学校とは一点から一点への最長距離を教えるところであると、私は言いたい (ジャン・ギットン:哲学者)
先週の朝日新聞「天声人語」で、山や川等自然の造形には曲線が溢れ、人間の造形物には直線が満ちている。直線は2点を結ぶ最短距離。直線という最大効率見いだしたのは人間の英知だった。が、人生に直線を求め過ぎれば社会は潤いや活力を失いかねない。2点を結ぶ線は無数で直線の定規だけで人生は描けないのだが。今の学生は、入学から就職まで一直線を求められ道草を許されず豊かな曲線を封じられていると筆者は述べている。そういえば2点を結ぶ円は美しい。