いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。
(ロマン・ロラン フランス/作家)
花見どころではない東北地方にも桜の開花情報が聞こえる。造園家の佐野藤右衛門氏(創業170年の植藤造園16代目)は、「花見でカラオケは花に良くない。カラオケは金属音の微振動だから、それで花弁がこすれ、花弁の周りが茶色になり色褪せる。それと花見で焼き肉は、目に見えない油の粒子が花にひっついて、ひらひらと散らずボトボトと落ちる。普通花は太陽に向かって咲くが、桜は下向き。人が下に入ると花全体が覆いかぶさって包まれるような柔らかさが良い。だから花が喜んでるか苦しんでるか花の下に入って見て欲しい」と。来年は震災の被災者にも花見をしてもらいたいものだ