今週の名言・一言・つぶやき
「志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。(松下幸之助:パナソニック創業者)」

梅雨明けと同時に酷暑がやってきたが、1970年の大阪万博で、松下電器の松下館は大人気で、入場に2時間ほどかかった。酷暑の日、パビリオンの行列に76歳だった松下幸之助が並んでいたので、係員は「会長こちらへ」と、行列から出そうとしたら、「いやいや君こんな暑い日に並んでるお客さんに何かしたい。それには並んでみなければ分からない」と。その結果、松下幸之助は日傘の代わりになる紙製の帽子を作り、行列の人に配ったという。クールビズの仕掛け人、小池都知事が、今度は「かぶる傘」を提唱、五輪への「暑さ対策」は定着するだろうか。

今週の名言・一言・つぶやき
「笑顔は買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えて初めて値打ちが出る。(デール・カーネギー:評論家、著作家)」

お笑い芸人の会社、吉本興業が闇営業騒動で話題となっている。ところで、山形大学医学部の調査研究によると、ほとんど笑わない人は週に1回以上よく笑う人に比べ、死亡率は約2倍高く、脳卒中など心血管疾患の発症率も高かったという。「笑うと食後の血糖値が上がりにくい、血管の弾力性が上がる、免疫力がアップするといった報告がいくつかある。こうした複合的な要因でこのような結果につながっているのでは」と。

今週の名言・一言・つぶやき
「同じ経験をしたからといって、同じ創意が出てくるものではない。大切なのは、ひらめき、感性なんです。(関本忠弘:技術者、日本電気株式会社(NEC)の元社長)」

しとしとと雨が降り続く梅雨だが、今週にも梅雨明け宣言されそうだ。 梅雨は雨の降り方によって、「男梅雨」や「女梅雨」と呼ばれたりもするらしい。男梅雨とは陽性型の梅雨であり、烈しく降ってサっと止む。それに対して、しとしとと長く降り続く雨を女梅雨、梅雨の後期になると、災害をもたらすほどの集中豪雨を「荒梅雨」と呼ぶようだ。雨には様々な呼称があり、これからの時期には、「戻り梅雨、空梅雨、早梅雨、青葉雨、翠雨、緑雨、瑞雨、穀雨、甘雨」などが見られよう。日本人は生活の中で、雨の細かい違いを敏感に感じ取り雨の呼び名は400語以上もあるそうだ。先週のつぶやき欄で、日本人は虹を7色感じるが、外国では、七色の虹を6色、5色、4色と表現している国もある。日本人の感性は豊かであることを誇りにしたい。

今週の名言・一言・つぶやき
「うつむいていたら虹を見つけることは出来ないよ。(チャップリン:映画俳優、映画監督)」

虹は、雨上がりや天気雨のときに見られ、梅雨時期には大きな虹がよく見られるらしく、今日7月16日は虹の日だとか。夜見える虹を「月虹」といい、これを見た人は幸せになるといわれている。ハワイ諸島でよく観測されるが、石垣島、岡山県井原市、群馬県吾妻郡高山村でも観測されている。ところで「七色の虹」というが、国によっては色の数に差があるようだ。七色は「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」で日本・韓国・オランダ。6色は藍無しで米国・英国。5色は橙、藍無しで中国・仏・独・メキシコ。4色は赤・黄・緑・黒で露・アフリカ、東南アジア諸国だとか。この時期虹を探しての散歩もしてみようかな。

今週の名言・一言・つぶやき
「あなたが今まく種はやがて、あなたの未来となって現れる。夏目漱石(作家)」

漱石は「倫理的修養を積んだ人でなければ、権力も金力も使う価値なし」とも言っている。
参議院選挙が始まったが、改選数124人に対して立候補者370人だとか。我々は選挙で、権力も金力も使う価値のある未来の種を選ばなければならないのだが、これが難しい。

今週の名言・一言・つぶやき
「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。(本田宗一郎:本田技研工業の創業者)」

