今週の名言・一言・つぶやき
「組織というのは、ひとつのことが成功すると、同じことばかりをやりたがるものだ。イギリスの諺に『競馬のやりはじめで大穴を当てた者は破産する』というのがある。万馬券に味を占め、大穴狙いがやめられないからだ。(堺屋太一:小説家・評論家等)」

今年最後のつぶやきは、本年逝去された方々の言葉を集めました。堺屋太一さんは3回目の登場で2月8日逝去☆不機嫌は無言の暴力(小池和夫:子連れ狼等漫画原作者、4/17逝去)☆苦しい顔はしてもいいけど嫌な顔はするなよ(小出義男:マラソン指導者、4/24逝去)☆男の人だけに国を任したらいけないね(田辺聖子:小説家、6/6逝去)☆日本には四季がある。樹木は春に花が咲き夏の日差しで新緑となる。秋には紅葉して冬はじっと寒さに耐えて次なる春に備える。この意味をよく考えなさい。生き物は休むべきときに休まないと、必ず体にしわ寄せがくるんだ。体を休めることも仕事なんです。(金田正一:元プロ野球、10/6逝去)☆熱い心と冷たい頭を持て(緒方貞子:政治学者、10/22逝去)☆ちょっとだけ無理をして生きたい(八千草薫:女優、10/24逝去)☆飢えは薬では治せない百の診療所より一本の水路(中村哲:医師・難民治療等、12/4逝去)

今週の名言・一言・つぶやき
「無駄なことを沢山しないと新しいことは生まれてこない。(吉野彰:エンジニア、研究者)」

先週10日ノーベル授賞式に出席しノーベル化学賞を受賞した吉野彰さん。京都大学在学中は以外(?)にも考古学研究会に所属、多くの時間を遺跡現場で発掘に充てたという。そして研究会を通じて知り合ったのが妻の久美子さん。「ストレスなのか枕に髪の毛がいっぱいくっついていたときもあった」と久美子さん。吉野彰さんは「我々人類は自然現象の中で本当に理解してるのは、たぶん1%か2%くらい。98%、99%は未知の哲学の状態で、いろんなことが横たわっている。チャレンジすれば必ず誰かがとんでもないものを見つける、とんでもない発明をする」「粘り強さ、楽観的な姿勢、時代の流れを読む嗅覚の三つが必用だと考える」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「日本文化の独自性、わび・さび、もののあはれ、などといった、感性を掴み出して芸術化したものは、外人には分からない世界だ。(中曽根康弘:元総理-101歳逝去)」

【合掌】国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根元総理が101歳で逝去。田中角栄の権力を背景に首相に上り詰め「田中曽根内閣」と呼ばれるなど、政局における立ち振る舞いに一貫性がないと批判を受け「風見鶏」とも呼ばれたが、「今日本で一番必要なのは『風見鶏』だと思う。『風見鶏』は足はちゃんと固定している。体は自由です。だから風の方向が分かる。風の方向が分からないで船を進めることはできない」と。また、自分と向き合う中で、権力に政治家を独善的な道に走らせる側面があることを自覚して「権力の魔性を自戒せよ」との言葉を残した。今の政治家やリーダーが忘れてはならないことだろう。

今週の名言・一言・つぶやき
「言い訳は、嘘をつくより悪質で恐ろしい。なぜなら、言い訳は嘘を守ってしまうからだ。(アレキサンダー・ポープ:英国の詩人、1744年5月没)」

言い訳をする人の心理は、①「自分が一番悪いわけではない」と伝えたい。②人に嫌われたくない・失望されたくない。③早く渦中の人でなくなりたい。④怒られるのが怖い。⑤自分の評価に傷がつくのが怖い。⑥ 人間関係を悪化させるのが怖い等々。言い訳は、信頼関係にマイナスの効果を与えることが分かっているのに、一度も言い訳をした人はいないだろう。ところで、秋から冬になったのに桜の話題が絶えない。 安倍総理の「桜を見る会」の運営を巡る批判に対する回答を「言い訳」と考えればなるほどと思えなくもない?

