トマトが美味しい時期だ。栄養豊富で、老化を抑制するビタミンEも含まれる健康野菜。そのトマトだが、茎を切り落とされると「悲鳴」を上げるらしい。イスラエルのテルアビブ大学の研究者は、世界で初めて植物が発する音を録音・解析した結果、ストレスを受けたトマトやタバコが通常の人間の会話に匹敵する大きさの音を発するらしい。昨日から大暑に入り暑い日が続くが、悲鳴をあげたトマト供養のため、暑い日はエアコンより衣服を脱いで冷たーいトマトを丸かじりするのもよいかも。
馬場氏は緑内障が進行し、視野が狭くなりどんどん目が見えなくなり障害者1級。だが、見えなくなっていくことで、その外の感覚は敏感になっている気がする。聞こえる音、吹いてくる風の空気感が鋭敏になっていると。NHKのTV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」から『異端の建築家、馬場正尊。リノベーションの先駆者として、空き家や解体されるビルなど、見捨てられた建物をよみがえらせてきた。馬場が手がける場にはなぜか人が集い、笑顔が生まれる。新築の設計に疑問をいだき、傍流をさまよい続けた過去。失われゆく視力と残された時間。今、リノベーションのその先を示す設計に挑む。人の生き方をも変えると言われる馬場の建築、そこに込められた物語だった。』
娘が七月七日の七夕の日に結婚した。歌手の加藤登紀子さんは『大好きな人を思う日。大好きな事を描く日。心に好きなことを思い描く! それだけで幸せになれる! それが「七夕」』と。また、詩人の相田みつをさんは『しあわせはいつも自分のこころがきめる』と。
この人と夫婦でいられて幸せだと互いが感じられれば、それが相手を幸せにすることにもつながると思う。毎日々々小さな幸せを見つけられる、そんな素敵な夫婦になってください。いつまでもいつまでも幸せで。父より。
先月20日藤井聡太八冠が初の失冠。叡王戦を伊藤匠七段が制した。師匠の杉本八段は「藤井の失冠というよりタイトルホルダーが1人増えたと考えるべきでは。これを機に将棋界が盛り上がるし、藤井七冠のモチベーションも上がるだろう」と受け止め、「本人には『また八冠に挑戦できるね』と声を掛けたい」と。昨秋、永瀬王座が藤井七冠に敗れた時 「人間をやめなければならない。そして藤井さんは人間ではない 」と藤井棋士の強さを語ったが、永瀬九段!藤井さんは今人間に戻りましたヨ。
今月21日は夏至、昼間の長さが一年で最も長く、夜が最も短い日だが、朝が早いと目覚めも早く睡眠時間短くなりやすい。ところで、睡眠不足は心身の不調を招くだけでなく、寿命にも影響するという。厚生労働省は健康づくりのための睡眠時間について、小学生は9~12時間、中高生は8~10時間、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保するよう推奨。しかし、高齢者は寝過ぎると認知症リスクが高まることから、寝床で過ごす時間は8時間以内が望ましいのだとか
『長寿の心得-人の世は山坂多い旅の道(作者、年代不詳)』から。
還暦(60歳)でお迎えの来た時は只今留守と云え
古希(70歳)まだまだ早いと突っ放せ
喜寿(77歳)せくな老楽これからよと云え
傘寿(80歳)なんのまだまだ役に立つと云え
米寿(88歳)もう少しお米を食べてからと云え
卒寿(90歳)年齢に卒業は無いはずと云え
白寿(99歳)頃をみてこちらからボツボツ行くと云え
百寿(100歳)人生一つの節目だがまだまだ未練だと云え
茶寿(108歳)まだまだお茶が飲み足らんと云え
私は今月満77歳で喜寿を迎えた。老楽の始まりです?
昨日10日は「時の記念日(日本で初めての時計が鐘を打った日)」だっつた。ところで日本の「マラソンの父」と呼ばれる金栗四三(1983年没)は、五輪のマラソンに3度出場したが、1回目出場の時、暑さでレース中に倒れた金栗は沿道の住民に自宅で介抱され、一時行方不明となった。それから半世紀余りを経た1967年、金栗はストックホルム五輪55周年記念式典に招かれる。大会で棄権の意思を伝えなかったため、競技が続いていると判断、完走してもらおうという粋な配慮だった。この記録はオリンピック史上最も遅いマラソン記録とされている。
“国宝の法隆寺に落書き” ”犯人は誰だ?” 「法隆寺金堂(飛鳥時代)の建立時に天井板に描かれた男性の顔の落書きがあった」とのニュース。蓮華文(れんげもん)と同じ顔料が使われ、絵師がいたずらや筆慣らしで同僚を描いたらしく、大きさは縦約5センチだとか。1949年の火災で焼損した部材に残っていて、文化審議会は5月にこの天井板を含む約3200点を貴重な部材として国宝に追加指定するように答申したという。”落書きも国宝になれるのだ”
大相撲夏場所を12勝3敗で初優勝した小結大の里(23)。「優勝はうれしいけど、最終的な目標はここではない。さらに上へ、上へと駆け上がりたい」と。大の里は昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。所要7場所での初優勝は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新する最速記録だった。その大の里、千秋楽を前にして親方(元横綱稀勢の里)から掛けられた言葉は、「優勝しても喜ぶな」だった。これにはふたつの意味があると思われる。①戦ったばかりの相手が眼前にいる。優勝して喜ぶ姿は、相手に対して非礼ともなる。②この優勝がゴールでもなく、目的でもないことだ。そう親方やファンは年内の大関いや横綱を期待している。角界の未来を担うスターの誕生だ。
藤は不死につながることから長寿や子孫繁栄の花とも言われる。その藤の花を隣町の「安望藤園」で楽しんできた。樹齢約130年の藤が5本あり、藤棚には優しい紫色に囲まれた花が咲き、甘い香りが漂っていた。藤の花はなぜ紫色なのだろう。明治の作家斎藤緑雨は、「青皇の春と、赤帝の夏と、行会の天(ゆきあいのそら)に咲くものなれば、藤は雲の紫なり」と。青い春と、赤い夏とが出会う空に咲くから、藤の花は紫色なのだ、とジョークを記している。