今週の名言・一言・つぶやき「百歳は百歳。わたしはわたし。(96歳のおばあちゃん)」

「私の折々のことばコンテスト」(朝日新聞社主催)最優秀賞:瀬戸くるみさん(さいたま市立大宮八幡中1年)から。
『「おばあちゃん、この人百歳だって。」96歳のおばあちゃんになにげなく言ってしまった言葉。テレビでは百歳のおばあちゃんが元気に肉をもりもり食べて、シャキシャキ歩いている。それを見て咄嗟に出てしまった言葉。あっマズイ。おばあちゃん、傷つけちゃったなあ。◆そんな時、おばあちゃんはこの言葉を返してきた。それもかなり強い口調で。私は胸をぐっとつかれた。◆おばあちゃんは、自分が寝たきりで、もう動けないことをちゃんと受け入れて生きている。そして、「わたしゃ口の達者さは百歳に負けておらんよ。」とニカッと笑って見せてくれた。』
『おばあちゃんが忘れても、私は一生忘れない。◆物知りでおもしろくて、色んな話をしてくれる大好きなおばあちゃん。◆「自分は自分」ということを、わかっているつもりでも不安になることがあります。おばあちゃんに言われて「やっぱりそうだ。それでいいんだ」と。おばあちゃんはこのことを忘れているかもしれないけれど、私には一生忘れられないことばです。』

今週の名言「ため息を一回つくと三歳老ける。一日三回感動すると若くいられるのよ。加藤シズエ(女性初の国会議員、1896~2001)」

昨日は敬老の日。元気な高齢者「鹿児島のイチロー」の話題。鹿児島市内のバッティングセンターで1日260本塁打の記録を持ち、「鹿児島のイチロー」と呼ばれる満山一朗さん(76)が自己記録の更新に挑んだ。18日夜、約8時間打ち続け、80ゲーム目の1904球目を本塁打枠にはじき返し、米大リーグの本家イチローのシーズン安打記録にちなんだ262本塁打を達成した。「次はイチローが来年達成するであろうメジャー3千本安打にちなんで一日300本塁打をめざす」と。喜寿を迎える来年の「現役続行」を早くも宣言。

今週の名言「老いた者には知恵があり、命の長い者には悟りがある。(旧約聖書-ヨブ記)」

帝国データバンクの調べによると、創業100年を超える日本の企業は、2014年現在27335社で年1千社以上増えている。200年を超える社は3千社以上、最古は木造建築工事を行う大阪の金剛組で飛鳥時代に創業し、1400年以上の歴史がある。2位のドイツを大きく引き離して世界一の長寿企業大国である。長寿企業に共通する特色として、短期的な利益を追わず、長期的視野に立って経営し、人材重視で終身雇用が多い。実務を番頭格の社員に任せる所有と経営の分離型も目を引く。資金調達に関しては保守的で、質素倹約を旨とする。環境の変化に敏感で、本業を基調にしながら、新しい事業にも果敢に挑戦する。老舗の当主は「伝統とは革新の連続」で、事業の継承は経営者の継承という。引き継いだバトンを次の走者に渡すことが使命とも語っている。株主重視で短期の利益を追い求める米国式経営が幅を利かせつつある現在、日本の企業風土にあった日本古来の長寿企業のあり方に改めて注目すべきではないか。大部分が中小、中堅企業で一つ一つは地味な存在だが、草の根で日本を支えており、日本の底力となっている。「継続は力なり」だ。長寿企業には秘められた力があり、学ぶべき点が多い。日本の誇るべき存在だ(8/11付け朝日新聞-経済気象台から)。ちなみに岐阜県の長寿の社は531社で全国20位だった。

今週の名言「誰でも長生きしたいと願うが、年をとりたいと願う人はいない。スウィフト(英国:作家)」

日本人の平均寿命が、また過去最高を更新したそうだ。女86.8歳で3年連続の世界一。男80.5歳で世界3位だった。厚労省は毎年、各年齢の人が平均して何年生きられるかを表す「平均余命」の見込みを計算。そのうち0歳の平均余命を「平均寿命」としている。男の平均余命は(60歳:23.4年、70歳:15.5年)。68歳の私の平均余命は17年。一方日本人の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、女74.2歳、男71.2歳(2014年度)。私の平均余命(68歳+17年)-健康余命(71.2)=13.8年。つまり14年近く健康でない介護寿命(期間)となるそうだ。
また、中国のネットユーザーからは平均寿命世界一について以下の反応が見られた。「そりゃそうだろ。日本には汚れた空気も毒入り食品もないからね。俺たちは長生きできないけど」「福祉が充実してるから長生きできるんだよ」等と。最後に長生きについて「 笑いのあるところには活気もある。よく笑う人は、不機嫌な顔をした人より長生きする。(ヘーゼルデン財団『「今日一日」のヒント』から)」

