今週の名言・一言・つぶやき
「少(わか)くして学べば、壮にしてなすことあり。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず。佐藤一斎:儒学者」

今月東京出張の機会にNHKスタジオパークへ立ち寄り8Kスーパーハイビジョンを見てきた。さすがに映像は綺麗だった。スタジオには大河ドラマや朝ドラの衣装・舞台装置の展示がされていた。現在放映中のNHKの朝ドラ「半分、青い」の舞台は、岐阜県の架空の町東美濃市フクロウ商店街がだが、撮影ロケ地は岐阜県恵那市岩村町の城下町だ。そして、佐藤一斎は美濃国岩村藩(現在の恵那市岩村町)の家老の家に生まれた。佐藤一斎は江戸時代後期の儒学者で、門人には渡辺崋山,佐久間象山等がいる。象山の教えを吉田松陰や勝海舟、坂本龍馬が受けた。小泉元首相は、在任中の国会の答弁で、佐藤一斎の冒頭の言葉を引用し、生涯学習の大切さについて発言されました。

今週の名言・一言・つぶやき「試験では、愚か者が賢い人でも答えられないような質問をする。(オスカー・ワイルド:英国の劇作家・小説家)」

真新しい教科書を抱えた生徒達の新学期が始まった。新たな教科の後に待ち受けるのがテストだが。テストでは不正解だけど、創造力にあふれた答案に感嘆させられる展覧会「0点ミュージアム」から。

①( )に当てはまる言葉を入れよ。「人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しの(息抜き)だ。チャップリン」→正解はお金だが。

②健康に暮らすためには三大栄養素が必要です。頭文字がタとシに続くものを答えよ。タ(たくさん笑う)ト-糖質、シ(喋る)正解はタンパク質と脂質だが。

③嘘つきは(人間)の始まり。正解はドロボウだが、昨今は役人かも。

AIはこうした回答は回答出来ないかも。先生0点でなく100点を。

今週の名言・一言・つぶやき「人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである。(松下幸之助:実業家)」

よき新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。旧年中はひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございました。本年もよろしくご指導の程お願い申し上げます。
今年初めてのつぶやきとなりますが、2010年1月1日にホームページを開設、翌週の1月8日から「今週のつぶやき」開始しました。今回が416回目の「今週のつぶやき」となり、満8周年を迎えることとなりました。私古希を過ぎましたが、故松下翁から恥ずべきだと言われないようにがんばりたいと思います。

今週の名言・一言・つぶやき「記憶は入力よりも出力する機会が多いと定着する(池谷裕二:薬学博士、脳科学者)」

彼は、東京大学薬学部へ首席で進学しただけでなく、東京大学大学院の入学試験にも首席で合格している。そんな彼だが、人の顔をうまく認識できない先天性相貌失認症(脳障害による失認の一種で、特に「顔を見てもその表情の識別が出来ず、誰の顔か解らず、もって個人の識別が出来なくなる症状」)であることを公表している。顔と名前を一致させる苦労を「道端の石コロに名前が付いていて、微妙な形を区別しながら覚えていくといえばイメージが湧きますか?」と述べている。また、ネイチャー誌によると、脳は約1500人を識別できるそうです。ただし付き合いを維持できるのは約150人。ちなみに知り合いの数は平均500人。うち友人は40~50人、身近な人は12~15人、親密な人は2~5人だとか。

今週の名言・一言・つぶやき「歳をとると、家庭菜園とか盆栽とか、じっとみてる趣味が多くなるけど、それじゃ駄目。歳とるほど無謀なことをした方がいいんだ。(萩本欽一:コメディアン)」

萩本欽一さんは 2015年4月に駒澤大学仏教学部に入学した。その欽ちゃんが言う。『いま70代になってわかったのは、行く手が二つに分かれていることです。一方の道は人生でそれなりに成功し、そのご褒美に別荘を建てて、のんびりと余生を過ごす「老人」。片方は、自分がじいさんだとは思わない「年寄り」なんです。僕は老人にはなりません。やっぱり年寄りです。だって、こっちは「年が寄って」きたら、身をかわせばいいから。それで僕はいま大学に通っているわけです。80代になっても90代のなっても生きている限り挑戦は続けます。チャレンジのない人生なんて面白くないから』と。

今週の名言・一言・つぶやき「どうして5分で分かることを授業で45分もかけて教えるんだろう (藤井聡太:将棋棋士)」

なんと生意気な発言だと思ったら、発言者は史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となった藤井聡太君(中学生)だった。その彼は、プロ棋士デビュー戦から18連勝と公式戦負け無しの連勝記録を更新中と時の人。だが、母親の次の一言には何故かほっとする「生活能力が低い。小学校を卒業した頃に、関西将棋会館(大阪市)での奨励会例会に一人で行かせたところ、服や傘を全て将棋会館に置いたままで帰宅した」と天才でもの一面が。しかし「考えすぎて、頭が割れそうと幼稚園のときに言っていた」と。これはやっぱり天才ゆえの一面か。

今週の名言・一言・つぶやき「人間は三歳までに一生分の親孝行をしていますよ。赤ちゃんの可愛らしさとはそういうものです。それ以上の期待を子供にしちゃいけませんよ。(永六輔:タレント)」

赤ちゃんは泣くのも仕事だが、うどんを食べるときの「ずずっ」という音は母体の胎内音に似ているため、赤ちゃんはうどんをすする音で安心する…。2015年にそんな大胆な説を主張した香川県が、検証動画を公開しました。俳優の要潤さんがうどん片手に街を歩きまわり、赤ちゃんを次々と泣きやませています。うどんをすする音の効果はすさまじく、なんと10人中9人の赤ちゃんが泣き止むという結果だそうですが本当なのでしょうか?

人間はだれでもひとつふたつ欠けているんですな。その部分が魅力的になるか、ならないかの問題なんですな (司修 小説家、装丁家)

(「折々のことば-8/28朝日新聞」から)今は亡き臨床心理家、河合隼雄との語らいの中で、司が「どこか欠けている」と思っていた絵を河合は褒めてこう言った。ただし司が綴った架空の対話の中でのこと。欠けている所に心のかたちが表れる。だからきっかけは歪でもいい、いやそのほうが魅力が備わると、河合なら言ってくれたはずと装幀家は思う。「本の魔法」から。

今週の名言「未知の世界に自ら飛び込んで、やったことのないことをやることによって、 使ったことのない脳が働き出す 日野原重明」(104歳現役医師)」

目標は110歳まで現役の医師を続けることだ。日野原重明さんが10月4日で104歳になられ、句集『10月4日 104歳に104句』(ブックマン社)が出版されました。「私は98歳で俳句を創めました」もう歳だから新しいことにチャレンジできないと思ったらそこで人は老いるのです。若い頃のようにはいかず、身体が不自由になっても「創める」ことさえ忘れなければ心は自由でいられます。自分の気持ちを自由に俳句にすると心が軽くなります。これからも、「創めることを忘れなければいつまでも若くある」というマルティン・ブーバーの教えを実行するのみです、と語る。

今週の名言「想像力は知識よりも重要である。(アインシュタイン 物理学者) 」

ビジョンを持つことの大切さはよく指摘されるところであるが、ビジョンを持とうとすれば、ビジョンを描くことができなければならない。ビジョンを描くためには想像力が不可欠である。想像力は創造力に通ずる。アインシュタインは、数多くの業績のほか、世界中に広くその存在が認知されており、しばしば天才の代名詞としても引き合いに出される。大の親日家で特に気に入ったものは、「新橋橋善」の天ぷら弁当、そこに添えられていた「新橋玉木屋」の昆布の佃煮だったという。