【格好いい人】1936年生まれ、50年以上映像表現の世界で活動。88歳とは思えない鋭い感性で、今なお、第一線で活躍する現役の写真家。仕事仲間は口を揃えて言う。背筋はしゃんと伸び、決して多くを語るわけではないが口調は滑らか。カメラを持つとその動きは俊敏でしなやか。被写体を見据え、シャッターチャンスを狙う、仕事仲間は彼の年齢を意識することはないと。彼は、写真家に必要不可欠な能力は、動体視力とそこに反応する筋肉だと。そのため、ジム通い20年。ジムのトレーナーは、「せいぜい40代にしか見えない、現役アスリート以上の動体視力と反応力で驚異の瞬発力を保っている」と。「僕は、いい写真を撮りたいから、そのための肉体を維持したいんです。年齢を言い訳にするなんて、カッコ悪いじゃないですか。年を取ったら衰えるのが当たり前なんて、僕から見たら甘えにすぎない」「太平洋の真ん中からでも俺だけは泳いで帰る」と。