今週の名言・一言・つぶやき
「もし全ての人が自分の権利ばかりをいつも主張し、他の人の善を気にかけなければ、真の平和はありません。(フランシスコ:ローマ教皇)」

来日中のフランシスコ・ローマ教皇は、被爆地の長崎や広島を訪れた。「相互不信が対話を拒み世界は分裂の中にある」「軍備拡張は競争は貴重な資源の無駄遣いだ」「核兵器は安全保障の脅威から私達を守ってくれるものではない」。また、地球環境問題に触れ「私たちは若者から、地球を搾取するための所有物ではなく、次の世代に手渡すべき貴重な遺産として見るよう求められている」と語った。

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「さまざまのこと思い出す桜かな(松尾芭蕉:俳諧師)」

平凡な句にも思えるが、これは芭蕉が晩年主君を偲んで詠んだ句だ。句意は、「今は亡き主君の庭前に昔のように咲き乱れている桜を見て、芭蕉が若い時主君に仕えた日のことなど、この桜にまつわるさまざまのことが思い出されてならない」と。ところで、安部総理主催の「桜を見る会」は、「国費で行われる会を私物化した」等と批判が高まっていいる。そのためか、来春の開催は中止されるというが、今年「桜を見る会」に参加した1万8千の人達は、今何を思い出しているのだろうか

今週の名言・一言・つぶやき
「実力の前には縁起も通じない。ジンクスも何も無力や(野村克也:元プロ野球監督)」

昨日昼食時に戴いたお茶に茶柱が立っていた。昼からなんとなく気分が良かった。そういえば、昨日は令和1年11月11日と1が5つも並んだぞろ目の日。本来ぞろ目はサイコロの目に同じ目(数)が出ることだが、三つ以上並んだ場合もぞろ目と言うようだ。単なる偶然でもぞろ目は縁起が良い気がするが、野村監督も茶柱が立てば嬉しいでしょうネ。

今週の名言・一言・つぶやき
「才能は「静」でつくられ、人格は「動」で磨かれる。(ゲーテ:独-詩人、劇作家等)」

飛騨千光寺(高山市)は高野山真言宗の寺院で1600年の歴史がある。当寺院の本尊「千手観世音菩薩(秘仏)」の御開帳大法会(7年振り)があり、先週お参りをしてきた。その時の大下大圓住職の法話から。「観音とは音を観ると書く、見えない世界を観ることが大事。今日は本尊をお参りをして金剛神を獲得していただきたい。金剛は金剛石つまりダイヤモンドのこと。金剛石も磨かないとダイヤモンドにならない。人間の心も磨かなければ光らない、是非心を磨いていただきたい。本尊にはお願いしますではなく、ありがとうございますと唱えてください。ありがとうという感謝の心、慈悲の心が、心を磨くスイッチをオンにする」と。

千光寺には、円空作の仏像63体や両面宿儺像等が有り千光寺の五本杉(国の天然記念物)も有名。

今週の名言・一言・つぶやき
「死ぬまで現役であり続けたいものです(加藤シヅエ:婦人解放運動家、2001年104歳で逝去)」

【長寿者】彼女は女性解放運動を展開し、1946年女性初の衆議院議員(当選2回、社会党)。50年参議院議員(当選4回)。74年政界を引退、その後も女性解放に100才を越える人生を捧げ2001年104歳で永眠。彼女のボケずに長生きする方法は「①一日三合の牛乳を飲むこと② 一日に十分は静想すること③人と話すこと④ 一日十回は感動すること。ただ長く生きてりゃいいってものじゃないのね」だと。

今週の名言・一言・つぶやき
「継続するということは、同じことの繰り返しではなく、成長し続けること(伊達公子:女子プロテニス選手)」

【凄い人】1945年生まれの原口證(あきら)さんは、電機メーカー退職後、円周率の暗記を始め、2004年に当時の世界記録である54,000桁(59歳)を達成。その後、2005年(60歳)に83,431桁、2006年(61歳)に100,000桁の暗記を達成した。意味のない数字の並びの円周率に、独自の語呂合わせで770以上の物語を作り暗記。「年を取っても記憶力は衰えない」と話し、頭脳の活性化や記憶の方法を自身のブログで毎日紹介し、講演会も開いている。彼は「続けることが大事なのではなく、続けられる方法でやるのが大事。また、楽しくやるのが肝心なのではなく、楽しくやれる方法でやるのが肝心なのだ」と。