歳を摂ると一日は長く一年が短く感じるというが、今年も早すでに半年が過ぎた。ところで、江戸時代【氷室の節句(夏の盛りである旧暦の6月1日)】に、前年から貯蔵しておいた雪で折餅を作り賞味する行事があり、金沢市では1年の後半を迎える7月1日を「氷室の日」とし、氷を模したと言われる氷室饅頭(紅白、あん入り蒸し饅頭)を食べて無病息災を祈る習慣が残っているそうです。

今週の名言・一言・つぶやき
「『頑張った人だけが、落ち込むことができる』『自分だけ大変だと思ってる奴、多すぎるんよな』『 やさしさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている』(明石家さんま;タレント)」

「明石家さんま、イチロー、松岡修造の共通点は?」と聞かれ。若い人なら思いつくだろう。答えは、新入社員の理想の上司。(大垣共立銀行〈大垣市〉が、岐阜・愛知・三重・滋賀各県所在の企業255社の2019年度新入社員に調査の結果のトップ3)。昨年に続き連続トップの明石家さんまの理由には、「明るく元気なので楽しく仕事が出来そう」、「後輩の面倒見がよさそう」、「失敗しても笑って励ましてくれそう」等。なお、明治安田生命による「理想の上司」ランキングでは、男性編はお笑いタレントの内村光良、女性編は水卜麻美アナウンサーが共に3連覇を。理由は「親しみやすい」「知性的・スマート」「頼もしい」だとか。

今週の名言・一言・つぶやき
「身は老いるとも、心は老いず。(吉行あぐり:美容師)」

【長寿者】吉行あぐりはNHK朝ドラ「あぐり」のモデルともなった美容師。美容師免許所持者の中では最高齢であった。90歳を過ぎても馴染みの客に限定して美容師として仕事を続けていたが2005年に閉店。顧客には秩父宮妃、円地文子(小説家)等。長男-吉行淳之介(小説家)、長女-吉行和子(女優)、次女-吉行理恵(詩人、小説家)がいる。100歳を超えてなお矍鑠(カクシャク)としていた。亡くなる2日前まで自ら箸を持って食事をしていたという。座右の銘に「新しい体験をすると、寿命が75日延びる」と。2015年逝去、享年107歳。

今週の名言・一言・つぶやき
「長生きするためには、退屈しないこと。僕なんか毎日忙しくて、死んでるヒマなんかありませんよ (物集高量:国文学者、作家、1985年逝去、享年106歳)」

【長寿者】東京帝大卒、著作に「百歳は折り返し点」。物集氏は様々なエピソードを持ち、TV「徹子の部屋」に何度か出演し怪気炎をあげる。27歳の時スリの親分に弟子入りを志願したが、脚が悪いので断られた。花札賭博、競馬等で多額の借金で差し押さえ、1951~1976年まで生活保護を受ける。「正直に生きないこと」「恋ってのが一番いいんです」「夏の夕方、街を若い女性が薄着でぶるんぶるんとお尻をふって歩く。それをトウモロコシを噛りながら眺めているのが長生きのもとです」。106歳老衰で死去する前日、若い看護婦のスカートに手を入れて婦長から?られた。葬儀では、東京都内の男性で最も長命だったことから、当時の鈴木東京都知事が弔辞を読んだという。

今週の名言・一言・つぶやき
「笑顔でいれば好かれるし、怒ってばかりいたら嫌われる。それだけなんだよ。笑顔で愛のある言葉をしゃべろうよ。(斎藤一人:実業家、銀座まるかん創業者)」

昨日の朝日新聞の1面は、苛められた中学生が自殺した記事だった。自殺した子のスマホのLINメッセージには、苛める側の酷い言葉が並んでいた。ペンが凶器となり自殺という形での殺人(?)とも取られないような中学生の死だった。ところで、「笑顔という魔法(著:池谷裕二)」によると、「①ペンを縦にして、ストローのように唇でくわえる。②ペンを横にして、歯でかんでくわえる」の二通りの方法で同じ漫画を読んだ結果、②のほうが漫画の点数が高かったという。ペンを横にくわえると笑顔に似ている。つまり、この実験結果は、笑顔に似た表情を作りながら漫画を読むとおもしろく感じられることを示している。中高生諸君、ペンを横にくわえてLINをしよう。笑顔の表情でLINをしよう。笑顔にはきつい言葉は似合わないから。