今日は日野原重明氏105回目の誕生日、氏は聖路加国際病院名誉院長で現役の医師だ。◆
慶応大学医学部老年内科診療部長の広瀬信義さんによると、日常生活で自立または軽い介助で済む人は50%、認知症がない人は30~40%だという。◆広瀬さんが注目しているのは、105歳以上の「スーパー百寿者」だ。年齢とともに、高齢者の死亡率は高まっていくのが普通だが、不思議なことに、105歳を超えると、死亡率は下がっていく。◆ひょっとしたら、スーパー百寿者は、元気に長く生きられる遺伝子を持っているのかもしれないと。◆大阪大学准教授権藤恭之氏(心理学者)は、国内の百寿者の性格を調べている。「年寄りは偏屈」と言われるが、それは俗説であり、百寿者の性格は概して開放的だという。◆男性は好奇心旺盛で新しいことが好き、女性は人付き合いが上手で、家族の面倒をよく見てきたタイプが多い。◆健康な人ばかりではないのに、「自分は幸せ」と感じる割合が、80歳前後のお年寄りよりもずっと高くなる。百歳は百歳なりの人生を楽しんでいるのだ。