今週の名言「老いぼれるのは結局、自分で諦めているんですよ。年を取ると、できない理由ばかりを一生懸命考え始めるんです。三浦雄一郎(プロスキーヤー、登山家)」

生まれて初めて握手会というものに参加した。相手は、AKB48ではなく三浦雄一郎氏だった。5月30日富山県南砺市「福光美術館」で開催された「三浦雄一郎エベレスト登頂写真展-80歳史上最高齢の挑戦」でのこと。史上最高齢で地球のテッペンに立った男は、記念講演で「地上最も宇宙に近い場所を目指して見た星空は最高だった。歳を取れば、できないことが増えてくる。それは当たり前のことです。しかし、できないことを決めるのは他の誰かではありません。それを決めるのは自分自身」と語った。

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今週の名言「1日10回感動すること。それが長生きの秘訣です」

1日10回感動すること。それが長生きの秘訣です (加藤シズエ 議員)

日本初の女性代議士で婦人解放運動家。日本産児調節婦人連盟、日本家族計画連盟、家族計画国際協力財団の会長などを歴任。「時代の空気を吸って頭を柔らかく」と活躍した。「一日に十回感動」し「昼寝は厳禁」、うがいと一日に三合の牛乳を飲むことが長寿の秘訣だったという。2001年104歳で永眠。

今週の名言「長生きの秘訣☆退屈しないこと!☆よく笑うこと!☆どうにもならないことは、くよくよしないことよ!」

「長生きの秘訣」☆退屈しないこと!☆よく笑うこと!☆どうにもならないことは、くよくよしないことよ! (ジャンヌ・カルマン) 

今日は私の67回目の誕生日だが、彼女は人類史上、最も長生きしたとしてギネスブックに認定された女性である。野菜が嫌いで、好きな食べ物は「赤ワイン」と「チョコレート」。この2つを生涯欠かすことがなかったそうだ。享年、何と122歳。85歳からフェンシングを始め、100歳まで自転車に乗っていたという。

今週の名言「若い選手たちのエキスを吸って若い気持ちを保てている。年齢的な不安は全くない」

若い選手たちのエキスを吸って若い気持ちを保てている。年齢的な不安は全くない (葛西紀明 スキージャンパー) 

朝日新聞の「かたえくぼ」欄に「ソチでメダル-10代ニュースだ!」とあった。今回ソチ五輪では10代の活躍が目立っている。羽生結弦19歳(金)、平野歩夢15歳(銀)、平岡卓18歳(銅)。しかし、史上最高、7回連続冬季五輪出場の葛西選手が、今回日本人最高齢者で銀を受賞し、多くの人に感動と勇気を与えた。ドイツの公共放送ARDは、「驚異という言葉は、これからは「カサイ」にすべき」と称賛した。

今週の名言「若さの甘えは、まだまだ多少のかわいげがあるけれど、年寄りのおしつけがましさには、周りの者はただ白けるばかりである」

若さの甘えは、まだまだ多少のかわいげがあるけれど、年寄りのおしつけがましさには、周りの者はただ白けるばかりである。 (沢村貞子 女優)

「私の三面鏡(沢村貞子-著)」に、元スター女優が、初めての老けの脇役に回された時の「前官待遇」を求める逸話がある。沢村は、その口惜しさは分るとしながら、冒頭の言葉を発している。タレントのローラさんの父親が国民健康保険の海外療養費を詐取で国際手配されたが、敬語が苦手の彼女のタメ口は、若さと可愛さで人気者なのだろう。

今週の名言「自分をどう滑らかに、誰にも迷惑をかけないで生きていくかを考えてきた」

自分をどう滑らかに、誰にも迷惑をかけないで生きていくかを考えてきた (金子兜太 俳人)

文化功労章等受賞された氏は93歳の現役の俳人。妻を先に亡くした氏は、妻の闘病中1人息子の嫁に負担をかけたから、自分まで面倒をかけてはいけない、と。 自分本位で生きてきたから、こらえ性のない人間になっているのでは自省する。そして、自分のことは自分で処理する、体を養う生活を目標としているという。「たっぷり生きる(金子兜太・日野原重明対談集)から」