先週の中秋の名月が、明るい真ん丸のお月様が自宅の庭を照らしていた。中秋の名月と満月が一緒になるのは3年連続で次回は7年後だとか。ところで、月の満ち欠けのタイミングに合わせて海水を取水した塩、「満月の塩」「新月の塩」「中秋の名月の塩」があるそうだ。月の満ち欠けにより、潮が動き海中のプランクトンの動きも活発になり、どのタイミングで取水するかにより、塩の味が変わるとか。「満月の塩」は、しょっぱさ、酸味、うまみ、甘味、苦味、雑味など、塩の味覚が全般に強目で、赤身の肉や魚などの味の濃い食材に合うとか。「新月の塩」は、味まろやか、潮の香りが強目、後味がクリア。魚介類や海藻類と相性が良いとか。「中秋の名月の塩」は同じ生産者の通常時の塩と比較すると、若干複雑味が強くなり味がふくよかだとか。あなたはどんな塩が好きですか。
言葉に接頭語の「お」を付けると、意味が違うことがある。寿司店では「にぎり」、遠足の弁当は「おにぎり」と、意味も値段も違う。「めでたい」と「おめでたい」、「しゃれ」と「おしゃれ」も多くは別の意味で使われる。「役所仕事」は堅実な仕事ぶりを連想するが、「お役所仕事」となれば、形式や前例にこだわる印象となる。「お」を付けると丁寧語だが、最近、政治家やお役所が不祥事がらみの事案について、反論されたり攻められた時、「丁寧に」説明しますと答える場面をよく目にする。しかし、「丁寧に説明する」と言つつ、表面的には礼儀正しく長々と同じような意味を繰り返しの説明で、本当のことを、はぐらかしているようにも思える。「丁寧に説明する」とは、相手が知りたいことを、相手の知りたい順序と相手が理解出来る言葉で正確に伝えることだと思うのだが。
タモリさんは私の大好きなタレントだが、その言葉に逆らうようように私の「今週の名言・一言・つぶやき」が今日で700回目となった。また先々週、数え年で77歳となり喜寿を迎えた。喜寿の喜は㐂とも書きラッキーセブンの「喜ぶ」だ。七を含んだ言葉には、七福神、七草、七色の虹、七転び八起き等明るい言葉がある。他には、原子番号7の元素は、窒素で生物にとって大変重要な成分、原子番号 77 の元素はイリジウム (Ir)。七百駅は、十和田観光電鉄十和田観光電鉄線の駅、七百餘所神社は、千葉県八千代市にある神社で、ご利益は、諸願成就、無病息災、厄災除けだとか。今回は七に因んでつぶやいてみた。それから、タモリさんには嫌われるだろうが、来週からももう少し名言についてつぶやいてみたい
政府が推進するマイナンバーカードでの混乱が広っがている。政府が強調するのはのは、マイナンバー自体のシステムには問題ない、あくまで、現場の入力ミスや、業者のソフトの不備等と。つまり、人為的ミスだと強調しているように聞こえる。しかし、他人の戸籍を交付したり、医療情報や年金情報が他人のものだったり、相次ぐトラブル続いている。デジタル化は大切だが、ヒューマンエラーを想定した安全対策に欠陥がみられる用だが?。河野大臣なら一度立ち止まる勇気があると思っていたのに……。
岸田総理は「こども政策対話」で参加中の中学生が「どうして総理大臣になろうと思ったのか」との問いに、「こうなってほしいと思うことを先頭に立って実現する仕事をしたいと思った。日本で一番権限が大きい人なので」と答えたというが。権限は手段に過ぎない、目的ではないはずだ、いかなる理想を抱き、いかなる信念を持って政治家を目指したのか。今権力の座について、「異次元の少子化対策」をなぜ具体的に堂々と語らないのだろうと中学生は総理の言葉を待っているのでは。
明日は大山の命日。彼は、日本最強の空手家で漫画「空手バカ一代」でも、主人公として取り上げられた武道家、国際空手道連盟総裁・極真会館館長でもあった。牛を素手で倒したことも(合計47頭、うち4頭は即死)ある、彼が残した言葉から。☆貯金した努力には実力の利息がつく。浪費した才能には挫折の債務がつく。☆特技を磨くとは自分を磨くことだ。自分をみがくとは自信を磨くことだ。☆相手の気持ちを察して発言する、それが本当の意味での敬語だ。☆心にゆとりを持って人に対すれば、笑顔一つで味方がつき、敵を呑む
今年生誕100年となる作家司馬遼太郎さんの「第26回菜の花忌シンポジウム」が開かれた(2月12日は司馬の忌日で、菜の花を好んだことから菜の花忌といわれる)。「竜馬がゆく」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」等……歴史小説の巨匠・司馬が残した数々の作品。その深い時代考察と繊細な人間描写に魅了された読者は多い。また女性より男性ファンが多く、「司馬遼太郎の最大の魅力は、エネルギッシュさと深い時代考察」と語るファン。シンポジウムでは「人間の弱さを肯定した人物造形に魅力を感じると語った。ストイックさと不可分だった歴史小説に人間的な弱さが魅力の主人公を造形した。私たちの弱さを肯定するところに価値があった(作家:門井慶喜)」「”勝った人ではなく、理念を貫きながら志半ばで倒れた人”を描いたと評した木内昇(作家)さん。今日、司馬に応えられる男はどれだけいるのだろうか。
冒頭に続いて『身体的に、年齢的にできなくなることも増えていく。だからこそできるアイテムを増やしておこう。』と加藤女史。令和5年も始まりましたが、貴方の増やしたいアイテム決まりましたか?
高山別院の報恩講に3日間お手伝いで参加した。「お寺の掲示板」に冒頭の言葉が掲示されていた。ある大臣が重なった「記憶がない、記録がない。覚えていないが、報道に出ている限り、出席したと考えるのが自然」などと答弁。国会で辞任求められても、「大臣の仕事に集中するので辞任はしない」と。しかし更迭ともいわれる辞表提出はそのわずか2時間後だった。はたして仏の教えはあったのだろうかと報恩講のお手伝いしていて考えた。

プロレス界のスーパースターだったアントニオ猪木さんが10月1日亡くなった。亡くなる10日前に撮影された「アントニオ猪木『最期の言葉』」というタイトルの動画を見た。動画では、衰弱した様子でベッドへ横たわる猪木が。『猪木がよく語った詩「この道を行けばどうなるものか/危ぶむなかれ/危ぶめば道はなし/踏み出せばその一足が道となり/その一足が道となる/迷わず行けよ/行けばわかるさ(哲学者故清沢哲夫氏の「道」)」さらに「人は歩みを止めた時に、挑戦を諦めたときに年老いていくのだ」と語り。そして最後に、「今手近でやれること、世界のゴミを消していくこと。これだけ汚してしまった地球を、自分たちの手でもう一回きれいに掃除すべきだ」』と。完治が難しいとされる難病と闘いながら、亡くなるまで”生きた、闘った”。最後まで闘い続けた闘魂者だった。【合掌】