今週の名言「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし (松浦静山 備前国藩主)

元プロ野球の野村監督はこの言葉をよく引用した。今回の総選挙で、民主党の負けは不思議ではなかったが、当選した自民党議員でも不思議な勝ちだったという人もいる。有権者数は10,436万人で投票した人6,190万人(投票率59%)。自民党が比例区で獲得した得票数は有効得票数の27%(1,662万人)だったが、有権者全体数からみると15.9%だ。しかし、自民党の当選者は衆院議員の61%(480人中294人)を占めた。今後、不思議だが勝ってよかったと言われるよう願いたい。

今週の名言「勝利の女神は、正しいか否かよりも、笑いがあるか、謙虚であるかどうかを重視している」

勝利の女神は、正しいか否かよりも、笑いがあるか、謙虚であるかどうかを重視している (米長邦雄 棋士)

1月14日コンピューターと米長永世棋聖(元名人)が対戦、コンピューターに軍配が揚った。将棋ソフト(ボンクラーズ)が男性プロ棋士に勝ったのは初めて。対局後、「序盤は完璧に指せたが、途中で1手見落とした。『万里の長城』に一穴開いてしまった。私が弱かった」と。将棋ソフトは毎秒最大1800万手を読み、次の一手を決定するという。女神は、米長氏の笑いと謙虚さには気付かなかったようだ。

今週の名言「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける」

敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける (王貞治 プロ野球)

政界にはスピード対策を求められる課題が多いが、角界では24年かけて誰も破れないといわれた通算1046勝を大関魁皇が成した(現在更新中)。政界のトップも魁皇の体もボロボロだ。が魁皇には熱い声援が飛ぶ。「相撲にマイナスになることは絶対にやらない。稽古ができなくなった時がやめる時。人間には、危機に直面してオロオロするタイプと開き直れるタイプの2種類がある」と魁皇。このあきらめの悪さと開き直りの良さが魁皇の売りだ。体はもう限界を超えているが、それをカバーしているのが開き直りと集中力だ。だが官総理の開き直り(?)に声援はあるのか

今週の名言「中国語で書くと、「危機」という言葉は二つの漢字から成り立っている。一つは危険をもう一つは機会を表す」

中国語で書くと、「危機」という言葉は二つの漢字から成り立っている。一つは危険をもう一つは機会を表す

(ジョン・F・ケネディ 米:大統)

韓国大統領と中国首相が来日し、東日本大震災被災地を訪れた。中国の温家宝首相は避難所で、生活空間を仕切る段ボールに「微笑地生活下去(笑顔で生きてください)」と記し、被災者を励ましたという。 危機は中国語でも日本語でも同じだが、ピンチはチャンスでもある。松下幸之助氏(パナソニック創業者)は、○ピンチはチャンス○見方を変えれば人生は変わる○試練は耐えられる人に来る○超えられない問題はないなどの実例の話として、松下氏が成功した秘訣を教えてくださいと言われ☆体が弱かったこと☆学問(学歴)がなかったこと☆お金がなかったことと答え何度もピンチをチャンスにした。