桜の開花日などを観測する基準木がある。高山市の開花宣言の基準木は、飛騨高山の人気観光スポットである「赤い中橋」の袂にある「中橋の桜」だが、今年の桜開花宣言は春祭りの4月15日だった。そして、その桜は今満開だ。ところで金子大栄師は、人は死ぬことによって肉体的には消えても、その人の死をかなしみ、「いたみ」「とむらう」者がいるかぎり、その人の「花」は散らない。花びらが散っていくのであって、花そのものはまた来年再来年、その時期に咲いてくると教える。
故金子大栄さん(真宗大谷派僧侶1976年没)は、「人生の”長さ”はその人の一期、自分ではどうにもならぬもの。健康長寿にばかり目を向けるのではなく、”幅”と”深さ”の尊さに目覚めることも大切なことです」と。「”幅”とは、生きている間にいただく様々な出会いやご縁のこと、そして”深さ”とは、そのいただいた出会いやご縁をきちんと受け止め、どこまで自分の人生の厚みとして消化していけるかではないか」と。
この4月小中高大と多くの新入生が誕生した。入学式の歓迎挨拶から。☆地域と関わり、社会や自分の将来を考える機会が数多くある。キャンパス内外で経験を積み、大きく成長してほしい(三浦福島大学長)☆未来は、今まさに、この瞬間から始まる。ともに学び、成長し、そして、より良い社会、ありたい未来の実現を目指そう(中村信州大学長)☆悠仁親王が入学された永田筑波大学長は、「本学は多様な分野が協業する研究型の総合大学。豊かな未来社会を実現するために日々の研さんに励もう」と。
アメリカ大統領の政策や演説などが「嘘か誠か虚言か」でメディアを賑わしている。 今日はエイプリルフールだ。嘘に関わる言葉をいくつか。☆嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。(ルソー嘘:哲学者-没年1778年)☆嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それはすばらしいことである。(エミール・オーギュスト・シャルティエ:哲学者-没年1951年)☆人々がいつでも、正直なことをいうのはなぜか。神が嘘を禁じたからではない。それは、嘘をつかないほうが気が楽だからである。(ニーチェ:哲学者-没年1900年)☆嘘は、生き続けることなどできない。(ング牧師:没年1968年)。
一昨日彼岸の日曜日お墓参りをしてきたが、今年は暖かった。仏教では太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近づく日とされている。ところで、太宰治は、「善悪の彼岸という言葉がありますね。善と悪との向う岸です。倫理には、正しい事と正しくない事と、それからもう一つ何かあるんじゃないでしょうかね。ただもう、物事を正、不正と二つにわけようとしても、わけ切れるものではないんじゃないですか……(小説「春の枯葉」)」と。イスラエル・ガザ戦争も露・ウクライナ戦争もそれぞれが正義だと主張しているが……。