著名な数学者の秋山仁さんは、いつも卒業式では上記の詩を送る事にしているんだそうです。この詩は舟の航路を人生の行路と重ねており、同じ風を受けても舟はいろんな方向に向かう。ある舟は東に進み、また他の舟は同じ風で西へ進む。行くべき道を決めるのは疾風ではなく帆のかけ方である。人生も「魂の構え」とは志(将来どんな事をしたいか、何を成し遂げたいか)のことであり、その志によって進む道が変わる。「風」はそれぞれの人のおかれた環境や状況である。人生には、凪や嵐の時があるだろうが、「志」があれば、「嵐」の日が続いても頑張ることができますと、秋山さん。