今週の名言・一言・つぶやき「人間に与えられた恩寵に「忘却」がある。これは同時に劫罰でもあるのですが。たとえ恋人が死んでも、七回忌を迎える頃には笑っているはず。忘れなければ生きていけない。 瀬戸内寂聴(小説家・天台宗の尼僧)」

東日本大震災から6年が経過した。新聞投稿欄から。▼「いまだに多くの人が避難生活を送っている。被災地以外の人々は、原発事故は終わったものと思ってはいませんか。避難指示の解除で元の生活が送れると思っていませんか。そうではないのです。原発事故は過去形ではなく、現在進行形だということを忘れないで下さい」▼もう一題「【着られなかった制服】6年前、双葉郡の小学6年だった女子は卒業式を前に、中学校の制服を新調した。だが、さよならを言う時もなく、友達と別れて避難先では制服を着ることが出来無かった。彼女は今月高校を卒業するという。同じ制服を着るはずだった友達と、いつか古里で再会したいと願う。彼女の時間は止まっていない。未来へと続いている。」▼七回忌を迎えても笑えない人、忘れなれない人々がいる。東日本大震災七回忌-合掌

今週の名言・一言・つぶやき「悩み続ける限りは現役である。もうこれでいいと満足した瞬間に、人は歩みを止める。(田原総一朗:ジャーナリスト、評論家)」

彼は、近江商人の末裔で「運・鈍・根」というのを幼少から祖母に教えられたという。一番大事なのが運。その運を開くには、鈍、つまりバカになる。近道をしない、要領よくやらない、小賢しいことをしない、ということです。そして、根、根気よく。鈍になって根になれば、運は開けてくるものだと。

今週の名言・一言・つぶやき「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。(山本有三:小説家)」

山本有三は、「路傍の石」「女の一生」「真実一路」などの名作を著した。文芸家協会の設立に携わり、政府の検閲に異を唱え、著作権の確立に尽力し、貴族院議員、参議院議員なども務めた。
今年は飛騨も大雪だが、山本は、桜より竹を好んだ。竹のいちばんの魅力は冬、雪が竹に降り積もったときと言い。「どんなに、上からの圧迫が強かろうと、口を結んでこらえている。ポキンと折れるような、ふがいないまねは、めったにしません。雪は必ず、いつかはふりやむことを知っているからです。そして、雪が小やみになると、自分の力で、積もっているものを払い落として、ぴいんと、もとの姿に返ってゆきます」と。

 

今週の名言・一言・つぶやき「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。(山本有三:小説家」

山本有三は、「路傍の石」「女の一生」「真実一路」などの名作を著した。文芸家協会の設立に携わり、政府の検閲に異を唱え、著作権の確立に尽力し、貴族院議員、参議院議員なども務めた。
今年は飛騨も大雪だが、山本は、桜より竹を好んだ。竹のいちばんの魅力は冬、雪が竹に降り積もったときと言い。「どんなに、上からの圧迫が強かろうと、口を結んでこらえている。ポキンと折れるような、ふがいないまねは、めったにしません。雪は必ず、いつかはふりやむことを知っているからです。そして、雪が小やみになると、自分の力で、積もっているものを払い落として、ぴいんと、もとの姿に返ってゆきます」と。

今年の干支にちなみ、高山市朝日町桑之島町内会が雪像を作成。高さ1.5メートルの雌雄2体。日没後2時間ほどライトアップされる。2月中旬まで。170214酉雪像

 

 

今週の名言・一言・つぶやき「死んだっていうからおかしいんだよ。 先に行っただけなんだから。(永六輔:タレント)」

今年最後の名言は、今年永眠された方々の言葉を集めました。永六輔さんは7月7日冒頭の言葉を残して83歳で先に行ってしまわれました。
☆大橋巨泉(タレント:7月20日逝去82歳)
『日本人ほど「ありがとう」という言葉を口にしない民族はそうそういませんね』
☆千代の富士(横綱:7月31日逝去61歳)
『プロはいかなる時でも、言い訳をしない』
☆田部井淳子(登山家:10月22日逝去77歳)
『二本の足でこれだけ長く歩くことができるのは、人間だけなんです。せっかく与えられた力なのですから、使わなくてはもったいない』
☆平尾誠二(ラグビー選手:10月25日逝去 53歳)
『時間って命の一部なんですよ。今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない』  合掌

