今週の名言・一言・つぶやき
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。(吉田松陰:長州藩士、思想家、教育者)」

プロ野球大リーガーのイチローが引退を表明。「最低50歳まで現役を」が叶わず「有言不実行な男になってしまった」が「その表現をしてこなかったらここまで(45歳)出来なかったかな」「言葉にして表現することは、目標に近づく一つの方法では」「重ねることでしか後悔を生まないことは出来ない」常に入念な準備を怠らず、打席に向かう一連の動作は儀式のようでもあった。現役27年「サムライ」を彷彿させた孤高の士は平成の時代とともに去った。

今週の名言・一言・つぶやき
「すべては自分次第。自分が変われば、世界は変わる (春山満:実業家)」

春山氏は、二十代で進行性筋ジストロフィーを発症し、数年後には首から下の自由を失う。介護機器の開発販売などを行う「ハンディネットワークインターナショナル」を設立、「車椅子社長」として知られていたが、2014年2月60歳で永眠。自らが被介護者となった春山さん、様々な介護用品を開発・製造。開発した特殊浴槽は寝たきりの人でも、ゆったりと入れあまりにも気持ちよさそうな表情を見せる高齢者を見たヘルパーが、思わず泣き出したというエピソード。故人は「自分と他人を比較するな。あくまでも自分は自分であり、他人は他人。周りから、あーだこーだと言われても、自分が強烈な憧れを持ち素直に自分の信じる道を歩むべきだ」「失くしたものを数えるな」とも。強い人だった。

今週の名言・一言・つぶやき
「だれにだってあるんだよ/ひとにはいえないくるしみが/だれにだってあるんだよ/ひとにはいえないかなしみが/ただだまっているだけなんだよ/いえば/ぐちになるから。(相田みつを:詩人・書家)」

8年前の東日本大震災、津波で家族や家財、社会を奪われた被災者は“生き地獄”にありながら、寒さと空腹に耐え、整然と食料の配給を待った。こうした状況を海外メディアは「あり得ない」と驚きをもって日本人の高い道徳性を報道した。先月、亡くなった日本文学者ドナルド・キーンさん(96歳)は、被災者の冷静で節度ある姿に感銘。「こういう人々と共に生きたい」と思い日本国籍を取得したという。今なお愚痴を言わずに復興に向かっている多くの被災者がいる。

今週の名言・一言・つぶやき
「いいことは おかげさま わるいことは 身から出たさび(相田みつを:詩人・書家)」

上所重助氏の詩「おかげさま」から『夏が来ると「冬がいい」と言う/冬が来ると「夏がいい」と言う/太ると「痩せたい」と言い/痩せると「太りたい」と言う▼忙しいと「暇になりたい」と言い/暇になると「忙しい方がいい」と言う/自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い/自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う ▼借りた傘も雨が上がれば邪魔になる/金を持てば古びた女房が邪魔になる/所帯を持てば親さえも邪魔になる▼衣食住は昔に比べりゃ天国だが/上を見て不平不満の明け暮れ/隣を見て愚痴ばかり▼どうして自分を見つめないのか/静かに考えてみるがよい/一体自分とは何なのか▼親のおかげ/先生のおかげ/世間様のおかげの固まりが自分ではないか/ つまらぬ自我妄執を捨てて/得手勝手を慎んだら/世の中はきっと明るくなるだろう▼「俺が」、「俺が」を捨てて/「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい』。

お陰様は、①他人から受けた助力や親切に対して感謝の意の他に②「かげ」とは、神仏やご先祖さまの霊のことを意味し、目には見えないものへの感謝の気持ちの意もあるそうだ