勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし (松浦静山 備前国藩主)
元プロ野球の野村監督はこの言葉をよく引用した。今回の総選挙で、民主党の負けは不思議ではなかったが、当選した自民党議員でも不思議な勝ちだったという人もいる。有権者数は10,436万人で投票した人6,190万人(投票率59%)。自民党が比例区で獲得した得票数は有効得票数の27%(1,662万人)だったが、有権者全体数からみると15.9%だ。しかし、自民党の当選者は衆院議員の61%(480人中294人)を占めた。今後、不思議だが勝ってよかったと言われるよう願いたい。