今週の名言・一言・つぶやき
「材木も人間も、育ちがものを言います。(永六輔:放送作家・作詞家・エッセイスト、2016年没)」

木材や木造建築には、人のストレスを少なくする、疲れにくくする等、生理的な効果や身体的効果があるという。住友林業筑波研究所苅谷健司上席研究員によると、ある実験で二つの部屋を用意。一つは中を木で囲い、もう一つは白い壁紙で覆った部屋で人を快・不快にする画像を見てもらい、脳波を計測。その結果、木の部屋の方がストレスがたまりにくかった。また、床に杉材を使った部屋と、杉柄を印刷したシートをコンクリート上に敷いた部屋を用意では、心地よさストレス度も杉材の部屋の方が良かったという。実験結果、人は木にふれることで「よく眠れる」「優しくなれる」「集中できる」といった結果を得られたという。タワーマンションにも木材も壁や床材が使われているかのチェックが必要かも。

今週の名言・一言・つぶやき
「愛は常に旬の果物で、誰の手にも届く所にあるのです。(マザー・テレサ:カトリック教会の修道女)」

【実りの秋】連日の秋晴れで散歩も気持ちよい日が続いていますが、実りの秋、食欲の秋でもあります。果物も、ぶどう、りんご、梨、柿など美味しいものが豊富で、財布と相談の日々です。ところで「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があります。柿が赤くなる秋は天候がよいので体調を崩す人も少なく、医者は商売にならずに青ざめるという意味だとか。柿はビタミンCを豊富に含み、さらにカロテン、タンニン、カリウムなどさまざまな栄養素が含まれ、風邪予防、疲労回復、老化予防、美肌効果もあるようです。正岡子規が「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日にちなみ10月26日は「柿の日」だそうです。26日は仏壇に柿を供えようと思います。

今週の名言・一言・つぶやき
「眼で美術を見て、心で人の美しさをみる。(出光佐三:出光興産創業者-1981没」

【芸術の秋】秋には日展、二科展等大規模の展覧会が開催される芸術の秋でもある。全盲の白鳥建二さんは美術館巡りが好きだという。彼は、恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた。作品を前に語られる言葉を聞きながら「全盲でもアートを見ることはできるのかもしれない」と思うようになったという。その後、同伴者や参加者との美術館巡りが始まった。彼の鑑賞法は、「見える人」と会話をしながらアートを味わうこと、色や形の説明を聞いていると、やがて語り手それぞれの経験に裏打ちされた言葉になっていく。それが醍醐味だと。「見える人と見えない人との溝が、それまではすごくあるように思っていたんです。でも見方を変えると、もしかすると、見える見えないの差というのは、ほとんどないんじゃないか。そこまでたどりついたのは一番、自分の中で変わったところですね」と彼は語る。そういえば市内の美術館で、「大観と玉堂展」をやっている、たまには美術館に行って語ってみるのもよいかも。

今週の名言・一言・つぶやき
「成功した人はみな声が大きい。(斎藤一人:実業家、銀座まるかん創業者)」

【スポーツの秋】人間は最大の力を出していても、全ての筋力が発揮されるわけではない。100%出し続けると身体が壊れてしまうため、腱や筋肉が損傷しないよう脳がブレーキをかけているという。ただ大声を出すとその制限が、やや解除され、約5%~7%の筋出力アップをもたらす可能性があり、これをシャウト効果というそうだ。このためかやり投げ競技等運動中に大声を発する場面をしばしば目にすることがある。コロナ感染対策緩和後、スポーツ、イベントなどで大声を出す機会が増えている。古武術家も曰く「あ」「う」「お」より「え」や「い」がいいとも。また、声を出すことはストレス解消にも役立つとか。

今週の名言・一言・つぶやき
「おしるこに塩を入れる。砂糖の甘さを引き立たせるためである。批判はこの塩みたいなものである。(加藤諦三:社会学者、心理学者、評論家)」

先週の中秋の名月が、明るい真ん丸のお月様が自宅の庭を照らしていた。中秋の名月と満月が一緒になるのは3年連続で次回は7年後だとか。ところで、月の満ち欠けのタイミングに合わせて海水を取水した塩、「満月の塩」「新月の塩」「中秋の名月の塩」があるそうだ。月の満ち欠けにより、潮が動き海中のプランクトンの動きも活発になり、どのタイミングで取水するかにより、塩の味が変わるとか。「満月の塩」は、しょっぱさ、酸味、うまみ、甘味、苦味、雑味など、塩の味覚が全般に強目で、赤身の肉や魚などの味の濃い食材に合うとか。「新月の塩」は、味まろやか、潮の香りが強目、後味がクリア。魚介類や海藻類と相性が良いとか。「中秋の名月の塩」は同じ生産者の通常時の塩と比較すると、若干複雑味が強くなり味がふくよかだとか。あなたはどんな塩が好きですか。