町内会で役員になった仲間と今も親交が続いている。毎月集まり酒を酌み交わす”チョイワル親父”の集まりが20年続いている。仲間が採ってきた鮎や岩魚を仲間の囲炉裏で焼いたり、山菜料理、猪肉、松茸と酒のつまみにこと欠かない。毎年のように富山湾の船釣りにも行っていたが、高齢のため船酔いが辛くなり、最近は年一回の旅行は船釣りから溫泉宿へと変わった。その仲間4人が、揃いも揃って今年、還暦、喜寿(2人)、傘寿を迎えた。偶然か奇蹟か、会の発足20周年とも重なり、日本一の富士の麓への旅となった。10年後の30周年は、卒寿・87歳(数え年で米寿)・古希となる。酒もそこそこ飲んで、4人元気で迎えたいものだ。
箱根町仙石原の宿から見えた富士山と仲間達
仏教では、布施をするときに大切な心が3つあると教える。①自分がしてやったという思い上がりの気持ちをもたない。②見返りをもとめない。③後悔をしない。(施しを通じてそのご縁を温めることが、今こそ必要で、施しも食べ物やお金だけでなく、親切、笑顔など、色々ある。自分の身の丈でできる施しでご縁を温め、みんなで豊かになっていくことこそ、真の豊かさと言えるのではないでしょうか)と
永崎裕麻さんは、移住先を探す旅に明け暮れ、これまで100カ国以上を訪問、南太平洋の島国フィジー国へ移住した。フィジー人の幸せの秘訣を一言でいえば「余白」にある。人生を幸せに生きるためには、日常に余白が必要だ。日本人は「もったいない精神」が強く、「暇な時間」に罪悪感すらおぼえることがありそんな生活を長年続けてきた結果、「自分自身には時間がない」というマインドが固定していて、いつも余裕が感じられなくなっている。世の中には①やらなければならないこと②やった方がいいこと③やらなくていいことの三つがある。どれが一番大切か?。彼は「③が一番大切だという。やらなくてもいいのにやることなんだから、それが人生の醍醐味だと思う」と語る。
二百十日は、立春の日から数えて210日目の日、今年は8月31日だった。台風が来襲する厄日とされ,まさにこの日に合わせたような台風10号の襲来だった。この時期、風の害を防ぐための風祭が各地で行われる。富山市八尾町の「おわら風の盆」もその一つ、豊作を祈るとともに、風の災害がおこらないことを願う行事、編み笠を目深に被った男女が、哀調ある音色を奏でる胡弓や三味線、越中おわら節の唄に合わせて、情緒豊かに町を流した三日間が今夜終わる。