら、ぜひ談合するのがいい。自分一人では視野も狭くなりがちだが、人と話すことで考え方も錬磨され、自分のことも新たに認識できるのだと。
不潔な工場に善良な職工なし (ヘンリー・フォード 実業家 経済)
女性工員の過酷な労働環境を描いた映画「あゝ野麦峠」(昭和54年製作)などの影響で、戦前の製糸場には暗いイメージがつきまとう。だが、世界遺産となった富岡製糸場の環境は異なっていた。文化庁や群馬県関係者らによると、明治5年の設立当初に働いていた女性工員は約400人。労働時間は1日約8時間で、週休1日のほか夏冬に各10日間の休暇があり、食費や寮費などは製糸場が負担していたという。
人間というのは弱い存在なので、必ずミスしたり間違えたりするもの (大山康晴 棋士)
年齢と共に体力も思考力も衰えるのは自然現象だが、気力だけは気持ちの持ちようでいかにも操作できると。将棋界で10人のトップグループがA級、そのA級で無敗の王者と敬称され畏怖されながら、連続45年生涯現役を貫きA級在籍のまま69歳で死去。勝負師に年齢は無いことを証明した
栄光は水面の輪のようなものだ。輪は広がりすぎて消えてしまうまで、どんどん大きくなり続けるからである
(シェクスピア 劇作家)
今年の漢字は「輪」。東京五輪招致や東日本大震災への国内外の支援の輪、プロ野球で楽天が初優勝し東北を中心とした応援の輪等が理由だという。しかし、五輪招致で大役を果たした猪瀬都知事の政治資金問題は知事の功績と栄光に水を差した。
池の鯉だって、ただ泳いでいるうちは水の楽しさやありがたさはわからない。陸に引き揚げられてはじめて、水の良さがわかるんじゃないの (酒井雄哉 住職)
千日回峰行は、天台宗比叡山で修される不動明王と一体となるための修行。7年間で1000日、比叡山の各峰を回峰巡拝する。1日の行程約30キロ。700日を終わると9日間の堂入りがあり、断食・断水・不眠・不臥の修業を行う。 通常、人間が断食・断水状態で生きられる生理的限界は3日間とされている。もし修業の半ばで挫折すれば自ら生命を絶つ掟がある。その千日回峰行を2度満行した行者、酒井雄哉大阿闍梨が先月87歳で逝った
求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る。 (アーネスト・シャクルトン アイルランドの探検家)
毎年10月20日は新聞広告の日だそうだが、1913年アーネストは、ロンドン新聞の片隅に、南極横断探検隊員を募集の広告を出したという。ほんの小さなスペースであったが、このインパクトあるメッセージ、15歳の少年を含めた約5000名の応募を集め話題となった
人生に失敗がないと、人生を失敗する (斎藤茂太 精神科医)
野田総理が「大きな音だ」と言った脱原発デモが各地で起きているが、斎藤家は「デモ禁止」でなく「でも禁止」だそうだ。でもは「だけでも、しかし」という言葉をさす。でもを許すと人生は消極的になり、やればよかっと後悔に繋がることが多い。人から何か頼まれた場合、でもを禁止すると、「やります」と前向きになるという。
柔道の基本は受身、受身とはころぶ練習、負ける練習、人の前で恥をさらす練習 (相田みつを 詩人)
日本お家芸の男子柔道の金メダルがロンドン五輪で途絶えた。1984年ロサンゼルス大会で、軸足が肉離れした状態で無差別級決勝戦に臨んだ、山下泰裕選手は見事金メダルを獲得。対戦相手のモハメド・ラシュワン選手が、負傷した右足を攻めなかったことが話題となった。その後山下選手は国民栄誉賞を、ラシュワン選手はユネスコより「国際フェアプレー賞」を受賞した。山下選手の引退まで継続した203連勝、対外国人選手生涯無敗(116勝3分け)等、史上最強の柔道家とする声も多い
私は天才ではありません。ただ、人より長く一つのことと付き合っていただけです。(アルベルト・アインシュタイン 理論物理学者)
成功 天才 彼は天才といわれ理論物理学で数多くの業績をあげた。「原子爆弾の理論を発見した」と一部勘違いする者がいるが誤解であり、彼は原子爆弾製造に関しては一切関与していない。一方、天才でなく、「天災だ、人災だ」と福島の原子力発電所の事故騒動で、事故調査委員会(黒川清委員長)は、「明らかに人災だったと」報告した(7月5日)。