今週の名言・一言・つぶやき「すべてを今すぐに知ろうとは無理なこと。雪が解ければ見えてくる。(独:ゲーテ 詩人・小説家・劇作家)」

1/14付け岐阜新聞に『梅の名所で知られる岐阜県安八町「安八百梅園」で、例年より1カ月ほど早く梅の花が咲き始めている』との記事。だが翌日には、平年より32日遅れて岐阜市に初雪が舞った。また、昨日の首都圏では、「雪で間引き運転、首都圏の各鉄道の混乱に拍車」と大雪のニュース。そして15日には、「軽井沢でスキー客39人を乗せて満員状態の大型バスが転落14人が死亡」のニュース。雪を求めてのスキーツアーだったのに、12人の大学生が逝った。若者達は「雪を解かない」間に逝ってしまった。悔しかっただろう。ご冥福を祈ります。

今週の名言・一言・つぶやき「猿が新しい木登り技術を学ぶために、ある試みをして落ちるなら、これは尊い経験として奨励したい。本田宗一郎 (本田技研工業の創業者)」

今年の干支は申ですが、「折々の言葉(鷲田清一:朝日新聞)」に”猿を決め込む”として次の言葉がありました。『三匹の猿がそれぞれ目と耳と口を塞いでいる。見ざる、聞かざる、言わざる。これを「三猿」という。自分に都合の悪いことはあえて知らんぷりをすること、これを「猿を決め込む」という。巻き添えになることを恐れて口をつぐむ人。あえてふれないで「ないこと」にする報道。ほんとうは政治から子どもの様子まで、見ないふりしてちゃんとみていることが肝要なのに。』と。昨日は成人式でしたが、新成人には猿を決め込むのではなく、向き合っていける社会人であってください。

今週の名言・一言・つぶやき「新年の訪れを見るために真夜中まで起きているのが楽天家。今年がちゃんと去ったか確かめるために起きているが悲観主義者 ビル・ゲイツ(米:実業家)」

謹んで新春のお喜びを申し上げます。よきお正月でしたでしょうか。経営の神様と言われた松下幸之助翁は正月について次のように述べています。
「竹に節がなければズンベラボーで、とりとめがなくて風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。竹にはやはりフシがいるのである。同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。せめて年に一回はフシを作って、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる」と。

今週の名言・一言・つぶやき「死というものを覚悟して きちっと見れば 生というものは はっきり分るもの 森敦 (作家)」

森敦は明治45年長崎で生まれた。旧制一高を中退し横光利一に師事。昭和9年22歳の時、処女作「酩酊船」を新聞連載し注目を集めた。しかしその後中央の文壇を離れ、10年働いては10年自由な放浪をするといった生活を繰り返えす。光学機械工場、ダム建設現場、印刷工場での経験と思索が独特の森文学を生み出していく。代表作「月山」は、昭和26年山形県朝日村(現在の鶴岡市)の注連寺に滞在した時の体験をもとにした小説である。昭和49年に発表され芥川賞受賞作となる。森敦62歳だった。異色の職歴と放浪の作家・森敦の独特な死生観、人生観が語られる。

今週の名言・一言・つぶやき「父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。干し柿 もちも美味しうございました(円谷幸吉 東京五輪銅メダリスト)」

1964年10月21日、円谷幸吉は東京五輪のマラソンで銅メダルを獲得した。ベルリンオリンピック以来28年振りの陸上競技メダリストとして一躍日本の英雄となった。このため次回のメキシコオリンピックに向けて、日本国民の声援と期待を受ける中怪我、故障に泣き大きなプレッシャーの中で28歳で自死した。その英雄の突然の死に日本中が驚愕した。以下遺書の全文
「父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。干し柿 もちも美味しうございました。敏雄兄姉上様 おすし美味しうございました。勝美兄姉上様 ブドウ酒 リンゴ美味しうございました。巌兄姉上様 しそめし 南ばんづけ美味しうございました。喜久造兄姉上様 ブドウ液 養命酒美味しうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。幸造兄姉上様 往復車に便乗さして戴き有難とうございました。モンゴいか美味しうございました。正男兄姉上様お気を煩わして大変申し訳ありませんでした。幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敬久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正嗣君、立派な人になってください。父上様母上様 幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません。何卒 お許し下さい。気が休まる事なく御苦労、御心配をお掛け致し申し訳ありません。幸吉は父母上様の側で暮しとうございました。」
川端康成は、この遺書について、「相手ごと食べものごとに繰りかへされる〈美味しゆうございました〉といふ、ありきたりの言葉が、じつに純な命を生きてゐる。そして、遺書全文の韻律をなしてゐる。美しくて、まことで、かなしいひびきだ」と語り、「千万言も尽くせぬ哀切である」と評した。

