今週の名言・一言・つぶやき「秋になると、果物はなにもかも忘れてしまって、うっとりと実のってゆくらしい 八木重吉(詩人)」

秋は稔りと収穫のとき。そんなふうに自然と秋を迎えられる時代はよかった。秋は黄昏時というよりは、成熟のときだった。人のみならず自然にもどこか品位があった。今は、人生の秋を前にしてひとはつい悪あがきをするし、天候も異常続きで過去の経験が生きない。なんとも貧相な、このところの秋である。詩「果物」の全文。(鷲田清一) 朝日新聞「折々の言葉 9/16から」

 

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