かつて三菱財閥の創始者の岩崎弥太郎が旧大名家からカネを借用した時、借用書に「何時何時までに返済する、もし約束を違えた時はお笑いください」と書いていた。「お笑いください」は明治以前、岩崎の借用書に限らずよく書かれていた言葉だという。当時は他人に笑われたり後ろ指を指されたりすることを極端に恐れ、恥を知る人間にとって、名を汚す事は死ぬことよりも辛いものだった。司馬遼太郎によれば「人に笑われまい」という日本人の「恥の文化」は古く、このおかげで千年以上も社会が保たれてきたという。しかし昨今、国会や財務省では恥をどう考えているのだろうか。
真新しい教科書を抱えた生徒達の新学期が始まった。新たな教科の後に待ち受けるのがテストだが。テストでは不正解だけど、創造力にあふれた答案に感嘆させられる展覧会「0点ミュージアム」から。
①( )に当てはまる言葉を入れよ。「人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しの(息抜き)だ。チャップリン」→正解はお金だが。
②健康に暮らすためには三大栄養素が必要です。頭文字がタとシに続くものを答えよ。タ(たくさん笑う)ト-糖質、シ(喋る)正解はタンパク質と脂質だが。
③嘘つきは(人間)の始まり。正解はドロボウだが、昨今は役人かも。
AIはこうした回答は回答出来ないかも。先生0点でなく100点を。
ヘミングウェイは愛猫家で6本指の猫を飼い、多指症であるこの猫を幸運を呼ぶ猫と信じ、とてもかわいがっていたという。ところで、米国ロードアイランド州の老人ホームに、オスカーと言う猫が飼われている。この猫は特殊能力があるのか、病室を巡回中に特定の患者の横で丸くなることがあり、オスカーが添い寝した患者は、なぜかその数時間後に息を引き取るという。今までに50件近くの死期を正確に予測しており、施設は「オスカーが添い寝している患者を見つけたら、家族を呼び寄せる」という。
正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを、「1月行く、2月逃げる、3月去る」などと言うが、もう4月だ。高齢になると「1日は長く1年は短い」と感じる自分。定年後は「キョウヨウとキョウイク」が大事だと言った妻。「キョウヨウ」とは、「今日用がある」「キョウイク」とは、「今日行くところがある」だと。逝った妻を思い出す。