今週の名言「生きているということは、誰かに借りをつくること。生きてゆくということは、その借りを返してゆくこと 永六輔(作詞家、タレント)」

タレントの永六輔(82)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ番組「土曜ワイドラジオTOKYO」が26日、 約24年半続いた長寿番組で、通算1275回の放送に幕を下ろした。
アナログ人間であり、伝統的建築復権運動を進めている。最近の日本建築は建築基準法によりボルトで締めなければならないそうで、ボルトで締めず木材だけで建築した建物が地震で崩れないのになぜそういう建築を認めないのかと憤慨している。また、最近になって伝統的な職人の服装の復権を呼びかけている。生活文化として江戸の文化・風俗を再評価させたり、在野の芸人を世間に紹介したり、絶滅の危機に瀕していた尺貫法を再び世間に認知させたり、日本人の感覚では常識という考えが同じ日本に住むいわゆる在日の人々にしてみれば侮辱であると主張していた事など、大抵の人々が関心を持たない事を取り上げた事で高齢者を中心として評価する声がある。

今週の名言「もう一つ向こう側に何かある気がする。中一弥(104歳-挿絵画家)」

厚生労働省は先週11日、全国の100歳以上の高齢者が、61,568人、女性が全体の87%を占め、45年連続で過去最多を更新し初めて6万人を超えると発表。都道府県別では、人口10万人あたりで、最多は島根県の90人、最少が埼玉県28人だという。ところで、 中一弥さんは明治44年生まれ104歳の挿絵画家である。主に時代小説の挿絵画家として多くの作品を残しているす。海音寺潮五郎「武将列伝」、池波正太郎「雲霧仁左衛門」「剣客商売」などの挿絵で知られる。平成5年菊池寛賞。26年吉川英治文化賞。三男は逢坂剛で息子の時代小説の挿絵を描いている。「せがれは長生きさせる為親孝行で仕事をさせているのでしょう」「私の絵はまだ完成していない。もう一つ向こう側に何かある気がする。やりたいことがやりきれないから、あだやおろそかに日々を暮らしてはいけません」と。

今週の名言「職業に貴賤はないと思うけど、生き方には貴賤がありますね 「職人-永六輔著から」」

電子部品商社の黒田電気㈱〈大阪市〉は、8/21日臨時株主総会を開催。かつて「村上ファンド」を率い「物言う株主」として注目された村上世彰氏らの社外取締役選任案が株主の約6割の反対で否決された。一時期「金儲け、悪いことですか?」と、積極的に株主提案を行い企業価値の向上を計り、株主を軽視する経営者に対しては株主総会などで経営陣を批判・叱咤することなどして世間の注目を集め、対象とした会社の株を買い占めた上で、短期的に利益の上がる事業に専念させ株価をつり上げて売り抜けるというパターンを繰り返す仕手筋だったが、今回は否決された。なお、「職人-永六輔著では『人間出世したかしないかではありません。「卑しいか」「卑しくないか」ですね』とも。職人の生き方に拍手!。

今週の名言「“悲しい事は考えん方がええ、楽しい事を夢見ることだよ。成田きん” “どんなに辛くても、お天道さまは、あすになればまた出てござる。蟹江ぎん”(100歳の双子姉妹)」

「きんは100シャア、ぎんも100シャア」。そんなCMでかって日本中を沸かせた双子の100才姉妹「きんさん、ぎんさん」。ところで昨日なでしこジャパンが金を目指して闘ったが銀だった。序盤の大量失点が響いて連覇を逃したが劣勢の中でも決して下を向くことなく、最後まで走りきる姿勢は見る者を熱くさせた。連覇の夢は叶わなかったが「感動をありがとう」。

今週の名言「生きるうえで大切なことは、出来ないことは出来ないということです。梅棹忠夫(民族学者)」

人は、出来ないと簡単には言えない。見栄っ張りなのである。しかし、出来ないのに、安請け合いすれば、決して良い結果は期待出来ない。己の出来ることが何かを知り、出来ることを一つでも増やすことが大切だと氏は言う。しかし最近出来ないこと、やってはいけないことをしようとした国会議員がいたと。安倍首相の応援団的議員の勉強会で、報道機関に圧力をかけるような発言が。「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。不買運動を経団連などに働きかけてもらいたい」「沖縄の2つの新聞社はつぶさないといけない」等に「これが国会議員の発言か。無恥に驚き、発想の貧しさにあきれ、思い上がりに怒りを覚える」との記事も。