今週の名言・一言・つぶやき「人生は一人じゃない。二人三脚で走らねばならんこともある。手塚治虫(漫画家)」

今年のノーベル医学生理学賞に選ばれ、授賞式に臨んだ大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)。授賞理由となった細胞のオートファジー(自食作用)の重要論文4本のうち、2本の共同執筆者に妻萬里子さん(69)の名前がある。2人は学生結婚で萬里子さんは一時家計を支え、研究も二人三脚で歩んできた。「夫はいい加減でずぼらなのに、どうして実験がうまくいくのか不思議でしたね」興味を持ったら研究一直線で、家のことはほとんどお任せだという大隅教授。そんな彼の偉業の陰には、しっかり者の妻・萬里子さんの公私にわたる献身があった。

今週の名言・一言・つぶやき「我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。(宮本武蔵:江戸時代初期の剣術家、兵法家)」

武蔵は、二刀を用いる二天一流兵法の開祖だが、芸術家としても後世に知られており、国の重要文化財に指定された『鵜図』『枯木鳴鵙図』『紅梅鳩図』をはじめ、水墨画・鞍・木刀などの工芸品を残している。ところで、二刀流で最近注目を浴びるのが、プロ野球日ハムの大谷翔平選手だ。史上初、投手と指名打者の二つの部門でベストナインに輝き今年のMVPに選ばれた。投げては165キロの快速球、打てば一番打者で初球本塁打とファンの度肝を抜いた。メジャーを熱望した少年は栗山監督の「誰も歩いたことのない道を進もう」の言葉で日ハムへ入団しスーパースターとなった。武蔵は「空を道とし、道を空とみる(注:道は武士としての道、空は迷いのない心)」「心常に道を離れず」との言葉も残している。大谷選手のメジャーでの二刀流も是非見てみたいものだ

今週の名言・一言・つぶやき「一隅を照らす此れ則ち国宝なり。(最澄:天台宗開祖)」

最澄は、平安時代の僧で日本の天台宗の開祖。近江国滋賀郡古市郷に生れ、 12歳で出家、14歳で得度、法名を最澄とした。 19歳のとき比叡山に登り、草庵を構え思索の生活に入る。
世の中のほんの片隅でもいいから、明るくしてくれる人こそが国の宝であると語る最澄は、死に臨んで、弟子たちに「私のために仏を作り、経を写すなどするよりも、私の志を後世まで伝えなさい」と、いましめたのでした。

今週の名言・一言・つぶやき「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。 ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、 そして人間がいなくなる (アインシュタイン:理論物理学者)」

関西大学名誉教授の宮本勝浩氏試算によると人気者グループスマップ解散による経済損失額は「636億円」だそうだ。一方、働き者の蜂の経済価値は66兆円。花粉を運び農作物作りに貢献する蜂などの生物がもたらす経済的利益は世界全体で最大年5770億ドル(約66兆円)に上ると指摘した報告書を、国連設置の科学者組織「IPBES」が発表した。近年、蜂の減少が欧米などで顕在化し、ハチが自然界で担っている受粉活動に支障が出ており、報告書は「このままでは将来の食料供給が脅かされる」として各国に保全策の強化を訴える。

今週の名言・一言・つぶやき「耐雪梅花麗(梅の花は雪の冷たさに耐え、春に美しく咲き誇る)西郷隆盛(薩摩藩藩士)」

黒田博樹投手(広島カープ)が、日米通算200勝を達成した。◆彼の座右の銘は「耐雪梅花麗」だそうだが、まさに耐えて咲かせた大輪の花だ。昨年、大リーグからの20億円とも言われるオファーを蹴って、お金じゃないと育ててもらった広島で野球人生の集大成を選んだ、彼の男気は多くのファンを泣かせた。◆2014年夏、77人が亡くなった広島土砂災害があった。オフに帰国すると、すぐに被災地を訪ねた。「アメリカで頑張っていますね」と声をかけられると、「いえ、本当に頑張っておられるのは、あなた方です」と応じた。◆毎回、登板直前に「今日が最後の試合だったら、お前は何をするんだ」とバスケットボール界の神様とも言われるマイケル・ジョーダンの言葉をつぶやくという